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zoom RSS IS<インフィニット・ストラトス>二次小説 第162話 我思う故に我悩む<前篇>

<<   作成日時 : 2015/08/23 23:56   >>

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「現在の各種違法薬物及び武器の密売状況が、こちらになります。比較資料として、ここ10年程の状況と比較したのがこちらです。」
 ノルウェーの首都オスロ。
 UNDOCの会議が、この都市で行われていた。
 パラダイス・ロストでかなりの大打撃を与えた物の、完全に撃滅したとは言えずに、残党がどうにか息を吹き返そうとしている。
 今は、現地の警察で対応できているから問題ないが、このまま放置しておくわけにはいかなかった。

「やはり、犯罪組織の国際化が困難の原因でしょう。となれば、目には目を。こちらもUNDOC直轄の捜査機関を置いて、現地警察と連携。摘発に動くべきかと。」
 コロンビアの、イラゴーリ内務大臣が提案する。
 違法薬物の蔓延・密売量が世界でもトップクラスだっただけに、今の状況を維持し続けようと関係各所と連絡を取り合って残存組織の摘発を厳しく行い、また違法薬物に関する犯罪の厳罰化を法務大臣らと共に進めてもいる。
 これで、国内の流通量は大きく減ったが、海外から入ってきては堪らないのでその前に先手を取りたいと考えているんだろうな。
 気持ちは解るけどな。
 これは、難しいぞ。
 ICPOやユーロポールを見れば、一目瞭然だ。
 FBIの様には、まずいかない。

「コロンビア側の意見は尤もですが、それぞれの国もそれに見合う人材を出向させられるかどうか。それに、新人の教育に関しても考える必要があります。コストの問題もある。」
 アメリカが難色を示す。
 本音は、人材を流出させたくないからだろうな。
 人種のるつぼ、アメリカ。
 以前に比べたら減ったとはいえ、相変わらず人種絡みのごたごたは少なくないし、時には薬物も絡む。
 そっちにも備えなければならないから、人は出したくないよな。
 とは言っても、イラゴーリ内務大臣の言う事も理にかなっている。
 他の国の出席者も、色々考えているな。
 理に適っているので、賛同したい。
 けれども、自国の優秀な人材が長期間離脱するのは、望ましくない。
 それが、ネックなんだよな。
 とするとだ…。
 方法としては…。
 これかな…。

「ラーデヤール候。何か、案はお持ちですか?」
 埒が明かないと考えたフェドートフ事務局長が、俺にアイデアはないかと聞いてくる。
 ま、たしかにこのままじゃな…。
「案としては、2つあります。1つは、志願者を募る。つまり、各国の違法薬物捜査の専門家から志願者を集めて専門部署を編成する。もう一つは、国ごとにローテーションを決めて人員を派遣する。1つ目は、国によっては受け入れがたいところもあるかもしれませんが、2つ目は問題はそれほど多くはないかと。」
 長期間離脱するのがまずいのなら、ある程度のローテーションを組んで人員を派遣する国を決めればいい。
 もしくは、志願者を募る。
 別に、国連で働くために退職するだけでなく、中には家庭の事情とかで辞める人もいるわけだから、問題が無いわけじゃないがそれなりに受け入れやすい筈だ。
 で、結局議論が続いた結果、志願制が決定した。
 プラス、実戦部隊の編成も決まった。
 いざとなったら、ドンパチが待っているからな。
 装備は、組織が立ちあがったら決まることになる。
 ロビー活動が、凄くなりそうだな。
 まあ、きちんとした物を使用するならどうでもいい。
 俺の所に、仲立ち頼むとかは来るなよ。
 しないからな。

