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zoom RSS IS<インフィニット・ストラトス>二次小説 第153話 剣帝(つるぎのみかど)<前篇>

<<   作成日時 : 2015/05/31 00:00   >>

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「前部主砲、撃て!」
 アリアンロッドの主砲。
 三連装砲塔に搭載されている、50口径40cm高出力特殊重荷電粒子砲が発射される。
「敵シールドに阻まれました。但し、敵艦のダメージは先程より確実に大きくなっています。」
「どうやら、シールドは確実に出力が低下しているな。このまま、撃ちつづけろ。シールドが消失すればこちらの勝ちだ。」
 アリアンロッドの艦橋では、潜水艦のシールドを消失させるべくシールドの出力でむらのある部分は無いか?
 船体のダメージが、特に大きい部分は無いか?
 オペレーターがそれを探しつつ、攻撃を続けていた。
 他の艦も、連装砲塔に搭載されている55口径20.3cm高出力特殊重荷電粒子砲で砲撃を続け、ゾディアック級駆逐艦は副砲のオート・メラーラ 65口径127mm速射単装両用砲を撃ちつづけ少しでもシールド出力をゼロにしようとしていた。
 潜水艦群も、艦載機にEOSをベースにしたような機動兵器。
 さらに、今まで程ではないがディースが水上艦隊を攻撃しようとし、一夏を中心とするIS部隊と交戦していた。

 まったく…。
 シールド装備の潜水艦なんて、聞いた事ないぞ。
 しかも、結構強力ときてる。
 アリアンロッドの主砲は、アヴァロンの主砲をベースに開発してるけど威力は結構劣るからな。
 それでも、アイオワ級やつくば型よりは攻撃力は高い。
 この分だと、アイオワ級でもエヌマ・エリシュ相手はキツイな。
 まあ、艦載機やISも攻撃に加わっての飽和攻撃が、アメリカのドクトリンだから大丈夫だろうが、主砲は改修の余地ありだな。
 といっても、向こうのシールドも限界に近づいているから、他の火器も加わればこちらに有利になるけど、CIWSまで装備されていると対艦ミサイルがあまり有効じゃなくなるかもしれない。
 数で押すか、CIWSの捜索・追尾レーダーにジャミングを掛けるか。
 でもそうすれば、FLIR等の光学照準を追加するのは目に見えている。
 そっちに対しても、対策を考えるか。
 いずれにしても、船体の損傷も結構蓄積してるからそう深くは潜れない。
 水圧に押しつぶされるから、自殺行為だ。
 シー・ゼロが、各艦のアシストを上手くやってくれている。
 G−TMAも人型形態と戦闘機形態を使い分けながら、ダメージを与えている。
 設計した俺が言うのもなんだが、予想以上に使えるな。
 自衛隊には、最新型が配備されているけどあっちの方がよかったか…。
 最近、アメリカがライセンス生産の要請に、共同開発の提案をひっきりなしにしてくるけど、この戦闘が終わったらさらにしてくるだろうな。
 自衛隊や防衛省のお偉方は、どう考えるやら…。
 と、ディース4機目と。

