cogito,ergo sum

アクセスカウンタ

zoom RSS IS<インフィニット・ストラトス>二次小説 第144話 ダンスパーティー

<<   作成日時 : 2015/03/21 23:58   >>

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

「よし。朝のトレーニング終わりにしようぜ。授業あるしさ。」
「そうね。お腹減ったし。」
 日本に帰国して4日後、俺はいつも通りに学園で鍛錬をしていた。
 帰ってから、とにかく慌ただしかった。
 冬菊の実家が経営している病院での、1日がかりでのかなり高度な精密検査。
 水田先生を交えての、データの精査。
 スケジュールの中身が、かなりの過密だったからな。
 とにかく、ロシアの方は骨が折れたよ。
 兵器を輸出する気満々。
 東欧諸国が、ポーランドと日本のパイプを通じて技術を導入して西側規格の独自の軍用機を開発・配備を計画しているのにまだ自国産の戦闘機を輸出しようとしてるんだからな。
 そりゃ、フランカー系にしろ、スーパーファルクラムにしろ性能は折り紙つきだ。
 PAK FAにしても、次世代主力戦闘機として十分に通用する。
 けど、アヴィオニクス系を含めてガチガチのロシア製。
 これを西側規格に直すのは、骨が折れるどころじゃない。
 それこそ、アヴィオニクス系を抜いた機体を輸入して入れることになる。
 どれだけ費用が、掛かると思ってるんだか。
 アメリカにしても、あくまでアシストに留めるのにロシアが出張り過ぎては東欧側の今の努力が水泡に帰す。
 その辺りは釘を刺しておいたから、無茶な真似はしないだろうけど鉗子は必要と。
 もう少し自重してもらえれば、ロシアの人材を登用で来たんだけどこれだからなあ…。
 頭痛がするよ…。
 おまけに、財閥ときたら極上のキャビアの缶詰を多数にダイヤで飾ったチョウザメの彫刻が入った最高の24金製のスプーンまで、持参してきた。
 賄賂で俺が釣れるとでも、思っているのかね?
 無論、先方はそんな事はおくびにも出さずに、ロシアが適切な対応を出来なかった事に関しての民間人としての謝罪とか言ってたけど、額面通りに受け取る程俺は無知じゃない。
 ま、俺がどう受け止めるかまで向こうの注文に応じる義務はないから、思惑通りに行かなくても恨まれる筋合いはない。
 向こうも賄賂ではなく、純粋に感謝の印といってきたから貰うだけは貰ったけどな。
 さて、どう出てくるか。
 協議の結果、永世中立国であるスイスのジュネーヴで東欧諸国の首脳が集っての会議が行われる事になった。
 あそこは、国連の様々な機関の本部が集まっているし、こういう時にはうってつけだ。
 後は、首を突っ込んでくるかだな。

「ねえ。」
「うん?何だ?鈴。」
 放課後、生徒会室に向かおうとする俺に鈴が話しかけてくる。
「今年の臨海学校、付き添うとかないわよね!?」
「ない。」
 そもそも、何でそうなる?
 そりゃ、確かに。今年の1年も全クラスに専用機持ちがいるという、異例な状態になっている。
 いや。去年に続いてこれだけ専用機持ちが新入生に集まっているのは、もう異常と言っていいだろう。
 それだけ、各国がしのぎを削っている証拠だと解るが、それにIS学園が利用されるのはなあ…。
 とは言っても、今現在、IS関連の施設で最も守りが固い場所はここだ。
 亡国企業は表立った動きを見せてはいないが、各国ともに警戒は怠っていない。
 追加兵装パッケージの開発施設は、軍や警察の特殊部隊が24時間体制で警護に当たり関係者以外、敷地に入る事は許されないし、中もセキュリティレベルで細かく区分されて立ち入れる場所は決まっている。
 蟻一匹不審者が入れないし、セキュリティ管理システムのハッキング対策は万全の上に万全を期して、身元調査は徹底している。
 キャノンボールファストの時も、こうなるんだろうな。
 向こうがあまり動いていないのは、いい機会だ。
 この間に、外堀を更に埋めて本丸を落としたいね。
 今年の臨海学校には、ブッフバルト先生の他、陽炎を専用機とする武装教官2人に、訓練機4機にIS担当の先生が4人。
 先生達が7人いれば、大丈夫だろう。
 IS学園の訓練機は最新技術に出来る限り触れさせるために、改修されて性能も大きく向上している。
 学園でISの授業を担当している先生達が、後れを取るとも思えない。
 故に、俺が行く事もないだろう。
 いざという時は別だろうが、念の為、今回はパッケージを運んでくる国家が部隊を派遣する事になっている。
 連中がちょっかいを出せば、後に待つのは悲惨な敗北だ。
 待機命令は出るだろうけどな。
 さて、明後日は量産艦を含めた空中艦隊の観艦式だ。
 世にもくだらないイベントだが、安定剤になると思えばまあどうにか納得も出来る。
 それと、アメリカとロシアの動きにも注意しないとな。
 水面下の動きが、やっぱり気になる。