「お帰りなさいませ。旦那様。」
「「「お帰りなさいませ。」」」
「ただいま。」
 オスロでの会議を終えてから、俺は爵位と共に下賜された郊外にある自分の領地にある居城スティクレスター城に戻った。
 俺が城主なので、まったく戻らないわけにもいかないので可能な限りここに来ることにしている。
 着替えを済ませてから、寝室のロッキングチェアーに揺られながら頭の中を空っぽにする。
 尤も、日本に戻れば大阪大学での脳神経外科学会。
 新型G−TMA GT−001 ニミュアの運用試験が待っている。
 既に配備されているのを再設計し基本性能を向上させて高機動性を狙って前進翼を採用している。さらに、各部のリミッターを全て外しているので、凄まじいじゃじゃ馬になっている。
 書類上は、俺の専用機となっている。
 量産されたら、リミッター付きで制御システムに手を加えたのが一般兵用で、俺が試験しているのと同じ物、或いは、若干リミッターを設けた上で操縦性を向上させたのがエース専用機ってとこだな。
 他にも、陸自の新しい装備品の運用試験もあるし、S.H.アーマーとの簡単な合同訓練もある。
 脳神経外科学会のは、麻薬と絡んだ脳挫傷の手術に関しての発表になる。
 そちらは、資料を何度も読み直して問題ない事を確認している。
 だから、少し、ぼうっとしていたかった。
 これから忙しくなるからな。

 しばらくすると、ドアを叩く音が聞こえてくる。
「どうぞ。」
「失礼いたします。ちょうど飲み頃のロゼがございましたので、よろしければと。シャンパーニュ・ルイ・ロデレール・ブリュットの2010年物でございます。」
 執事のニールスがいくつかのチーズと一緒に、ロゼワインを持って来てくれた。
「そうだね。少し、飲むとするか。舞踏会までは時間もあるし。」
 ニールスがグラスにロゼを注ぐと、俺は一口飲んでチーズを口に入れる。
 うん。これはいいな。
 寒い土地のノルウェーではワインは生産されないが、その分輸入ワインが非常によく飲まれる。
 城のワインセラーには、良いのを見繕って保管している。
 少し飲んで、酔いを醒ましてから俺は端末に衛星からのデータを表示した。
 さすがに、地球観測衛星。
 データの精密さが、半端じゃない。

 地上に関しては、殊更問題ないかな。
 その気になれば、資源は合法的に手に入る。
 進行ルートに使えば、一番バレやすい。
 今の所は、動きは無し。か…。
 しばらくは、大人しくしててほしいけどな…。
 問題はルートだ。
 みなぞこと密かに置いておいたあれの観測結果から、明らかに道を作った跡がある。
 シールドマシーンの類で掘った後に、特殊な硬化剤の類で周囲を固めている。
 カモフラージュはしているけど、その程度じゃあれのセンサーを誤魔化すのは無理だね。
 あちこちにあるが、問題はスタート地点が全部バラバラな事。
 解らせない様に、複数の道を使って目的地に行っている。
 もう少し、じっくり調べる必要ありか…。
 ま、ルートの件がいろいろ解っただけでも、収穫だ。
 今は、それで良しとして、次につなげるか。
 連中の金の流れ、各種資源市場の状況等を追っていくのも手だしな。
 ただ、これだけ道が解っているのにどうしてスタート地点が解らないんだ?
 どうも、それが腑に落ちないというか、奇妙なんだよな。
 ただ、欧州からあちこちに分岐していることから、欧州のどこかであることは間違いない。
 とにかく、欧州に絞り込んで資料を再検討。
 見落としが無いかどうかを、確認だな…。

