蒼天航路 第8話 業火の奸雄

激戦区潁川に降りた、乱世を翔ける2匹の龍。
曹操と孫堅。
激戦は、さらなる激戦に。

激戦区潁川で黄巾党と対峙する皇甫嵩の元に、曹操に続いて孫堅が加わった
頃、黄巾党の首領張角も人公将軍張遼率いる10万の軍を派遣。
皇甫嵩率いる軍は苦戦を強いられていましたが、その中で奮戦する2つの部隊
がありました。
曹操と孫堅です。

夜、張奐が曹操の天幕を訪ねると、曹操は孫子の兵法に注釈を加えていまし
た。(これが出てくれるとは、嬉しい限り。悪のイメージが強い曹操ですが、その
実、大変優れた政治家であり、文学の才能もあり、只の軍人ではないことが良
く解る場面だと思います。)

星空を見上げながら、張奐は曹操と話をします。

もし、あの時曹操に見出されていなかったら、自分の黄巾党に加わっていたか
もしれない。
曹操は、張角が武と結託した時から、天の理に反していた。
人の心のみを武器としていたら、後々まで歴史に名を残していただろうと話し
ます。(大体、宗教と武力が絡むとろくな事が無いのは、歴史でも明らかです
ね。)

張奐はそう話しながら、乱を起こし世に出て乱世を終わらせることが、天の理に
適うと考えているのか尋ねます。
曹操は、武によって武を征し世を鎮めるのが天の理に適うのか、それを天に問
おうとしている。
そう答えます。

そして、戦いの舞台は混陽にある黄巾党の食料庫となっている砦に移ります。
周辺の黄巾党25万の兵糧をまかない、張角率いる主力軍が洛陽に侵攻する
際の重要な拠点となるこの砦に、皇甫嵩は厳忠に副官として曹操と孫堅をつけ、
8千の軍を率いさせ攻略に当たらせます。(あれ、そんなに少ないの?砦を守る
黄巾党は2千から3千位なのかなあ?)


砦を守るのは、張曼成。
砦の周辺に罠を張り巡らせ、攻城兵器も使用して厳忠軍に苦戦を強います。
その中でも、曹操は事態を冷静に把握して、断崖を駆け上り奇襲を掛けさせま
す。
これに、孫堅も連動し戦局は逆転。
頂上にいる張曼成は、張奐と一騎打ちとなります。

激戦になりましたが、矢傷を負っていた張奐の一瞬の隙を張曼成は見逃さず、
勝敗は決しました。
そこに駆けつけたのは、夏侯惇。
戦いながら張曼成は、この腐り果てた世に張奐や夏侯惇のような将が官軍に
いる事に驚いていました。
勝敗の鍵となったのは、瀕死の重傷を負っていた張奐の投げた斧。
遂に、張曼成は夏侯惇に討ち取られます。
張奐は、一目曹操の世を見たかったと言い、一生を終えます。

機に乗じて、厳忠は砦の黄巾党を壊滅させ食料を奪い取ろうとします。
しかし、既に烽火が上がり、黄巾党の援軍が来ようとしていました。
戦局が見えぬ厳忠を見限り、孫堅は撤退を始めます。

曹操は荀彧に策を求めますが、全て退けもっと戦場を見回すように言います。
この戦いこそ、乱の分岐点。
ならば、どうするかと再び尋ねます。
荀彧は曹操が火刑を用いようとしている事を、悟ります。
黄巾党も、官軍も、兵糧を纏めて焼き払うのが曹操の方針でした。

火の手が上がったのを見て、孫堅は曹操が命じた事を悟ります。
黄巾党の士気を奪い、将の心を乱す。
その為には、情を捨てる。
三軍も気を奪うべく。
将軍も心を奪うべし。
愛民も煩わさるべきなり。
一見、非情に見えても兵法に適った戦い方でした。
しかし、それを平然と出来る曹操に、孫堅は危険さを感じ取り南陽に向かいま
す。
戦いの後の砦を見た劉備たちは、乱がまもなく終わる事を悟ります。

張奐の甲冑と手斧を前に、曹操は張奐の死を悼んでいました。
そこに劉備が尋ねてきます。
曹操は休んでいると言って、荀彧が用件を聞こうとします。
世を鎮めたかったら、漢王朝の血を引く自分を大義とし、漢王朝を立て直す戦
いに加わってもらいたい。
そう伝えるよう、劉備は頼みます。
夏侯惇は呆れ憤慨しますが、天幕の中の曹操は皇帝と同じ姓である事のみを
頼りとし、天下を無邪気に伺う劉備を意識していました。

潁川の敗戦後、黄巾党は急速に弱体化し、病を患っていた張角もこの乱がこれ
から覇を争う三匹の龍が起こす大乱世の前兆でしかなかったことを悟り、世を
去ります。
ここに黄巾の乱は鎮まります。

5年後。
病気であった霊帝こと劉宏が崩御。
そして、ある男が動き出そうとしていました。
北の怪物、董卓仲穎。

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