『大丈夫か…。』
 シャワーを浴びながら、一夏は入ってきた情報を隅々までチェックする。
 すでに、各種兵器を開発するEEAI(東欧航空機産業:Eastern Europe Aircraft Industry)社自体は発足して、もう設計段階に入っている。
 工場はユニット式で、既に建設が進んでいる。
 日本から、試験機を開発する設備はすでに運ばれていて既に組立てが終了。
 エンジン、ミサイル、各種レーダーを含めたアヴィオニクスの開発も問題ない。
 試験機がロールアウトする頃には、工場も完成しているだろう。
 各部の設計に当たっては、日本からの技術協力を取付けて派遣された技術者が指導して使用するミサイルに各種電子戦装備等、レーダーといったアヴィオニクスは西側規格を使用する事が大前提になっている。
 搭載するミサイルは、独自開発とはいえハードポイントにアダプタを取付ければサイドワインダー、アムラームといった西側で多く使用されているミサイルも使用可能だ。
 つまりどうあがいても、ロシアが入り込む隙間はない。
 EEAI社の発足でかなりの雇用確保が見込まれているのに、ここで強引にロシアが自国産の兵器を売り込もうとすれば東欧だけじゃない、連携して欧州その物から物凄い批判が待ち受けるし、アメリカも黙っていないだろう。
 さすがにそのような愚かな真似はしないと考えている一夏だが、最後まで用心するつもりだった。
 観艦式の後には訓練航海を行い、その後ジュネーヴでの東欧各国の首脳と国防相が集まっての最後の詰めの会議。
 それらを成功裏に終わらせる為に、一夏としてはあらゆる努力を惜しむ訳にはいかなかった。

 CICG国際会議センター。
 ジュネーヴにある国際会議場、東欧の首脳と国防相が集まって最終的な会議が行われる
 東欧の事なので、本来ならば東欧諸国のどこかで開くのが筋だが、アメリカ、ロシアからの介入に対しての牽制の意味を込めて、国連各種機関の本部があるジュネーヴが選ばれた。
 何より、IS委員会の本部が存在している。
 警備は、東欧諸国から派遣された部隊が担当する。
 会場として使うに当たり様々な調整は、東欧諸国が担当している。
 さすがにそこまで一夏にやらせるほど、厚顔無恥ではなかった。
 一夏としても、そこまでやらされては体が持たない。
 何しろ、水上艦隊の創設が決まり、司令官や幕僚の人選。
 艦の設計も行う事になった為に、多忙を極めていた。
 艦の建造を早く済ませる為に、一夏は一睡もしなかった日が数日続いた事もある。
 差し当たっては、大西洋を担当する事になっているが、事と次第によっては太平洋、インド洋、アフリカ方面の部隊を創設する可能性も捨てがたい。
 本来なら、国連軍が派遣されるべきだが、各国とも軍事関係に余裕がない。
 一夏がアドバイザーとなって専用艦艇を建造・派遣するという方法もあるが、自国の海軍力に活かそうとする可能性がある為に、国連軍ではなくIS委員会の方がよいという結論が出た。
 一夏としては、IS委員会を便利屋の様に思われるのは不快だが、各国とも自国の国益を最重要視する考えを抑え込む自信はさほどないと気付いたので溜息をつきつつ要求に基づき1日で艦船の設計を完了。
 分解型の造船ドッグで、建造を開始。
 これは、3Dプリンタの技術を応用して船体や各種設備も短期間で作り上げる事が可能になっている。
 無論、全自動というわけにはいかないが、建造に携わる人間もかなり少ない。
 そうでなければ、建造が始まり、竣工して部隊を編成するまで相当の期間が掛かっていただろう。
 場合によっては、亡国企業は壊滅し、何の為に建造したのか解らないという事態になりかねない。
 そんな馬鹿げた事態になるのは、一夏は御免だった。
 これらの造船ドッグに修復・改修を行うドッグ。
 司令部設備等を集めた、メガフロートでIS委員会直属艦隊の司令部が海上に建設された。
 学園からは、メガフロートで作ったハイウェイで繋がっている。
 これらのメガフロートは全て新型で、PICを応用して荒天下でも揺れはほぼゼロになる。
 ちなみにこの技術に目を付けて、海上都市構想を立ち上げようとする国家も現れ始めていた。
 既に日本はメガフロート技術では他国を大きく引き離しているがその差をさらに広げ、埋め立ての必要のない大型空港に港湾施設、道路も作る事が可能になっている。
 さらに、日本では芝崎や神無月グループが中心となって、大規模な津波を防ぐ事の出来るメガフロートの試作が始まっており、現在高さ30mの津波を防ぎきる事を目標にされている。

