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zoom RSS IS<インフィニット・ストラトス>二次小説 第139話 それぞれの想い<後篇>

<<   作成日時 : 2015/02/07 23:59   >>

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「少佐、1つ聞いていいかな?」
「何でしょうか?閣下。」
 読み上げ終わった虚さんに、俺は質問をする事に決めた。
「何で、勲章を貰うんだ?」
 そう言った途端、病室にいた主治医や看護師、その他の人達がこけた。
 本当にコントみたいだな。

「閣下の奮戦に対しての、各国からの感謝の印です。私達を含めて他の将兵も勲章が授与されます。」
「軍人は民間人を守るのが、仕事。私は当然の事をしただけだぞ。貰う理由が見つからないが…。」
 当たり前の事して、何で勲章に繋がるんだ?
 野球選手は、野球するのが仕事。
 サッカー選手は、サッカーするのが仕事。
 そして、軍人は戦うのが仕事だ。
 ああ、そう言えば千冬姉も勲章貰ったな。
 ううん…、そういう物か…?

「とにかく、各国はお前に感謝している。その気持ちは素直に受け取っておけ。それでいい。」
「解った。そうする。」
 そう言うと、千冬姉は小さく頷いて近くの椅子に座る。

「あまり難しく考えるな。優しくされた相手は、その優しさに感謝する。命を賭して守ってもらえば、その心に感謝する。軍人ならば、尊敬する者も出るだろう。そういう事だ。お前にとっては、大したことではないかもしれん。だがな、普通の人間が空を埋め尽くすゴーレムやあのデカブツを見て平静ではいられないだろう?皆の負担を減らしつつ先陣に立ち戦い、最後はたった一人で立ち向かったお前にこの国の人々だけでなく、周辺国も感謝している。その感謝の気持ちを受け取る事は、ごく普通の事だ。それだけだ。」
「うん…。」
 微笑んだ千冬姉は、俺を抱きしめて髪を撫でる。
「さて。私はそこらを見回ってくる。まあ、何もないだろうがな。」
「ありがとう。千冬姉。」
 あれ…?
 眠い…。
 ここの所、食事をすると眠いな…。
 まだ、回復の途中か…。
 寝よう…。

「大丈夫。順調ですよ。体が少しでも早く回復しようと眠りを欲しているので、眠っていらっしゃいます。ご心配なく。普通の事です。」
 診察とヴァイタルのチェックをした主治医が、千冬達に説明する。
「それから、勲章授与と爵位。それに城に領地を持たれましたこと、お祝い申し上げます。」
「いえ。恐縮です。ああは言った物の、爵位や城と土地まで授与されるとは思いませんでした。」
 安らかに寝息を立てている一夏を見て、千冬は本音を言う。
「世が世なら、それこそ一国の王になられてもおかしくない方。当然でしょう。では、後ほど。」
 主治医は、病室を出る。
 冬菊はカーテンを閉めて、一夏に授乳を始めていた。
「さて、見回りをしてくる。真耶は、ここにいてくれ。」
 デザートイーグルのマガジンに全弾装填されていることを確認して、千冬は病室を出る。
『しばらくは、私が一夏君を守らないと。』
 ファイブセブンのマガジンと予備マガジンを確認して、真耶は椅子に座る。

「異常ないよ。向こうもさすがに、しばらくは戦力の補充が必要みたいだね。それと、白式は終わったから。」
 見回りを終えた千冬は、束と会っていた。
「そうか。手間を掛けたな。」
「いいって。いっくんの成長具合を見たかったし、白式も自分できちんと調べておきたかったし。」
 見舞いに訪れた束は、一夏が考案した白式の次世代改修プランを聞くと、まだ回復が必要な一夏に代わって自分が行うことを申し出た。
 委員会としても、今回の様な自体は御免こうむりたかったので異例の速さで許可が出た。
 そして、一夏が白式のシステムにアクセスして準備をした後に、束は自分のファクトリーをフル回転させて短時間で改修を終了させていた。
「で、どう見る。」
「まさか、第六世代のコンセプトも考えていたとはね。しかも、私とほぼ同じ。」
「ISの小型化か…。」

