コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN17 土 の 味

超合集国決議第壱號により、黒の騎士団は日本解放の為、侵攻を開始します。

黒の騎士団は、カゴシマに攻め込むと見せましたが、中国地方らにも軍を進め
ます。ブリタニア軍の主力をカゴシマに釘付けにしつつ、他のルートに進軍す
る、かなり大規模な分進合撃です。

カゴシマから来るのは意外と思われるかもしれませんが、太平洋戦争からは頷
けます。
日本はアメリカの本土進攻の拠点は九十九里浜と見ていましたが、アメリカは
沖縄を陥落させる「アイスバーグ作戦」を発動させて裏を書いた結果になりま
した。マッカーサーの「飛び石作戦」も似たような物です。
そして、ヤマグチ・トットリ周辺に軍を進めましたが、これも頷けます。
国境沿いですからね。そこに軍を進めるは自明の理といえましょう。
竹島や尖閣諸島が国防の要ではないと言う人もいますが、国境沿いの地はし
ばしば国防の要となります。
似たケースは中国の歴史にもあります。
北方謙三著「楊家将」が良い例でしょう。
登場する楊業というのは実在の人物です。
彼の指揮する楊家軍は精強で、国境の代州に位置し、遼を散々に悩ませま
す。


しかし、ブリタニア軍もナイトオブラウンズも全面に押し立てて、迎撃に出ます。
シュナイゼルは、これを小さな紛争に過ぎぬと世界に認識させつつも、空き巣
となった超合集国に、攻め入る戦略を立てていました。
さすがに帝国最強のラウンズの突破力は凄まじく、黒の騎士団も苦戦を強いら
れます。(そもそも兵の練度が違いますから、ブリタニアが精鋭部隊を出せば、
こうなるのは自明の理ですがね。)

一方、枢木神社ではスザクとルルーシュが対面していました。
スザクは、よく自分の前に顔を出せたなと言い、ルルーシュの罪を鳴らします。
多くの人間を、ユフィを欺いた罪を。

斑鳩は水中で待機していましたが、千葉と朝比奈はゼロに不満を抱いていまし
た。(と、いうよりブラックリベリオンが敗北した時からですが。)
藤堂はゼロの才能が、今は必要だと2人を宥めます。

スザクはユフィにギアスを掛けたのはルルーシュか?シャーリーが死んだのは
ルルーシュのせいか?そう問い詰めます。
全てを認めたうえで、ナナリーの事を頼みますが、スザクはそんなルルーシュ
を卑怯だといいます。(あながち間違っていませんな。ナナリーの居場所を作る
為にゼロになったのがルルーシュですが、根底には父であるブリタニア皇帝へ
の憎悪がありましたからね。ある意味、ナナリーの事は後付の理由とも言い切
れます。ルルーシュなら自分たちが生きていた痕跡を消す事は可能だったでし
ょう。)

それでも、ルルーシュはナナリーを救ってもらう為に、スザクの頭を下げます。

戦いは、ナイトオブワンビスマルクのギャラハッドが、出撃した事により新たな
局面を迎えます。

他には何もいらないから、ナナリーを助けてくれと言うルルーシュの態度に、
スザクは激怒します。

正直ルルーシュにはげんなりしました。撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴
だと言っていましたが、このような表現も成り立つはずです。誰かを撃つというこ
とは、撃たれた相手の家族にとっては、大切な家族を奪われると言う事になりま
す。ならば、自分も奪われる覚悟をしておいて、しかるべきでありましょう。
ウザクと言う人は、ルルーシュの覚悟の甘さを考えた事があるのでしょうか。)


ルルーシュのギアスで、言葉で、行動で死んでいった人々が許すと思うのかと。
そして、なぜ生きろとギアスを掛けたのかと。問います。

土の味とは、ルルーシュが死に追いやった人々の無念やその家族の血と涙が
しみ込んだ土の事でしょう。例えば、シャーリーの父親が死んだ時、シャーリー
のお母さんが流した涙。シャーリーが死んだ時流した涙。ブラックリベリオンで
犠牲になった人達の遺族が流した涙。死んだ人達の無念がしみ込んだ血と涙。
それらがしみ込んだ土の味という意味ではないでしょうか?
少なくとも、自分はそう考えます。


ルルーシュの答えは、生き残りたかったから。クロヴィス殺害の嫌疑を掛けら
れたスザクを助けたのは日本人を信用させる為。ホテルジャックで、生徒会の
メンバーを助けたのは、黒の騎士団のデビューに利用したかった為。
そう語るルルーシュの目を通して、スザクは自分の過去を見ていました。
かつて父を殺した自分を。
故に、ブリタニア軍に入隊した。
悲劇を繰り返さぬ為に。
合法的に、世の中を変えるために。

しかし、スザクは和解の手を差し伸べました。
ついた嘘を本当にする事で。
この戦いを終わりにする事で。
皆を幸せにする事で。

だが、それをシュナイゼルは利用していました。
始めから、スザクを監視していたのです。
そして、スザクはまた自分を売ったと、ルルーシュは考えます。スザクの言葉
は届きません。そして、ギルフォードに掛けてあったギアスで、その場を逃れ
ます。(結局、ルルーシュもスザクを信用しきっていなかったと言う事ですね。)