「一夏。時間だ。」
「解った。」
 会議の時間が来たので、一夏は宿泊しているモーベンピックホテル&カジノジェニーバのスイートルームで支度をしていた。
 常に周囲でガードするのは、ラウラと楯無。
 その周囲を、相州乱波、庭番衆を束ねる中根家の一族が固める。
 さらに、甲州透破は不審人物がいないかを目を光らせている。
 周囲が気付いていないだけで、一夏は厳重に警護されていた。
 公用車である、欧州防弾規格最高ランクのメルセデスベンツのリムジンで、一夏はホテルを出て、CICG国際会議センターに向かう。
 既に、多くのマスコミが詰めかけており、記者会見用のプレスルームからは、会議の様子がリアルタイムで見れるようになっている。
 いらぬ疑念を招かぬ為の、措置である。

「それでは、会議を開催します。本会議の議題は、ポーランド襲撃を受けての東欧独自の防衛組織の発足についてです。」
 議長を務めるコモロフスキ大統領が、会議の開催を宣言する。
 既に、プレスルームに会議の映像は流れ始めている。
 各国からのマスコミが来ているのは当然だが、十中八九諜報員が混じっているな。
 ま、困ることはないから、こうしてリアルタイムでの開催にしてるんだけどな。
 こういう時には、妙に隠し事をしない方が吉だ。

「第一の議題は、司令部をどこに置くかです。陸海空全ての司令部を一つの場所に置くか。陸空を一つに、そして、海軍の司令部を別の場所に置くか。これは、重要な議題になると考えます。」
 コモロフスキの発言に、各国が思案を巡らす。
 常識的に考えれば、全てを一つの場所に置いた方が効率的に指揮が出来る。
 通常の国軍とは違い全ての軍を統合した組織である以上、司令部の場所についての考え方は国軍とは異なる。
 また、海軍の根拠地は当然ながら、軍港。
 しかも、大規模な軍港がおける国になる。
 あくまで、所属する将兵の軸足は東欧の防衛に置くことになるが、それぞれの将兵の心にあるナショナリズムを完全に排除する事は不可能である。
 どうしても祖国を、気に掛けるだろう。
 東欧を統合して一つの国家にするというのも一つの考え方であるが、歴史を見ると非常に困難な事はオーストリア=ハンガリー二重帝国やユーゴスラビアを見ればすぐに理解できる。
 重要にして、難解な問題であった。
 前者の案を採用するとすれば、ポーランド海軍の根拠地グディニャ、アルバニア海軍の根拠地ドゥラス、ウクライナ海軍のオデッサを始めとする黒海沿岸の根拠地、ブルガリアのヴァルナ、ブルガス。
 これらが上げられるが、最も設備が整っているのはブルガリアのグディニャである。
 拡張の必要はあるが、ベターな選択をするとなればここになるだろう。
 黒海沿岸の根拠地は、ボスポラス海峡の問題から本格的な司令部および根拠地は置きにくい。
 NATO海軍との連携の為の、ある程度の数になるだろう。
『ある程度決まった出来レースなんだよな。海軍の根拠地を分けるのは。』
 一夏は根拠地については、ある程度予測していた。
 1つにするにしても、分けるにしても、ポーランドが重要なポジションになる。
『それについて、各国がどう考えるか。アメリカ第6艦隊との事もある。長い目で見て、アメリカにイニシアチブを取られるのは我慢ならない。けど、このまま出来レースになるのもいい気はしないか…。』
 東欧の民族問題。
 これを考慮すると、妙案と言うのは中々思いつかない。
『NATOとの連携を突破口にすると、黒海沿岸には部隊は置いておきたい。とすると、ウクライナの出方が気になるな。ロシアへの帰属願望がまだ燻っている。とはいえ、政府として欧州との関係を良好にする方に舵を切っている以上は、時計の針を戻したくはない。それを考慮すると置くのも手だけど、リスクもあるな。そうすると…。やっぱりそうなるか…。あそこはまだリスクがあるしな…。』
 議論を聞きながら、一夏は意見を求められた際に自分が提示する案を纏め終えた。