 後は、各国との協力か…。
 といっても、それに関して俺に丸投げはないだろうが…。
 その際に、各国とも他国に借りを作りたくないのはよく解るけどな…。
 国際レベルで優れた諜報組織と持っていると言えば、アメリカ、イギリス、ロシア。
 ここが御三家と言ったところか…。
 イギリスは、かなり関係が構築できているけど、アメリカはそれなり。
 ロシアに関しては、東欧の事もあるし今は様子見だ。
 今更覇権国家を目指すつもりはないだろうが、それなりに政治的な影響力を持ちたがるのは当然だろう。
 特にアメリカは、日米同盟をより堅固にして極東での影響力を持つ事を考えているのは明白だ。
 亡国企業対策もあるけど、増強が続く中国軍への備えも兼ねている。
 今は、軍の装備の質は大きく差があるし、兵の練度も違うから問題ないけど、中国もこのまま黙っているわけもないだろう。
 協力を申し出てくると、事態が少しややこしくなる。
 向こうが提示して来るのは、華僑のネットワークだろう。
 世界中で生きている華僑のネットワークの情報収集力は、侮れない。
 味方にできれば、頼もしい。
 けど、日本と中国の関係強化に言及される可能性が無きにしも非ずだから、腰が引けるな。
 本当は、各国が一丸となって情報を収集し本拠地を突き止めて、連合軍を編成。
 一気に叩き潰す。
 これがベストだ。
 でも、連合軍となるといろいろとイニシアチブを巡っての駆け引きが、どうしても出てくるリスクがある。
 作戦に必要な資金や軍、軍需物資を多く投入した国としては、それなりの地位にいなければ、世論が納得しないだろう。
 原資は税金だからな。
 今の所、戦力面を考慮して編成するとなると、日米英の連合軍だ。
 ISの数も多いしな。
 イギリスは、ブルーティアーズにエメラルドエターナルで、BT兵器運用ISのファーストジェネレーションは完成。
 このデータをベースにした量産機は、既に開発できるレベルだ。
 アメリカは、ファングクェイクや福音のデータをベースに海兵隊と陸軍に配備する第三世代のプロトタイプが既に完成して実用試験での結果も上々。
 充分、それぞれの軍の量産型ISの開発はできる。
 日本は、陸自が震電を。
 空自が蒼翼を。
 それぞれ、倉持技研と芝崎が開発。
 実戦配備されている。
 海自は、辻島重工が文字通り総力を結集して開発した海鷹が配備され、自衛隊のISは全て第三世代ISとなっている。
 イリュジオンは、既に量産型第三世代ISとしても十分に配備出来るし、データをベースにしたISも開発可能だ。
 シュヴァルツェアレーゲンは、今までの追加兵装パックに改修データ。
 本国の、シュヴァルツェアツヴァイクの運用・改修データ。
 必要なカードはそろっている。
 中国は、甲龍をベースに設計思想を維持して装備を追加すれば、充分に開発可能。
 俺やセシリア達の母国は、ほとんどが第三世代量産機を開発する準備はとっくに整っている。
 その中で、日本が既に第三世代ISの量産機を配備完了。
 さらに、部分的だが第四世代の特徴である展開装甲を再現した物を試作して、それを用いた追加兵装パッケージを今年の臨海学校でテストすることになっている。
 今開発中の新型ISには、運用データが反映される事になる。
 瑞鶴のは、今回俺はアドバイザーに徹して他の技術者に任せているけど、いい出来だったな。
 後は、フィンランド、ギリシャ、アメリカ、オーストラリア、スウェーデンか。
 アメリカには、ファングクェイクと福音の改修データがある。
 オーストラリアには、コールドブラッドの改修データに、エインガナのデータにオートクチュールのデータがある。
 この2か国がどんなのを作ってくるか…。
 そして、亡国企業が動いてくるかか…。
 ブッフバルト先生に、バスティア先生、ベルマン先生、クリッツェン先生に、オーダーミックスをインストールしたリヴァイブの改修型が2機。
 計6人の教官が行くから、亡国企業も半端な手出しをすれば大火傷決定。
 何しろ、去年の事を考慮して、さらなる戦力投入をしてきた際の事も考慮して策を立てているからな。
 それでも、専用機持ちの母国は不安がるかもしれない…。
 となると、俺自身何か手を打っておくか…。
 ワインを飲みながら考えていると、後ろから護衛で同行している楯無さんが俺を後ろから抱きしめる。

「また悪い癖が出た。そうやって、1人で背負い込むのはやめなさいって言ったでしょう…。」
 楯無さんが、少し悲しげに俺に言う。
「別に背負い込んではいませんよ。俺が一応考えた次善策で、あくまで念の為です。ガス漏れ検査みたいな物ですよ。それにこういうのは、その時になって解った方がいいんですよ。心理的にはね。」
「それでも、1人でするのはやめなさい…。そういうのを含めて、周りに力を借りていいのよ。確かに、一夏君の場合、事を進めるにあたっては広い視野で考えて周囲には内緒にしておく場合が多いでしょうけど、隠し事を増やして負担が増えるのはいい事じゃないわ。私はね…、それが心配なの…。気づかない内に背負う物が増えすぎて、苦しくなって、それでも頑張る一夏君が…。」
 そんなに背負い込んでないですよ。
 先生達とはよく話し合って、既に手は打っていますし。
 これは、あくまで俺が勝手にやる事ですから。
 既存の物の応用で、すぐできますし。