 にしても、ドイツはペース早いな…。
 ラウラが装備している追加兵装パッケージを見ながら、俺はドイツの開発のスピードに驚いていた。
 シュヴァルツェアレーゲンが展開している追加兵装パッケージは、まず目に付くのが背部の長距離砲。
 重荷電粒子砲と衝撃砲を、撃ち分ける事が出来る。
 使い方から、ロングレンジ用の兵装だとすぐに解った。
 射撃精度を上げる為だろう。
 ハイパーセンサーの形状が著しく変化して、バイザーも追加されている。
 それから、あちこちに追加装甲が搭載されている。
 シールドの類があるパッケージはあるけど、純粋に装甲を追加するパッケージはほとんど見た事がない。
 多連装ミサイルポッドに、姿勢制御スラスターに、サブスラスター。
 ベスティエの代わりだろう。
 多数の大出力レーザー砲、小口径レールガン。
 白兵戦じみた戦いも出来る様に、大出力プラズマブレードも搭載されている大型ビットが8基。
 攻撃力、防御力、機動性、運動性全てを引き上げるための統合デバイスといったところか。
 考えたな。
 リヴァイブみたいに、脚部アーマーの一部がミサイルポッドになっているISもあるんだから、こういう発想も出てきて当然か。
 両腕部は、AICを応用したんだろう。
 防御フィールド発生装置が、搭載されている。
 さらに重レーザー砲、高初速速射砲、それに、チェーンソーみたいなプラズマブレード。いや、プラズマグラインドブレードとでもいった方が、合ってるかな?
 高速回転するブレードが、容赦なくディースの装甲を切断する。
 腰部後方と爪先には、ショートソードとしても使用可能なプラズマブーメラン。
 さらに特殊兵装だろう。
 衝撃砲の原理を応用した、不可視のパイルバンカー。
 まともに喰らったディースは、かなりのダメージを受けてふっとばされて海にドボン。
 そのまま、沈んでいく。
 高機動汎用追加兵装パッケージと言った、ところか。
 今までのパッケージの開発データと運用データを見直して出た、シュヴァルツェアレーゲンの追加兵装パッケージの一つの到達点。
 高機動性能と、全距離で憂いなく戦える兵装。
 それこそが、必要だと開発スタッフは考えたんだろう。
 俺もその方向性で、間違っていないと思う。
 後は、形態移行があった時に、シュヴァルツェアレーゲンがどんな解答を出すかか。
 ロイヤル・ミラージュも、いい出来だな。
 量産型なので、運用・整備性の良さに重点を置きつつ、基本スペックを高めてバランスよく兵装を搭載する。
 幻影輪舞のデータを流用して開発したISだけど、十分いけるな。
 テストでは問題なかったけど、やっぱり実戦で使えるかを確認する必要がある。
 東欧に配備する事になっているけど、充分戦力になるだろう。
 っと、5機目。

「一夏。パッケージは何も持って来ていないのか?」
「いや。月数も玄帝も持って来てるぞ。新しく開発したオートクチュールもな。必要ないから使ってないんだよ。」
 パッケージを使用しないで戦っている一夏が少し心配になって、ラウラは通信を入れる。
「確かに、第六世代になって基本スペックは大幅に引き上げられたが、前のような事態が起きる可能性もある。いざとなったら使ってほしい。」
「そのつもりだよ。ただ、今は入院して実戦感覚が鈍っていないかを、確認したくてさ。」
 式神や流星といった射撃及びビット兵装でダメージを与え、牽制し、そして末那識と阿頼耶識で撃破する。
 援護射撃で瑠璃翼の重荷電粒子砲を使用するが、基本的には一夏は近接戦闘をメインにする。
 その際に、状況を楽にする為に、装備されている射撃兵装を使用する。
 それが、一夏の戦闘スタイルである。

 よし、感覚は大丈夫だな。
 戦況は、有利。
 スティール中将は、巧みに艦隊を指揮してダメージを最小限に留めている。
 各艦の装甲は、初期の白式の装甲材である多重ナノ結合ハイブリッド・ハニカム装甲を、コストを抑えて製造する事に成功したので、これを使用している。
 軍艦に使用される高張力鋼等の鋼材に比べて、重量はかなり軽量なのでペラペラの軍艦とは違って、戦前のような厚さの装甲を施す事が出来た。だが、防御力は軍艦用の高張力鋼の比じゃない。
 アリアンロッドの装甲は、舷側215mmから382mm。
 甲板には、59mmから177mm。
 艦橋は、170mmから470mm。
 船底は三重底。
 水密区画、低反発充填剤区画、中空区画に分かれている。
 バルジも同様で、各区画は15度の傾斜をつけられた70mmの装甲で仕切られている。
 旗艦のパンテオンも、舷側装甲は70mmから200mm。
 軽量なので、飛行甲板も100mmの多重ナノ結合ハイブリッド・ハニカム装甲の上に対エネルギー兵器コーティングを入念に施した軽量ルナーズメタル鋼材を厚さ75mmの多層構造にした物を重ねた装甲飛行甲板にできた。
 もちろん、対熱処理も万全にしている。
 艦載機用燃料タンク及び弾薬格納庫及び機関部は、上面に80mmの多層式複合装甲を施され、舷側装甲との間には水密区画と中空区画が設けられ、間には45mmの隔壁が設けられている。
 側面は70mmの多層式複合装甲で防御力を与えられている。
 127mm程度の豆鉄砲じゃ、パンテオンの薄い部分にすら傷一つつかない。
 対艦ミサイルの直撃を喰らっても、ダメージコントロールと合わさった防御力で食い止められる。
 なにより、装甲板は多層構造。
 しかも中空装甲の一種と言ってもいいハニカム装甲なので、何重もの中空区画がある。
 弾頭がHEAT弾頭だったとしても、ジェット噴流のエネルギーを浪費するだけだ。
 何より、タンデムタイプのHEAT弾頭を想定した特殊な耐弾強化セラミックを途中に挟んでいるから、HEAT弾頭を使用したミサイルじゃ、ダメージを与えるのは至難の業。
 アイオワ級の40cm砲にも、充分に耐え抜く。
 装甲飛行甲板も同じで、発着艦能力を奪うのははっきり言って骨だ。
 それだけの防御力を、俺は各艦に与えた。
 そして、兵装とそれを最大限に運用できる優れた戦闘指揮システム。
 何より、指揮官や参謀達を選ぶ際も様々な視点から、能力を測って選んだ。
 どれだけ優秀な艦でも、使うのは結局は人。
 そして、スティール中将は、この艦隊のポテンシャルを充分に引き出せる。
 作戦面で的確にアドバイスできる、参謀も揃えた。
 だから、今、優勢でいられる。
 対艦攻撃だけじゃなく、飛行隊、IS部隊、G−TMA隊。
 それぞれの援護も、やってくれる。