「一つ、オリムラ氏の意見を聞いてみては如何かな?」
 ウクライナのアナトーリー・グリツェンコ国防相が、俺の意見を聞くよう提案してきた。
 ここは、国の状態が微妙だからな。
 今回の件で、ロシアに牽制を仕掛けたいところか。
 黒海沿岸には、ロシア黒海艦隊の司令部もある。
 それらを考慮して、ウクライナの反応を見てみる必要はあるか。

「ここで、各国首脳に再度確認をしておきたいことがあります。この組織が発足した際に、NATOとの連携を重視するという私が耳にした基本的なスタンスに変わりはありませんでしょうか?」
 まずこれを確認しなければ、お話にならないので聞いておく。
「我がウクライナは、そのスタンスに変わりはありません。」
 ペトロ・ポロシェンコウクライナ大統領が、はっきり言い切る。
 各国の首脳も頷く。
「お答えいただきありがとうございます。それでは、私の案を提示させていただきます。バルト海沿岸、そして黒海沿岸に艦隊の基地を分けます。その上で、司令部その物は東欧の中心にあると言っていい、チェコのプラハに置きます。これに当たって、司令部と駐屯基地の間に専用回線を設けます。どこで何が起きるのか予測がつかない以上、双方に備えられるのが良いと私は判断しました。
さらに、東欧諸国で発足させる組織である以上、規模も大きくなります。一箇所に全てを集中させるのは物理的に不可能と言えます。司令部に直属部隊。それから各方面の部隊で、如何でしょうか?」
 様々な事を考慮して、一夏は司令部は統合して一箇所に置き、軍の駐屯地はバルト海、黒海双方に分ける事がベターだと考えた。
 ボスポラス海峡を抜ければ、イタリアがある。
 軽空母を擁するイタリアは、NATO諸国の海軍の中で地位は低くはない。
 ある程度、艦艇数は限られる物のイタリアを通じてNATO海軍との連携を重視するというサインを送ることもできる。
 その上で、今回、亡国企業が侵攻してきたバルト海方面に部隊を駐屯させる。
 これなら、NATOもいざと言う時には東欧が連携を重視するという解釈をするだろう。
 ウクライナとしても、ロシアの介入に際して牽制になると安心できる。
 その間に、国内問題を片付ける時間も生まれる。
 それが、一夏の思惑だった。

「これでよろしくはないかな?兵力分散とも言えなくないが、起きるべく事態を想定しての兵力配置は、兵力分散ではなく戦略的な配置と言える。」
 ポロシェン大統領が、各国首脳に意見を求める。
「我が国としては、司令部設置に異論を唱える気はない、諸国の賛同が得られればすぐにでも準備に入りたいと思う。決を採っては?」
 チェコのミロシュ・ゼマン大統領が、各国の意見を確認するための多数決を取ることを提案する。
「それでは、決を採ります。オリムラ氏の提案に賛成の国は、挙手を。」
 全ての国が、手を挙げる。
「全ての国が賛成。よって、この提案を採用する事とします。次に、部隊の編成についてですが…。」
 これはこれで、大変なんだよな。
 東欧は、国ごとに国軍の規模が違う。
 下は旅団規模。
 つまり1000人単位。
 最大規模がウクライナで、24万5千。
 議長国のポーランドが、12万。
 その他の国は、おおよそ1〜3万。
 19か国とはいえ、これだけ差があるとどの程度の人員を出すかも問題になる。
 例えば、2、3千の国なら2個中隊が関の山。
 ポーランドなら、1個師団位か。
 ウクライナは、2個師団。
 その他は、2個大隊から1個連隊ってとこか。
 2個大隊5か国、1個連隊5か国として、合計2万1千。
 それに、ポーランドとウクライナの分を加えて最大6万位か。
 残りを含めても、10万未満。
 8万いけば集まった方か…。
 となると、司令部に1万。黒海方面とバルト海方面に3万ずつか。
 陸自の総数にも、及ばない。
 時間はかかるけど、自衛隊は絶賛拡大中。
 海自なんか、その最たる例だな。
 人員を出せない国は、財政面での負担を多くしてもらうくらいしか思いつかない。
 それから、状況に応じて各国の国軍との緻密な連携。
 全軍の1割を計りにして、調整だな。
 考えていると、予備役の軍人からも派遣する事を考慮することが話題に上り始めている。
 無論、予備役の人は普通に働いている人がほぼ全て。
 国の法律に則って定期訓練を受けている人も、含まれるからな。
 後は、国ごとの準軍事組織がそうだ。
 そっちなら、なんとかなるか。
 考えていたら、話題に上った。
 活用できるものは、何でも活用するか。
 それくらい、危機感があるみたいだな。
 できれば、現役の軍人がいいんだけどな。