「迷惑かな…?」
 え…?
「何がですか…?」
 いきなり何言いだすんだ?この人は。
「今でも、あなたを愛しているのは…。」
 楯無さんの瞳から、涙が零れ落ちる。
「そうじゃないんですよ…。俺なんかを、愛しては駄目なんです…。不幸になるだけ…。親愛の感情はともかく、そういった愛情を向けられてはいけない人間なんです。誰からも愛されず。そうでなければいけない人間なんですから…。」
 そう…。
 そうでなければいけない…。
 そうでないと決着がつかない…。
 自分に言い聞かせていると、唇に暖かい感触が広がり、口の中を舌が艶めかしさを感じさせながら動く。

「赦さないから…。そんなの…。あなたが何を考えて、何をしようとしているかは、解らない。聞いても教えてはくれないでしょうね。織斑先生にも、あなたのお姉さんにさえも。それでも、危ない真似をしようとしたら私は、私達は全力で止める。そうならない様に全力でサポートする。男尊女卑の世の中なら、男性は愛する女性を、死んでも守ろうとしただろうけど、今は逆。女性は、愛する男性を死んでも守る。覚えておいて。もし、私の命を投げ出して、一夏君がこれからも生きていけるのなら、幸せを手に入れられるのなら、それでいい。何もかも背負い込んで、勝手に死ぬなんて絶対に赦さないから…。いいわね…。」
「死は何時、誰に、どこで舞い降りるのかは解りませんよ…。楯無さんがそう思っても、叶うか叶わないかは別問題ですね。」
 互いにどんな顔をしているかは解らない。
 けれど、一つだけ言える。
 楯無さんの顔を見るのは、辛いという事が。
 紛らわすために、俺は臨海学校の次善の手について再確認を始める。

 夕方、俺はノルウェー王宮に行くための準備をしていた。
 舞踏会に、出席するためである。
 今回は、軍人としてではなく、政治関係の人間として来ているので服装はスワローテイルだ。
 それに勲章を佩用する。
 最初は若干戸惑ったが、すっかり慣れた。

「旦那様。王宮からの御届け物でございます。」
 着替えようとしてメイドを呼んだ時、ニールスが何かを持っているメイドと共に衣裳部屋に入ってくる。
「うん。何かな?」
「は。国王陛下からでございまして、ノルウェー海軍の軍服と礼装との事です。こちらが陛下からの御手紙でございます。
「うん。」
 目を通している内に、一夏は溜息をつきたくなった。
 一夏を海軍名誉中将に、任命するというものだった。
 中には、階級証と金の飾緒がついた軍服に、舞踏会等に出席する際の礼装が入っている。
「予定変更だ。こちらに着替える。」
 スワローテイルを仕舞って、軍の礼装に着替えて勲章を佩用。
 城の車庫にあるリムジンに、淡い水色のドレスに着替え護衛の為に同行する楯無と、前後を護衛の雑賀衆、相州乱波が乗り込んでいる防弾車が固め、一夏達は出発した。
 他にも古風だが、馬車でオスロを散策する事もある。
 郊外に領地と居城があるので、外から自然を眺めているのもいいが、オスロに来るのもいい。
 けど、街に行けば行ったで、面倒というか大変な事もある。

 俺がノルウェーの聖人である、聖ルチアの生まれ変わりだという話が瞬く間に広まった。
 聖ルチアは、目、視覚障害者の守護聖人であることが原因らしい。
 俺は人工神経やその他の医療器具、開発した術式で、多くの目が見えない人、視覚障害者の目を直した事が、神の奇跡の様に見えたのだそうだ。
 さらに、ポーランドの件で療養している時に、教皇猊下より勲章を賜り教皇騎士の称号と紋章を授かり教皇騎士の1人に列せられ、猊下のロザリオまで贈られた物だから、それが話を広めてしまった。
 勘弁してくれ…。