星刻と神虎も、ビスマルクとギャラハッドの前では、以前のような武勇は誇れま
せん。負傷し後退します。
ブリタニア皇帝も、なにやら始めています。

一方、ルルーシュは環状線に仕掛けた、ゲフィオンディスターバーでトウキョウ租
界を無力化し、斑鳩を含む艦隊を向かわせます。

シュナイゼルは言葉巧みにスザクを操り、カノンは暗にフレイヤを使う事をスザク
に迫ります。

ここの所、ルルーシュの事を一方的に弁護して、スザクをウザクと言う人が多い
事にひどくうんざりしております。
私は、スザクは好きですが、記事を書く時は、中立の気持ちで書いていますので
誰かを贔屓すると言う事はしません。
そのせいか、ウザク、ウザクというブログが多いので、TBを送る気持ちが薄れて
います。
故に、ギアスの記事のTBは、以後相互リンクしている方、もしくは懇意にしている
方にしか、送りません。
無論、送っていただいた場合はこちらからもお送りします。



コードギアス 1/35 メカニックコレクション ランスロット・コンクエスター
バンダイ
2008-08-25

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この記事へのコメント

2008年08月03日 22:28
CIC担当さんこんばんは!
スザクがとことん嫌な立ち位置になってしまっているのが可哀想ですよね…一期のときはあんなに素直だったのに、やっぱりこれはルルにも責任があるんでしょうね。手を差し伸べたとき、もう少し強くスザクが出ていれば、ルルが信じていればまた違ったのかなあと思うと切ないです。スザクは鬱陶しい部分がありますけど、とことん嫌いにはなれないんですよね。ユフィのことがあったからという面から見てしまうんですよね…さすがに、ルルの頭を足蹴にしたのはやめて欲しいなぁと思いましたけど(苦笑)スタッフさんが、とことんスザクをこういうキャラにしようとしてるとしか思えません(^^;)

ではでは、お邪魔しました!
下つ弓張り
2008年08月03日 23:14
私もそう思います。多くのブログや小説でスザクやユフィを糾弾するばかりで大層不愉快です。
溺れ死にそうになって必死で足掻いている人を棒で突いてさらに沈ませようとしている卑怯な行為にしか見えまないからです。
私は魂が救われた時の嬉しさを知っているのでスザクの気持ちがなおさら痛々しくてなりません。
ルルを弁護すること≠身勝手で理不尽な八つ当たり

私はルルもスザクも同じくらい大好きで可哀想で痛々しいと思ってます。だから今回の和解の手を差し伸べられた所で本当によかった、と涙した、のに・・・・・・・。
ああ、もう言い訳と誤解されてもいいから真実を話し合うべきだと思いました。
最後には2人とも和解して幸せになってほしいです。(切実)
2008年08月03日 23:26
TBとコメントありがとうございます。

>北方謙三著「楊家将」が良い例でしょう。
 おお、ここまで参考になったのですか!なんか嬉しいです、どうもです。。

>藤堂はゼロの才能が、今は必要だと2人を宥めます。
 個人的感情よりなすべきことはそれを越えるのであれば、私情を抑えて本分を尽くす。
 こういう三国の李典将軍のような志士が藤堂一人いるだけで心が洗われるようだ。スザクも未だ此処まで達していないぞえ。

>シュナイゼルは言葉巧みにスザクを操り、カノンは暗にフレイヤを使う事をスザクに迫ります。

 使いそうな展開ですね。自分で自分が嫌いな人間になることをユーフェミアは一番心配したのにね。原点というか過去に戻れない人は矢張り同じ過ち繰り返していますね。
個人的な感想ですが…
2008年08月03日 23:32
確かにルルーシュも相当な物ですがスザクがあそこまで嫌われるのはユフィの事を無意識とはいえ免罪符にしてるからだと思います。実際はどっちもどっちですが、スザクは本当に1番大切なのは自分自身で(実際にアイデンティティを揺るがされるのを極度に怖れてる)それゆえ『自分で考えるより他人に答えを貰う方が楽でお上には逆らいません』なのにそれをごまかしてユフィを口実&盾にすれば何でも許されるという思考が皆にはまるわかりだから嫌う人が多いんだと思います。
ルルはナナリー1番なのを騎士団には隠してますが視聴者的にはごまかしてないし、「ナナリーの為ついでに周りにもそれなりの見返りは払っておこう」という気持ちは一応あるのでスザクほど叩かれないんだと思います。14話みたいに叩かれるべき時は叩かれてますが。でも今回は本当の事を言った方がよかったです。スザクは『考えるより良かれ悪かれ明確な答えが欲しい人』だと思いますので…。
これは飽くまで私個人の感想ですし、都合が悪かったら消してくれても構いません。
げつおう
2008年08月04日 00:29
はじめまして。いつも感想楽しく見てます
「コードギアス」という作品自体が基本的にウェットに
主役に感情移入させる主観の作りなので、相対する
スザクは敵を作りやすいんでしょうね(笑)
スザクに好意的・もしくは中立的程度なブログでも
コメント欄でアンチが空気を読まず火を噴く、なんてのも珍しくも無い光景ですしw「キャラ信仰」が激しい
流行アニメの宿命でしょうか…

>(結局、ルルーシュもスザクを信用しきっていなかったと言う事ですね。)
今回は結局他者を信じきれておらず自分個人の事情しか見えていないルルーシュと、自分個人の被害や怒りや恨み節を抱えながらも相手の事情を見抜くスザクという対比がかなり明確だなぁと思いました
2008年08月05日 17:54
李胡さん。
コメントありがとうございます。

>やっぱりこれはルルにも責任があるんでしょう
ね。
 スザクが復讐鬼になったのは、明らかにルルー
シュの責任なんですけどね。
 それで、今更物を頼むか?と、思いました。
 多くの大切な物を奪ってきた以上、自分も大切
な物を奪われる覚悟は、あって然るべき!!
2008年08月05日 18:02
下つ弓張りさん。
初めまして。コメントありがとうございます。

>溺れ死にそうになって必死で足掻いている人
を棒で突いてさらに沈ませようとしている卑
怯な行為にしか見えまないからです。
うまい例えですね。
スザクはユフィを失いながらも、絶望の海を
泳いで必死に目的にたどり着こうとしているの
に、どうしてスザクをウザクというのか?
 何故、ルルーシュのギアスによる行為は、全
肯定するような意見を言うのか不思議なんです
よ。
他のブログでコメントを、書かせていただいて
もどうもそこを避ける方が多いんですよね。
>私は魂が救われた時の嬉しさを知っている
 深い経験をしていらっしゃるんですね。
差し支えなければ教えていただきたいです。
2008年08月05日 18:10
五遷・主簿さん。
コメントありがとうございます。

>なんか嬉しいです、どうもです。
 こちらこそ、教えてくださってありがとうご
ざいます。
 面白いし、ナイトメア戦の参考になるし、本
当にありがたいです。

>三国の李典将軍
 呉との戦いでも、日頃は仲の悪い張遼やキョ
チョらと1万にも満たない寡兵で、10万の軍
を打ち破った時も、私情を抑えていたそうです
し。
 曹仁や夏候淳の副将として、私情を抑えやる
べき事をやったのは、横山光輝「三国志」でも
同じでしたね。
 本当の意味で「大人」なんですよね。李典も
藤堂も。
 ルルーシュとスザクはまだ子供ですね。

>矢張り同じ過ち繰り返していますね。
 罪は引きずる物ではなく、背負うものだと思
うんですけどね。
 スザクはそこに気がついていないですね。
2008年08月05日 18:23
個人的な感想ですが…さん
コメントありがとうございます。

>『自分で考えるより他人に答えを貰う方が楽
でお上には逆らいません』
 成る程、そういう見方をしている人が多いん
ですか。
 スザクが集団の決定に従うのは、個人で決定
するよりも、様々な意見がぶつかり合っての決
定なのでそちらのほうが、ベターだからだと、
思っているんですよ。私は。

>都合が悪かったら消してくれても構いませ
ん。
そんなことしませんよ。
 私は中立的に見て記事を書くブログが少な
く、感情的にウザク、ウザク。と言っている
事にげんなりしているだけですから。
 むしろ、こういう中立的な分析のコメント
はありがたいです。
2008年08月05日 18:39
げつおうさん。
初めまして。コメントありがとうございます。

>「キャラ信仰」が激しい流行アニメの宿命で
しょうか…
 そうか・・・。どうも私はそういうのには馴染め
ないんですよね。
 そういう主観を捨てて、客観的に物事を見る
事にしているもので。

>対比がかなり明確だなぁ
 育ちの違いも明確に出ている気がしますね。
 弱肉強食がまかり通る宮廷の中で育った、ル
ルーシュは、やはり人を完全に信じきれずに、
次善策を講じないと、精神的に安定しないのか
もしれませんね。

拙い二次小説も書いておりますので、よろしけれ
ばご覧下さい。
2008年08月05日 23:46
CIC担当さん、こんばんは。

ルルーシュは基本的に"撃つ覚悟"はあっても"撃たれる覚悟"というのが足りていない(というよりかない?)感じがします。ですから想定外のことが起きるとすぐにだじろいでしまうんだと思います。
ルルーシュは最後に"ナナリーを救うには自らを完全な状態にする必要がある"と言ってましたけど、"完全な状態"というのを勘違いしていそうな気が・・・。

では失礼します。
2008年08月06日 18:35
Aquabradeさん。
コメントありがとうございます。

>ルルーシュは基本的に"撃つ覚悟"はあって
も"撃たれる覚悟"というのが足りていない
(というよりかない?)感じがします。
まさに、その通りだと思います。
 故に、スザクを友達だと思ってしまうんで
しょうね。
 それはそれで、人間らしさがあっていいと
いう見方もあると思いますが、同様の見方を
スザクにしない人が多い。ウザクばっかり。
 だから、今回自分からトラックバックを送
るのは、限られた人にしたんです。

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