 そして、イギリス海軍も負けじと奮戦している。
 その中でも、密かに建造していた機動兵器運用潜水艦「アンフィトリテ」。
 ユーロファイター社が、今まで蓄積したノウハウで開発した無人戦闘機エポナにIS部隊を運用するための艦だ。
 亡国企業と、イギリス海軍が似たようなこと考えてたとは思わなかったな。
 G−TMA隊が、人型に変形して40mmアサルトライフルに、各所のミサイル。
 長距離砲撃用の兵装である、レーザーキャノンにレールガン。
 その他のオプションを駆使して、敵の潜水艦群に攻撃を仕掛けて、IS部隊に戦闘機隊の支援も行う。
 うん。G−TMAの運用ノウハウは、十分得られそうだな。
 デカブツには、攻撃を回避しつつ積極的に攻撃。
 ディース相手には、ISの支援をメインに。
 戦闘機隊の支援も充分に行えるし、戦闘機形態なら十分に連携できる。
 後で、今回の戦闘データを基に、本格的に訓練メニューを考えるか。

「第3飛行隊。帰投します。小破3機。パイロットに負傷無し。」
「すぐに補修に掛かれ。パイロットはゆっくり休ませろ。右翼部隊砲火を集中せよ。」
 パンテオンの艦橋では、スティールが指揮を執っている。
 このころには、パンテオンと直衛艦艇をアリアンロッドを中心とした部隊が楔の様に陣形を変えて攻撃をメインにしつつも、パンテオンを守る陣形となっている。
 右翼から攻め込んでいた第3飛行隊が帰投したので、その穴を埋めるべくスティールは右翼に配した艦に砲火を集中する様に指示を出す。
「戦況はこちらに有利です。それにしても、シェルクーフを現代の技術で再現するとは思いませんでしたな。」
 ルジッツが予想していた潜水艦。
 それは、嘗てフランス海軍が建造したシェルクーフであった。
 当時の潜水艦は、魚雷の他に10cmから12cm程度の小口径の砲を搭載していたが、シェルクーフに搭載されていたのは50口径20.3cm砲。
 重巡洋艦の主砲であった。
 砲撃準備が終えるのに時間が掛かるので実戦では使用されていないが、浮上と共に砲撃が可能。
 或いは、浮上後速やかに砲撃が可能となれば、充分に実用性はある。
 交戦している潜水艦群は、15.5cmを連装砲塔4基で前後に2基ずつ搭載している。
 現代の軍艦は、西側で最大口径が同じ15.5cm。
 まさか、同口径の砲を備えた艦と戦うとは思ってもいなかった。
 現代の海戦における、水上戦の主兵装は対艦ミサイルである。
 艦載砲は、ミサイルの迎撃に地上部隊の支援が主な用途である。
 故に、西側最大クラスの砲と同口径の砲を搭載した艦が建造されるとは、夢にも思っていなかった。
 しかも、1分あたりの発射速度は、オート・メラーラ 65口径127mm速射両用砲をだいぶ上回る。
 アリアンロッド以外の艦は、主砲として55口径20.3cm高出力特殊重荷電粒子砲を搭載しているが、これは例外と言えるだろう。
 艦砲に、対艦ミサイル、魚雷、機動兵器が付く。
 初陣早々、面倒な敵と戦う事になったと、スティールは考えていた。
「閣下、IS部隊を一旦引かせる必要があります。補給と整備、何よりパイロットたちを休ませねば持ちません。」
 ドゥーエが、IS部隊の後退許可を求める。
「ロッテごとに帰投。全て後退させると、こちらの戦線が崩壊しかねん。」
「はっ。通信士。IS部隊に連絡。疲労の激しいロッテから、帰投させるようにと。」

「了解。こちらで判断して、帰投させるロッテを選ぶ。」
 旗艦からの通信は、疲労の激しいロッテの帰還命令だった。
 たしかに、ディースとの戦闘に加え大量の無人戦闘機。
 しかも、例のない、戦闘機、G−TMAとの連携は結構神経質になる。
 フレンドリーファイアなんて、冗談じゃないしな。
 俺とラウラはもうコツを掴んだけど、他の2組のロッテは結構疲れてる。
 Bのロッテにするか。
「Bロッテ、帰投。補給と整備を受けて、休息を取れ。その間のこったメンバーで何とかする。」
「了解…。」
 不承不承という感じで、旗艦に戻って行った。
 理屈では、戻って補給と整備を受けて、休むべきなのは解っているけど、俺が補給と整備を受けていないのに、先に行くのが嫌なのかな?
 でも、こういう時こそクールになって、きちんと考えるべきだ。
 俺とラウラは、疲労を最大限に抑えながら戦っているから、一番余裕がある。
 ラウラは、ロッテ戦術発祥の国ドイツの代表候補だ。
 俺は、白式という大飯喰らいのISの運用で、より効率的な運用とは何かを体に叩き込みながら今まで戦ってきた。
 最近は、改修の成果で昔に比べれば、燃費は比べものにならない程よくなっているが、それでも効率的に戦うのは疲労を抑えるという意味でも大事だ。
 Aロッテは、もう少し持つな。
 Bロッテが戻ったら、すぐに戻す。
 こんな所か。
『ラウラ。俺達が戻る時は、トップスピードだ。手早く済ませて、可能な限り早く戦線に復帰するぞ。』
『解っているさ。別にへばってもいないので、しばらく戻らなくても平気だが、一応は戻るとしよう。』
 増加装甲のミサイルを発射して、大型ビットで追撃と牽制。
 長距離砲から衝撃砲を発射して、ディースと無人戦闘機を撃破する。
 グリフォン隊を配備するのを、考えた方がいいかもな。
 俺達がいなくなると、ISは4機。
 亡国企業は、あちこちに根を張って金を吸い上げている分、かなりの資金がある。
 資源を調達できれば、ファクトリーで一気に組み立てるラインを作って短時間で大量生産も可能になる。
 後は、衛星や警戒機のセンサーを誤魔化す仕掛けが出来れば…。
 うん?まてよ…。
 何か、頭に浮かびかけたぞ。
 そう考えていると、ハイパーセンサーが飛行物体を捉える。
 そして、何かを投下する。
 爆弾か?
 そう思った時に、爆弾の外殻が吹き飛ばされて中身が射出される。
 この反応は、ゴーレム。
 しかも、最新型か。
 運んできたのは、ロシア空軍の戦略爆撃機Tu−95 ベア。
 全長49m。
 全幅50m。
 全備重量185t。
 最大爆弾搭載量11t。
 15000馬力のターボプロップエンジンを4基搭載する、旧ソ連時代にツポレフ設計局が開発した巨大戦略爆撃機。
 前はC−5 ギャラクシーを使ったし、使えそうなのをその都度作ってるか、ストックしてるな。
 既に生産は終了しているが、長距離哨戒機としても使用されている。
 最大搭載量11tは笑えない。
 ボーイング B−52 ストラトフォートレスよりはマシだけどな。
 あっちは爆弾を最大24.5t搭載できる。
 ギャラクシーは、最大110t以上ときている。
 ISの重量は、他の機動兵器に比べて非常に軽い。
 構造材や装甲材が高い強度と軽量なのもあるが、シールドと絶対防御で、装甲を施している範囲が非常に限られている。
 だから、かなりの数が、搭載できる。
 レーダー波に対するジャミングシステムを搭載して、こちらのレーダーレンジギリギリまでは通常飛行。
 そこから、レーダー波が機体に到達する前に攪乱。
 そんな所か。
 ただ、常に使うのは無理だし、かなりの大型機でないと電力確保が難しいらしいな。
 もし、飛び始めたら即座に使用できるとしたら、今までの襲撃にしてもこちらにとっては悪夢のような状態になっていたのは明白だ。
 できれば、改修して解析したい…。
 と、思ったら、自爆しやがった…。
 渡す気はないってか…。
 鋭さすら感じさせるスマートな外見に、砲口が2つついたプラズマブレードを両腕に持ち、肩部と胸部に砲門。爪先は物理ブレードとしても使える。
 それは、マニピュレーターにも言えるな。
 兵装をシンプルにして、機体スペックを引き上げたか…。
 その分、機体重量も抑えられるしな。
 それが、30機はいる。
 1機当たりの全備重量を、360kgくらいまで抑え込んだか…。
 ゴーレムシリーズは、性能を増すごとにフォルムはシャープになっているから、まあ当たり前といえば当たり前か。
 連中の規模なら、自前のラボで装甲材の研究も出来るしな。
 今の状況だと、ちょっと厳しいな。
 補給に向かわせた後に来られるのは、勘弁してほしいんだが…。
 しゃあねえ…。
 やるか。
「ロッテAは後方から支援を。俺達が前衛に立つ。」
 俺達の方が、消耗の度合いは少ない。
 今の所、これがベターだ。
 補給に行った、Bが復帰次第。Aを帰投させて、Bには後方で派手に動きながら支援攻撃に牽制をしてもらう。
 そこを俺とラウラで、仕留めていく。
 スピード勝負だな。