 少し前、しばらくこちらで休養を取っていた時は、嘗て目が見えなかったり、視覚障害があって、俺が作った人工神経を始めとする医療器具や術式で目が見える様になり、障害が治った人達が沢山来て、俺を神様のように崇めた物だからあれには参った。
 医者である以上、患者さんの苦しみを取り除くために努力するのは当然のこと。
 俺は、務めを果たしただけで、聖人の生まれ変わりではないと言いたかったが、今の俺は伸びた髪のせいなのか、慈愛に満ちた女性の様に見えるらしい。
 結局、俺はオスロと周辺の町の教会のミサに臨席することになったが、相応しい服装をと、どこか神聖さを感じる服を贈られてそれに着替えて臨席した。
 最後に、目の光を取り戻し、障害を乗り越えた人たちのこれからの人生に明るい光がさす事を願いながら即興でパイプオルガンを弾いたが、これを聞いた人たちが感動のあまり涙を流していた時には、やらない方がよかったかな。と、ちょっと思った。
 それ以来、聖ルチアの生まれ変わりという見方が定着して、俺の肖像画まで描かれている。
 しかも、ミサの時の衣装で。
 どこから見ても、完璧に女性。
 勘弁してくれよ…。

 で、王宮に来ても、俺を、神様を見る様な目で見ている人が少なからずいる。
 しかも、女性が多い。
 男性は、ノルウェーの名士で資産家や投資関係の企業の取締役、軍需産業を含めた様々な企業のトップも多く来ている。
 無論、陸海空の司令官もだ。

「ラーデヤール候。息災のようだね。」
「はっ。健やかに日々を過ごしております。名誉中将の件、真に光栄の極みにございます。厚く御礼申し上げます。」
 一夏は恭しく頭を下げて、現ノルウェー国王ハーラル五世に名誉中将の称号の礼を述べる。
「ああ。いや。貴方も今やIS委員会直属の上級大将。それにイギリスの事もあった。何かないかと思っていた時に、思いついた物だが喜んでくれたようで何よりだ。」
 慎み深く礼節を重んじ、優しい人柄の一夏をノルウェー王室は非常に気に入っていた。
 国民の、人気も非常に高い。
 周囲には人の輪が出来て、一夏は様々な人間と挨拶をして話をする。
 そして、舞踏会が始まると多くの若い女性からダンスを申し込まれた。
 楯無もその美しさが男性の目を惹いて、ダンスを踊るが決して一夏の傍を離れなかった。
 王宮周辺は、ノルウェーの警備兵の他に雑賀衆と相州乱波達が固めているが、油断はできない。
 超長距離の高精度の狙撃が無いとは、決して言えない。
 無論、一夏もそれを考慮しているので、密かに狙撃に向く場所を張らせていた。






IS<インフィニット・ストラトス>10 (オーバーラップ文庫)
オーバーラップ
2015-07-23
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後書き
内緒で打った手と、スペースプレーンで打ち上げた衛星と、地球を点ではなく面単位で探査する事で、膨大な情報を収集。
それを基に、一夏は今まで以上に精密に亡国企業の本拠地を探るべく調査を続行。
並行して、以前の作戦で叩き潰したマフィア等の違法薬物を扱う組織が以前の様にならない様に、UNDOCの会議に出席してオブザーバーの立場から色々とアイデアを出します。
とにかく、付け入るすきを与えない。
それにより、本拠地を見つけて攻撃を仕掛け殲滅する準備に支障がない様にする。
相変わらず色々と大変です。
さらに臨海学校。
一夏達の時は、数十機のゴーレムが襲来して大変でした。
今年はどうなるか解りませんが、陽炎を専用機とする武装教官をヘンリエッテが率いて、リヴァイブのカスタムタイプに追加兵装を装備させて備えます。
それでも、何かあるといけないので一夏は次善の策を考え始めます。
その様を見て、楯無は不安を覚えます。
また1人で、何かをしようとして、結果重い物を背負ってしまうのではないか?
何だかんだで、一夏は自分で密かに手を打つ傾向のある人間です。
確かに、人知れず打つ方が次善の策は有効ですが、別に1人でやる必要はないのですが。
愛する人を心配し涙を流す一夏は、他の人を見つけて幸せになって欲しいと願いますが、楯無が愛するのは一夏だけ。
楯無は楯無で一夏を想い、悩み。
一夏は、楯無の幸せを願って悩みます。
一夏が誰の想いも受け入れようとしないので、これからもこういう事は増えるでしょう。
そんな中でも、一夏は社交という仕事をこなします。
上流階級ともなると、これもまた仕事。
そこで話し合わせたことが、世界の歯車を動かす事もあります。

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