 同じISでも機体を小型化することに成功して総重量を軽く出来れば、重量当たりの出力は増加する。
 それにより、一夏はISの性能を引き上げようと考えていた。
 大型化ではなく、小型化。
 概念自体は、さほど新しくはない。
 例えば、太平洋戦争時米海軍は日本の新型機に対抗する為に、機体を小型化して大出力エンジンを搭載したF8F ベアキャットを開発した。
 嘗て、凄まじい空戦性能で苦汁を飲まされ、格闘戦を行う事を禁止し、遭遇した時は逃亡も許可することを強いられた零戦に勝利するためには、高い運動性と低高度での空戦性能を備えた機体が必要という結論に達し、グラマン社は小型の機体に大出力発動機という組み合わせを選択したのである。
 これには、欧州戦線でメッサーシュミット Bf109と共にドイツ空軍の主力戦闘機として幾人ものエースが愛用したフォッケウルフ FW190の報告も影響している。
 その後、ジェットエンジンを搭載した戦闘機が主流になってからも、小型のMig−21がベストセラー機として改良を重ねられながら、現在でも運用されていることからその思想は適切である事が証明されている。
 アメリカ製のF−16もベストセラーとして、西側の多くの国で配備されベースとしたF−2も開発される。
 現在、アメリカでは空中空母が研究段階とはいえ構想されている。
 これは、輸送機から小型の無人戦闘機を発艦させて運用する物である。
 一夏も技術的な困難はあるが発想としては決して間違っていないと、考えている。
 これが実用化されれば、膨大な建造費と維持費が必要な空母は必要なくなり軍事費も減らす事が出来る。
 米軍にとっては、戦力を維持しつつ軍事費を減らす事が可能な有効なアイデアとして期待が寄せられている。

「それにしても、ISの小型化か…。楽じゃないのにね…。まあ、いっくんもナノマシン工学の世界的権威としてしられる科学者だし、それより小さいピコ単位の小型マシンも開発しているから納得と言えば納得かな。フラグメントマップは、今回の改修を受けて、更なる可能性を模索し始めてるね。小型で大出力のジェネレーターを搭載した機体も、十分考えられる。そうなったら、スピード、運動性、機動性、パワー、全ての面で既存のISをさらに引き離す。他の国は、どう思うのかな?展開装甲ですら、基礎理論の確立が出来てないしね。」
「一つ言えることは、亡国企業は堪らんだろうという事だ。今回の事で、確実に一夏はさらに実力を増す。相当にな。授業を考えると、少々頭が痛いがな。」
「まあ、ちいちゃんがいるから大丈夫でしょ。じゃ。」
「ああ。」
 束が去ってから、千冬は病室に戻る。

「思ったより回復が早いですな。やはり、鍛え方が違うからですかな。検査の結果を見てからになりますが、思ったより早く退院できるかもしれません。」
 そりゃ、ありがたい。
 すぐにでも、色んな用事を済ませて日本に戻って情報収集の現状を知っておきたいしな。
 束さんに改修をお願いしていた、白式の第六世代も調整に使うデータも取らないといけないし。
 生徒会の仕事も、相当溜まってるよな…。
 頑張って片付けないと。
 うん?騒がしいな。

「閣下。お客様です。」
「誰かな?」
 政府関係者かな?
 それとも軍関係者?
 心当たりがあり過ぎて、解らない。
「ロ、ロロロロ。」
「ん?驢馬でも連れて来たのか?病院内に動物は。」
「違います!」
「じゃあ、ロリコンか…?それはちょっと…。」
 うん。ロリコンはちょっと勘弁してほしい。
 俺にそっちの趣味はない。
「教皇猊下です。フランシス一世教皇猊下が、閣下にお見舞いをと。」

 ………………………………………………………………………………。

 …………………………………………………………………………………。

 ……………………………………………………………………………………。

 何ですとー!!
 カトリックの総本山であるバチカンの頂点におわせられる、教皇猊下が?
 この格好はまずい!絶対にまずい!!

「従兵!礼服を!!急いで!!」
「E va bene cosi com’e. Orimura tenente generale. Infine, perche sono stato indirizzato al recupero, ora non. Se resto, potrebbe tradursi in un molto.(そのままで結構ですよ。オリムラ中将。ようやく、回復に向かわれたのですから、今はお休みになられないと、大変な事になりかねません。)」
 穏やかな表情で俺に話しかけられるお方が、現ローマ教皇フランシス一世猊下だ。
 にしても、何で俺の所にお出でになられたんだ?
 俺、キリスト教信じてないぞ?
「Prima di tutto, devo devo ringraziare. Dal terribile minaccia, che abbiamo ricevuto la tua salvezza molti credenti. Come Papa, io sinceramente ringraziare. Quindi, la vittoria nella lotta contro la morte, vorrei gioia sinceramente che era diretto al recupero.(まずは、お礼を申し上げねばなりませんね。恐ろしい脅威から、多くの信徒をお救い戴いた事。教皇として、心からお礼を申し上げます。そして、死との戦いに勝利し、回復に向かわれた事を心からお喜び申し上げます。)」
 俺の手を取って、猊下がお礼を申し上げられている。
 そんな…、俺はただ…、守りたかっただけだ…。
 それだけなのです。猊下。
「Come me, e siamo ansiosi di scaldare le vostre parole di Sua Santita Papa, che si trova all’altezza di ammirazione. Voglio proteggere le persone il piu possibile tutta la strada. Molto era stato pensato cosi. E stato chiedere scusa per qualsiasi preoccupazione di molte persone, tra cui gli amici, ma in questo modo stiamo vivendo. Molto meno, si puo anche partecipare in onore ti degni di scaldare le vostre parole di Sua Santita. E, possiamo anche proteggere un sacco di gente. Sono sinceramente contento. Fastidio, che era a disposizione per visitare la stanza d’ospedale, come me, e estremamente grato.(私などに、教皇猊下の暖かい御言葉を賜り、感嘆の極みにございます。私は、ずっと出来る限りの人々を守りたい。ずっとそう思っておりました。友人たちを始め多くの方々にご心配をおかけしましたが、こうして生きております。まして、猊下から温かいお言葉を賜る栄誉にあずかる事もできました。そして、多くの人々を守る事もできました。心から満ち足りております。わざわざ、私などの病室を訪れていただけましたこと、厚く御礼申し上げます。)」
 猊下も大変お忙しい方だ。
 急なスケジュール変更は、楽な事じゃない。
 それでも、俺の所を訪ねて来てくれたのは本当に嬉しい。
 多くの人々を助ける事が出来た事を、改めて感じていた。
「Come avete sentito, io sono la personalita umile e gentile voi. Si prega di prendere un avere un idea coda per sempre. Allora, hai finito commissioni. Papa Agency, ha deciso che danno il dono modesto mentre lode vostri successi e nobile spirito che ha difeso un sacco di persone a scapito della propria.(聞いた通り、謙虚でお優しい人柄ですね。いつまでもそのお心をお持ちになってください。では、用事を済ませますか。ローマ教皇庁は、自らを犠牲にして多くの人々を守り抜いたあなたの功績と気高き精神を讃えささやかながら贈り物を差し上げることを決定いたしました。)」
 お付きの人が、箱を開ける。
 え…?
「L’Ordine di San Silvestro Cavaliere di Gran Croce, sara presentato. Noi, anche il vostro spirito nobile e gentilezza per sempre. E, che non si dimentica il sentimento di gratitudine.(聖シルベストロ教皇騎士団勲章ナイト・グランド・クロスを、贈呈いたします。私達は、いつまでもあなたの気高き精神と優しさを。そして、感謝の気持ちを忘れることはないでしょう。)」
 俺の首に煌びやかな頸飾が、掛けられる。
 何か、別の重さを感じる…。
 感謝、なのかな…。
 もしそうだったら、うれしいかな…。
 それだけの人々を、助けられたんだから…。
「Non solo il pubblico, e siamo ansiosi di onorare Medal assegnato, non c’e una parola di ringraziamento. La mia gratitudine, disposti a mostrare in azione per il futuro. Che posso fare questo a me, giuro che siete nel corpo e nell’anima.(謁見だけでなく、勲章授与の名誉を賜り、お礼の言葉もございません。私の感謝の気持ち、今後の行動で示す所存。私にやれることは、全身全霊ですることを誓います。)」
 深々と頭を下げて、猊下のお礼の言葉を申し上げる。
 本当に、言葉で言い表せない程嬉しい…。
 今までの努力の成果を、感じることが出来たんだから…。
 医療その他諸々、できることは全身全霊で取り組んで見せる。
 必ずだ。
「Nella congregazione viene salvato nel piano medico a vostra disposizione molti anche che ha ottenuto una speranza. Lotta sarebbe anche molti, ma vi prego di lavorare sodo. Stemma del cavaliere, e permesso di consegnare in una data successiva. Da essa, il rosario per te .... Si prega di pensare il suo fascino. Ogni giorno, che per si trascura lo sforzo per qualcuno c’e un Dio benedica.(信徒の中には、医療面で救われ希望を得た者も大勢おります。苦労も多いでしょうが、頑張ってください。騎士の紋章は、後日届けさせます。それから、このロザリオを貴方に…。お守りだと思ってください。日々、誰かの為に努力を怠らない貴方に、神のご加護があらんことを。)」

 俺は、戴いたロザリオをずっと見ていた。勲章は既にしまっている。
 俺は、クリスチャンじゃない。
 けど、嬉しかった…。
 俺がやってきたことが、きちんと誰かの為になっていることを感じる事が出来たから。
 俺にとって、何よりの報酬だ。
「織斑君。本当におめでとう。よかったですね。」
 山田先生が涙ぐみながら、俺にお祝いを言ってくれる。
「ええ…。勲章もですけど…、守れてよかった…。心からそう思います…。早く体を治して、もっと腕を磨かないと…。」
 そうだ。
 もっと、腕を磨かないと。
 似たような事があっても、病院送りにならない様にしないとな。
 周囲に散々心配させちゃったのは、不覚としか言いようがない。
 せめて、最後の大仕事までは心配させない様にしないとな…。

「閣下。帰国のスケジュールですが、各国での勲章授与式及び晩餐会等がありますので、大幅に遅れます。最も大がかりなのが、イギリスでのガーター勲章授与式になります。」
「みなりには十分に気を付けないと、女王陛下に非礼に当たる。まあ。それはどこでもそうだが…。礼服のスペアはキープしていたな?」
「はい。十分に。艦内にはクリーニング施設もありますので、問題はないでしょう。」
 とすると、それ以外か…。
「それでしたら、私の家にご逗留戴いてお支度をなされば問題ありませんわ。既に用意は済ませてありますし。」
 ICUに入ってきたセシリアが、身支度の準備の手伝いを申し出てくれる。
 名門オルコット家の当主。
 そこらへんは、大丈夫か。
 よし。
「じゃあ。頼まれてくれるか?」
「勿論。我が家で、ガーター勲章を授与なさる方のお世話をできるなんて、大変な名誉ですわ。お任せください。」
「助かるよ。」
 それにしても、大事になってきたな。
 やれやれ。
「一夏。本国から連絡が来たわ。アーミーが、専属の世話をする兵を選別することにしたそうよ。」
 ナタルが、アメリカ本国からの連絡事項を伝えに来る。
 そこまで、やる必要あるのか?
 一応、俺にも専属の従兵がいるぞ。
「いろいろあるのよ。あんな大軍が攻めてくるとは、本国も思わなかったし。欧州や大西洋方面の部隊が到着する頃には、あちこち焦土になってて被害は間違いなく天文学的。失われた人命も、考えるだけで寒気がするわ。ゲルニカ程度じゃすまないほどの地獄絵図になっていたのは、間違いないわ。それを、一夏が陣頭に立って防いだんだもの。お迎えする側としては、きっちりおもてなしをしないとね。」
「別に、俺だけじゃないだろ?部隊の皆がいたから、防げたんだしさ。2回目なんて俺はベッドの上で寝てたんだぜ。もっとしっかりしていたら、2回目も、俺が陣頭指揮を執っていたさ。それが司令官たる者の責務だ。勲章をいただけるのはありがたいと思うけど、それを思うと心苦しい部分もあるんだよ…。」
 本当…。
 俺に、もっと力があればな…。
 そうすれば、ベッドで寝ている何てことなかったろうに…。
 何らかのパッケージやオートクチュール、設計するか…。
 そんな事を考えていると、ナタルが俺を抱きしめる。
「一夏はワンマンアーミーじゃないのよ。そんなふうに、考える必要はないわ。国際社会は複雑だけど、軍人同士の友情は別でしょう?マクドネル大佐は、自分が横須賀にいるしかないのを、心から悔しそうにしていたわよ。「向こうの事は頼む。」って、深々と頭を下げられた時の表情は見ている方が辛かったわね。戦闘機乗りにしても、駆けつけたかったのは言わなくても解っていた物。でも、F−35のスピードと航続距離じゃ、無理な話だわ。今回投入された、G−TMA。一夏が設計に関わったのは、一目で解ったわ。十中八九、本国はライセンス生産や共同開発を提案するわね。現実になれば、戦闘機乗りからは、乗り換える事を希望するのも多い筈よ。少しでも、一夏と肩を並べて戦えるもの。だからそういう風に考えないで。私も含めて、多くのアメリカ軍人はあなたを戦友だと思っている。だからこそ、助けたい。仲間を見捨てないのは、アメリカ軍人の基本的な精神。だから、出来ることはするわよ。」
 そう言って、俺の額にキスをすると病室を出た。
 セシリアも、とっくに病室を後にしている。

「どうかしたのか?一夏。」
 千冬姉が見回りから戻って、考え込んでいる俺を見て傍の椅子に座る。
「うん…。俺は、どこか間違ってたのかなって…。」
 何故だか解らないけど、そんな気がする…。
「焦っていたのかな…。ずっと歯がゆかったんだ…。何もできない自分が…。千冬姉は、俺の為に必死に頑張ってくれたのに俺は感謝の気持ちも表せない。たまらなく悔しかった。だから…、今度は、そうならないようにって必死に頑張ったのにこのざまだ…。どうすればよかったのかなって…。そう考えてたんだ。」
 千冬姉は俺の言う事を黙って聞いてくれて、俺が大きな溜息をつくと抱きしめてくれた。
「間違っていたというのは、ある意味その通りだな。そんなふうに考える必要はなかったのに、そう考えた。だが、それはお前が私が願った通りに、育ってくれたからだ。」
 え…?
 どういうことだよ…?
「誰かの為に何かしたい。そういう優しさを持ってほしいと、私は願っていたからな。どんなに優れた頭脳を持っていようが、どれほど戦闘のプロフェッショナルだろうが、優しい心を持っていない奴は人間のクズだ。お前はそうではない。だから、必死に頑張った。まあ、私としては無理をし過ぎないで欲しいがな…。私を含めて、お前の周囲には頼れる人間は多くいるだろう?何かあれば、力になる。だから、あまり自分で何もかも背負いこもうとするな。見ている方は、気が気じゃないからな。とにかく、今は休め。今お前がすべきことは、体を治す事だ。ゆっくりな。その間は、私達がお前の分まで戦う。案ずるな。それから、白式の改修は終わったそうだ。」
「うん。」
 俺は、ベッドに横になって少し眠る事にした。

『今は、ゆっくり休んでいろ。その間は、私が連中を追い払っておく。』
 第二形態緋桜となった暮桜は、格段に強力なISになっている。
 自分と舞桜。
 そして、今は追加兵装パッケージとなった嘗ての愛機暮桜。
 これが揃えば、一夏が体を癒す時間は幾らでも作れる。
 千冬はそう確信していた。

後書き
一夏は誰かの為に何かをする事に対して、代償という物を一切求めません。
それが欲しくてしているからではないからですが、とにかくお人好しだからです。
そんな一夏に、感謝の気持ちは素直に受け取る様に言います。
そんな一夏の元に、常識ではまずありえない事態が。
何と、ローマ教皇が一夏の元へ足を運び、多くのカトリック信者を守った事に対して自ら厚く礼をいい、カトリック信者ではないにも拘わらず、カトリック教会やローマ教皇にたいして多大な貢献をした物に贈られる聖シルベストロ教皇騎士団勲章とお守りとしてロザリオを贈ります。
一方、千冬は見回りの最中に束と会っていました。
白式の改修が終わっていたのです。
小型化という難題に挑み、プランを完成させた一夏。
一歩、束に近づきました。
今後の帰国の予定や、勲章の授与式の事を決めた後。
今迄の自分は間違っていたのかと考える一夏に、あまり自分で何かを背負い込み過ぎずにもっと自分達を頼って欲しいと言います。
優しい心を持った人間に育ってほしいという思いが叶っていたことを再確認した千冬は、体を癒すために眠る一夏を守る決意を新たにします。










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