 やっと、その時が来た…。
 時は満ちました…。

 この声…。まさか…。

 あなたに相応しい、武具を…。
 あなたの為だけの、剣と甲冑を…。

 そう。
 いつもの女の子と、女性騎士。

「こんな時にか…。」
 現在、ロッテの一つが機体の整備・補給を受けて、パイロットがビタミンとミネラルを含んで疲労回復を助けるゼリー状の軍用高カロリーレーションで、体に栄養を与えながら、体を休めている。
 整備班も可能な限り早く済ませようとしているが、雑にやっては意味がないので、どうしてもそれなりの時間が掛かる。
「両翼の端の艦から前進しつつ、戦闘機隊及びG−TMA隊を援護。敵を早期に殲滅して全艦の火力を中央に集中。アリアンロッドはIS部隊の支援に専念せよ。戦闘指揮システムの能力を最大限引き出せ。一発たりとも友軍に当てるなよ。」
 スティールは、陣形を変えつつ潜水艦群を攻撃している艦載機群への支援を可能な限り強化して、中央に火力を集中すべく全艦に指示を出す。
 LRASMは、残り8基。
 対空ミサイルも他の艦よりは残っているが、無駄に使うことは出来ない。
 主砲で、可能な限りIS部隊を支援している。
 その間、ルジッツを始めとする参謀達は艦隊運動のスケジュールを素早く立案して、各艦に伝達する。

後書き
スカパフローで続く、戦闘。
通常。潜水艦は、その隠密性を活かして魚雷を主兵装として戦闘を行う艦種ですが、嘗ては潜水艦に重巡なみの艦砲を搭載していた艦がありました。
それが、フランス海軍が建造したシェルクーフです。
初めて知った時は、「何でこんなの建造したんだ?」と首を傾げました。
通商破壊が目的なら、魚雷発射管を多くするとか、射程と雷速を向上させるとか、砲塔式の魚雷発射管を開発するとかいろいろとやりようはある筈です。
上手く使えば、戦果はあったとは思いますが、結局は使用されませんでした。
ようやく大部分の敵を叩いたところで、再びゴーレムを投入。
しかも、現在でも使用されているロシアの戦略爆撃機でです。
一難去らぬうちに、一難加わるこの状況。
再び、一夏はポーランドの二の舞となるのでしょうか?













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