「こちらの準備はようやく整ったわ。万全と言える。エム。調子は?」
「問題ない。私に合わせて、徹底的に調整されているからな。」
 サイレントゼフィルスを失ったエムは、自分用の機動兵器として本来は人間様に開発されたわけではないディースを選択した。
 それに合わせて、自らの体を調整。
 言ってしまえば、各部を人工的な機構に置き換えている。
 もはや人間ではなく、サイボーグの類と言ってもいい。
 それでも、エムは構わなかった。
 エムとディースには、浅からぬ関係があったので何を今更という感情もあったのである。
 それでも、スコールはエムに合わせてディースに保護機能を搭載する様に技術陣に命令。
 スペックの底上げをしつつも、エムでもほぼISと変わりない様に仕上げたのである。

「ディースは、24機。その後、特殊部隊を出すわ。必要になれば、私もトパージオンで出る。例のオートクチュールも試したいものね。」
 千冬に叩きのめされた後、スコールは専用のオートクチュールの開発を技術陣に命令。
 完成し、最終調整も終了していた。
 事と次第によっては、出るつもりでいる。
「機会が少ないからな。それもいいだろう。織斑一夏が、面倒な兵器を開発しているし、東欧も厄介なことになりそうだから、最悪お前が出る必要性も生じる。その前のテストとしてな。」
「目標が目標だものね。楽には済まない。」
「邪魔者は?」
「排除して頂戴。その後は、後釜を据えておけばいい。」
「了解した。出撃する。」
 世界の一角で、とある作戦が発動された。

『これ以上好きにはさせないわよ。ドクタージェームズ・グレイ。排除させてもらうわ。』

『解った。可能な限り情報を入手する様に。』
 一夏の元に、特別調査局の極秘回線で連絡が入る。
『詳細なポイントは不明ながら、熱源らしき反応。人工物の可能性大か…。』
 会議で意見を言いながら、一夏は何が起こったか考えていた。
『可能性は捨てきれないな。知らせておくか。』
 一夏はある可能性を、見出していたのである。
 亡国企業での不協和音を伴奏とした、ダンスパーティーを。
 今までの亡国企業の行動と、その合理性を判断材料として。
 故に、千冬達に知らせる事にした。

後書き
空中艦隊を編成したと思ったら、今度は水上艦隊。
IS委員会の特殊な立場が利点になると考えられたからのようですが、建造にまで関わる一夏にとっては仕事が増える一方。
こんな事なら、空中艦隊の構想なんてするんじゃないと言いたいでしょうね。
でも、一夏も委員会の人間として給料を貰っているので、仕事はしなければなりません。
勤め人は辛いですな。給料もらってるんですから、その分働かなければなりませんからね。
そして、東欧のオファーで東欧諸国で編成される軍事組織の創設に当たり、アドバイザーとして会議に出席。
いろいろとアドバイスをしている時に、亡国企業で動きが…。
好き勝手に動いて、このままでは自分達まで破滅すると考えたスコール達が、遂にジェームズ・グレイの排除に動き出します。
さすがに気取られないように動いていますが、一夏は今までの事から可能性を見出し千冬達に連絡。
スコール達のクーデター。
成功するのでしょうか?
そして、ジェームズ・グレイの命運は?









1/144 ロシア空軍 試作戦闘機 PAK FA T-50 2号機 (SN13)
ピットロード
2012-04-08

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 1/144 ロシア空軍 試作戦闘機 PAK FA T-50 2号機 (SN13) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



1/72 Su-35S フランカー (E44)
ハセガワ
2014-07-20

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 1/72 Su-35S フランカー (E44) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



1/72 ウォーバードコレクション WB-4 Mig-29ファルクラム
タミヤ
1993-11-30

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 1/72 ウォーバードコレクション WB-4 Mig-29ファルクラム の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



ブログ村のランキングに参加しております。
来てくださった方は、よろしければクリックをお願いいたします。
励みになりますので。

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ

相互リンクはいつでも大歓迎です。
リンクをしてくださる方は、コメント欄にお書き下さい。
リンクの設定をした後に、お知らせします。

目次へ戻る。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ブログランキング・にほんブログ村へ
IS<インフィニット・ストラトス>二次小説 第144話 ダンスパーティー cogito,ergo sum/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる