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zoom RSS IS<インフィニット・ストラトス>二次小説 第131話 東方遠征

<<   作成日時 : 2014/12/14 01:22   >>

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 ふ〜ん。
 いい筋してるな。
 さすがだな。
 にしてもだ…。
 これで、1年生も全クラスに専用機持ちか…。

「駄目…。勝てない…。」
 蘭達を始めとする、1年生の専用機持ちが全員へばってる。
 蘭は、かなりいい線行ったんだけどな。
 まあ、それ以外も結構追い詰めた。
 けど、相手が相手だからな。

「そんな事ないわよ。こっちだって、冷や冷や物だったわ。五反田さんなんか、特にそう。さすが織斑先輩お手製の第三世代を、専用機とするだけあるわね。大分使いこなしてる。背筋が、何回か寒くなったのよ。冗談抜きで。」
 百地葉月。
 自由国籍で、スウェーデンの国家代表だ。
 そして、ESRSのエージェントでもある。

「さすがに国家代表相手だと、まだ勝てはしないか。一夏は別格だったからな。」
「それでも、あれだけやれれば大したものですよ。今年の1年生も有望な生徒が揃いましたね。」
「ああ。鍛えがいがある。それにしても…、本当に来るとはな…。百地家…。伊賀流忍術の祖。丹波乱波の頭領だった百地宗家の直系の血筋か…。エージェントになっているのは、聞いていたが…。」
「はい…。」
 伊賀流忍術の祖。
 百地丹波。
 正史では、信長率いる5万の大軍によって討伐された。
 いわゆる、天正伊賀の乱である。
 だが、丹波は捕えられた後、その腕を信長に買われて様々な諜報活動を行った。
 これを知るのは、織田家の重臣の中でもごく一部である。
 そして毛利攻めの際の下調べとして中国地方に行っていた際に、本能寺の変が起きて信長は切腹。
 その後は、毛利方と和睦した秀吉によって光秀は討たれる。
 秀吉は、柴田勝家、滝川一益、丹羽長秀ら、丹波を知っていた重臣の1人だった。
 使えるべき主君を失った丹波は、秀吉に仕え歴史の影で天下統一事業を支える事となる。
 だが、朝鮮出兵を始めた秀吉を見限り、丹波の国に戻り山中の庵で静かに暮らす事となる。
 このままなら、そのまま山中でひっそりと一生を終えただろう。
 だが、秀吉死後、石田三成と徳川家康の対立が激しくなるにつれて、家康の家臣服部半蔵が齢80を過ぎた丹波の元を訪れて家康に仕えるよう説得。
 一度は高齢を理由に断ったが、最終的に丹波は家康に仕える事を承諾。
 嘗ての配下を集め、後に合戦が起きた場合家康が勝利するように様々な諜報活動を指揮する。
 表では黒田長政が各地の大名を調略し家康側に引き込み、それを密かに丹波が裏から支援。
 関ヶ原の合戦では、家康側の大勝利に貢献することになる。
 その後は、跡取りに家督を譲り隠居。
 再び丹波の山中の庵に戻り、静かに世を去る。
 死の間際。半蔵と丹波は話し合いをし、表では半蔵が伊賀流忍者を束ね、その裏で丹波乱波が動くという体制を作る事となった。
 以来、丹波乱波は影として徳川幕府を支える事となる。
 そして、時代が過ぎ現代ではエージェントとして各地で動いている。

「申し上げます。」
「孫一か、どうした?」
「はっ。一夏様を狙う暗殺者を発見、始末いたしました。痕跡、死体、全て片付けております。」
 1年生の訓練を見ていた時に、どこからともなく声が聞こえる。
「解った。引き続き頼む。」
「承知。相州乱波、甲州透破、鉢屋衆、戸隠流、柳生宗家、中根家の者たちも周辺を回っておりますが異常はないとの事です。」
「そうか。」
「では。御免。」
 微かな気配が、完全に消えた。

 この辺りは、かなりびっくりどっきりな話になっている。
 最初は武田家に仕え、後に真田家にも使えた一族がいる甲州透破。
 風魔小太郎が有名な、風魔一族相州乱波。
 源平合戦の際木曽義仲に仕えた仁科大助を祖とする、戸隠流。
 将軍のボディーガードを務めた事もあり、その剣術は将軍家御家流ともなった柳生宗家。
 将軍家直属の密偵、公儀御庭番衆を束ねた中根家。
 風魔小太郎が処刑されたことになって途絶えたとされる、風魔流等正史では滅亡した忍びはあくまで世を欺く為。
 幼い頃より幾度も裏切りにあった家康は、猜疑心が強いところがあり忍び達を密かに使って各地を徹底的に調べていた。
 で、今でもその血脈は続いている。
 タッグマッチの時に届いた書状には、葉月がIS学園に編入する事。
 そして、各地の忍びの末裔が一夏の身辺を守る事。
 それが、当主の連名と花押と共に書かれていた。
 なんでまた、こうなったんだか…。

 今、密かに話していたのは、鈴木孫一。
 戦国時代、大量の鉄砲を使用して戦った傭兵団雑賀衆の末裔だ。
 根来寺の僧兵たちと共に、信長に敵対して散々に苦しめた。
 雑賀衆には、信長を暗殺しようとしたスナイパーまでいる。
 その後も、こうして続いてきたので銃の扱いは手慣れたものだし狙撃に関しちゃ超一級。
 ゴ○ゴ13クラスも、かなりいる。
 スナイパーがいるのは気づいていたし、いざとなったら白式の部分展開で防げばよかったので放っておいたけど気配消すのうますぎ。
 亡国企業も、おっかないの敵にまわしちまったな。
 IS学園。
 と言うか俺か。
 ハードとソフトで十重二重に囲まれた、鉄壁の要塞になったわけだ。
 ここは、軍事施設じゃないんだがな。やれやれ。

「そう言えば、織斑君。今日でしたっけ。」
「ええ。放課後のトレーニングを終えてからですね。」
 今日から、俺はアヴァロンと共にちょっと遠征をすることになっている。

 放課後。
 俺は、アヴァロンの指揮シートにいた。
 目的地は、東欧ポーランド。
 これには、色々と理由がある。
 第一に、東欧にはISが配備されていない。
 第二に、それにも拘わらずに、東欧の東にはロシア。西にはドイツがある。
 第二次大戦、それ以前の歴史の事もあってこの2か国にポーランドは不信感を持っており、さらに東欧全体にその傾向がある。
 以前から、この問題を無視はできないと、委員会でも度々議題になっていた。
 そこでアヴァロンと共に、俺が親善訪問に訪れることになった訳だ。
 そして、今回はロールアウトしたばかりの芝崎インダストリー製第三世代IS 蒼翼の実用試験も兼ねている。
 空自での運用を想定しているので、抜群の上昇性能と運動性。速度域関係なしの砲撃戦及び近接戦性能が売りだ。
 低速度域での空戦性能を高めるのは、F−2がヒントだ。
 従来の高速自慢の戦闘機って、低速度域でのドッグファイトの性能が今一つだったがF−2は高い。
 おかげで、指導教官達は指導プログラムを作るのに結構苦労したそうだ。
 ハイパーセンサーは瑞鶴の物をさらに発展させて、各種ジャミングに対しても強いし各部のEMP対策も万全。偏向射撃が可能な重荷電粒子ライフルが、主兵装。こいつは重荷電粒子ビームをビームナイフとする事が可能になっている。さらにハードポイントにはアサルトライフル、ショットガン、オートマチックグレネードランチャー等を各種用意して状況に応じて搭載できる。
 両脚部の多連装LOSATは、タッグマッチでの紅椿の第三形態移行を踏まえて急遽誘導機構に従来以上の対EMP及びECM対策を施してある。
 近接兵装として、ビームマチェットを2本。兵装としてはこれが基本で、今は、新開発した兵装を一通り装備させている。
 後は状況に応じて、バススロットに様々な兵装を搭載できる。
 白式が使っている様々な外部兵装も、全部使用可能。
 燃費と整備性もいい堅実な設計だけど、機体の基本スペックはかなり高い。
 さらにアヴィオニクスも改良して、様々な防御兵装を搭載している。
 背部に可動式シールドを搭載して、防御にも考慮している。
 さらに、多目的ビットも6基搭載しているが制御システムは新型。
 装甲は、白式の多重ナノ結合ハイブリッド・ハニカム装甲を量産機で使えるようにコストを下げる事に成功した。
 とにかく白式は、装甲も技術も高度でコストが馬鹿高い機体だった。
 瑞鶴の特殊強化ナノチューブスプリング・ハイブリッドハニカム装甲にしても、白式の装甲の簡易化だったので防御力では劣った。
 けど、この装甲の技術を取り入れて遂に量産化に成功。
 装甲の防御力なら、第四世代クラスにする事に成功した。
 イグニッションブースト機構も瑞鶴の開発で得たデータを基に燃費をよくして、加速度を向上させている。
 駆動部のギアも滑らかな動きで消費エネルギーを抑えながら、パワーも増している。
 瑞鶴で試したいことは、全部量産機で使用できるようになった。
 海自仕様となると、離着艦機能の改善がメインだな。
 陸自の震電でも運用は出来るけど、いろいろと改善点が出て来たからな。
 今は本社で、トライアルの最終段階。
 今までの試験結果は良好なので、十分いけるだろう。

「バスタード1番機、2番機。帰艦します。3番機発進どうぞ。続いて4番機発進します。」
「哨戒結果、異常無し。」
「使えますな。十分に。」
「ああ。開発に携わって身としては、ほっとしているよ。」
 様々な分野で使用可能なUAVとして開発されたが、十分いけるな。

 UAV バスタード。
 近年、兵器開発でつながりを深めているイギリスとの間で開発が進められた機体だ。
 そもそものきっかけは、アメリカの沿海域戦闘艦フリーダムでMQ−8 ファイアスカウトUAVが運用された事だ。
 元々は評価目的だったが、増槽とセンサーを搭載して哨戒活動。
 対潜ヘリと連携しての対潜攻撃等、色々と活躍することが判明後海軍仕様で制式採用。
 これを見たBAEシステムズが、将来フリゲート艦載機用UAVの市場が開けると考えて日本に話を持ちかけて開発が進んだ。
 ステルス性が高く、主翼を折りたたむと艦載ヘリコプターよりも搭載スペースはコンパクトで済む。
 対潜警戒だけじゃなく、早期警戒も可能。
 対潜警戒では、垂直離着陸機構を利用してヘリのホバリングと同じ状況を作る事に成功した。
 標準装備のレーダー等のアヴィオニクスも十分な性能を持つ高性能機となったにも拘わらず、機体の単価はオプション込みで3機分で7500万ポンド(150億円)に抑える事が出来た。
 地上設備と言っても、民間の大型トラックを改造した整備を行うための車両。
 民間で使用されているタンクローリー。
 民間の大型トラックを改造し、衛星通信装置搭載した通信車両。
 機体のコントロールを行う、制御車輛の4両。
 全て、民間の車両をベースに改修するので地上施設に相当するシステムも安く済む。
 勿論、これらの装備は地上施設でも運用できる。
 各種車両の合計額は、1億1772万円に抑え込んだ。
 使える民生品が、多かったからな。
 車両に大容量燃料電池を搭載して、各種ハードが使えるように改修。防弾装甲を追加して、ガラスは防弾ガラス。
 軍用車両だからな。こういうのも必要になるって事だ。

「使えますな。バスタードは。」
「ああ。お蔭様でな。」
 開発に関わった人間としては、そうでないと困る。
「第1IS小隊帰艦。第2IS小隊発進どうぞ。」
 今回のポーランドへの遠征では、歴史的事情を考慮して護衛にはラウラも楯無さんも来ていない。
 ラウラは、生粋のドイツ人。
 楯無さんは日本人とはいえ、今はロシア国家代表。
 今回はやめた方がいいだろう。
 そこで、IS委員会に出向して少佐の階級を持つ岩村一尉が担当。
 麾下に、蒼翼のテストパイロット2名と陸自から岩村一尉が選んだ専用機持ちが来ている。
 その他は、丹波乱波、相州乱波、雑賀衆から護衛が選抜されている。
 丹波と相州には1人ずつ、雑賀には2人の専用機持ちがいるから、びっくりだ。
 さらに、IS委員会直属のリヴァイブのカスタムタイプが4機。
 ISは白式を差し引けば、12機になる。
 さらに、ISの数が制限されていることを考慮して開発したある機動兵器を2個中隊。
 数としては、十分すぎるどころか戦争だって出来る。
 しないけど。
 ISの内訳は、キャメロット、蒼翼が2機、要撃用追加兵装パックを搭載した震電。
 近接戦能力をさらに強化した、ファングクェイク。
 強行偵察仕様に改修した、テンペスタU。
 長距離支援仕様に改修した、打鉄弐式。

 日本で最も有名な忍者の一派であり、接近戦を得意とする伊賀流忍者の末裔丹波乱波。
 後北条氏五代の栄華を支えた風魔忍者の末裔、相州乱波。
 鉄砲を大量に配備して、その火力で信長を散々に苦しめ暗殺も企てた雑賀衆。
 物凄い顔ぶれだよな。本当。
 ISにしても、技術者集団を抱えているな。
 ここまでの、改造をしてるんだからな。
 それに、例のあれを2個中隊。
 委員会用にコアを作ってはどうかという束さんの提案もあったが、IS委員会にISやコアが集中し過ぎると各国が不満を持つだろう。
 特にISを保有していない国は、尚更。
 環境を作ってからでないと、とても無理だ。
 一応、委員会直属部隊向けの量産型第三世代ISと第四世代IS双方の設計は完成している。
 情勢に応じて作るのが、無難だろう。
 委員会にも、相応の戦力があった方が問題の仲裁に入る際も発言力が強くなる。
 外交力に軍事力の強弱が影響するのは、人間が国家を作ってから未だに変わらない。
 いつになったら、変わるんだかね。まったく。
 そして、周囲を慎重に警戒しつつ、ポーランド海軍の本部が置かれているグディニャに到着した。

「報道では見ていたが、何という大きさだ…。」
 アヴァロンの巨大な船体。
 大口径の主砲と副砲。
 各所に装備されている、様々な兵装。
 それらを見て、ポーランド海軍司令官トマシュ・マテア大将が呆然と呟く。
 銃剣を付けたマウザー Kar98kを持ち整然とした姿勢を保っている儀仗兵も、息を飲む。
「IS委員会直属とはいえ、羨ましいものだ…。我が国の装備をもっと近代化できればよいが、資金がない…。」
 ボグダン・クリフ国防大臣が、溜息をつく。
 ポーランドの軍事費は、118億ドル。
 対する日本の国防費は、1200億ドルとポーランドの10倍。
 IS発祥の国だけあって、関連する特許の収入。
 その他の技術使用料、優れた工業製品の輸出。
 さらに、日本近海で採掘される莫大なメタンハイドレート。
 沖縄近海の海底から発掘される、レアメタル。
 南鳥島沖から産出される、莫大な良質のレアアース。
 さらに、海水から様々な貴重な資源を抽出する技術を使用して産出されるウラン、コバルト、モリブデン、クロム等の様々な資源。
 価格競争に敗れた為に閉山された、タングステン鉱山の採掘の再開。
 足尾銅山鉱毒事件で有名になった銅にしても、環境対策技術が進んだために再開が可能になり各地の鉱山が再開されている。
 リサイクルの徹底と、技術の進歩。
 レアアースの代替品技術の、進歩。
 資源確保のためにがむしゃらになった結果、日本は世界でも有数の資源大国になっていた。
 日本が輸入する必要のある資源は、原油、ボーキサイトを含めて多くはない。
 それらにしても日本は調達先を分散して、リスクを可能な限り少なくしている。
 高度な技術とそれを支える各種資源。
 それらを持つ日本が、自然と経済力が大きくなるのは必然であり軍事費にしてもまだ増やす余裕はある。
 だが、今の所増やす必要はないので、現在の水準にとどまっている。
「2人とも。考えるのは後にしないかね?お目見えだよ。」
 エバ・コパチ首相と始めとする閣僚と共にアヴァロンを眺めていた、ブロニスワフ・コモロフスキ大統領が話しかけてようやく2人は我に戻る。
 勲章がついた礼装に身を包んだ一夏にヴァヒテル大佐を含む幕僚達が艦からグディニャの土を踏むと、軍楽隊がポーランド国歌「ドンブロフスキのマズルカ」の演奏を始める。

「Witaj. Do Polski. Serdecznie zapraszamy.(ようこそ。ポーランドへ。心から歓迎いたします。)」
「Komitet IS specjalne stacje badawcze i anteny pancernik Avalon dowodca Ichika−Orimura general. Pan Prezydent i wszyscy Ministrow,. Matea jest kraniec pick−up i dowodca marynarki zachwyci dopasowane rowniez.(IS委員会特別調査局兼空中戦艦アヴァロン司令官イチカ・オリムラ中将です。大統領閣下、それに閣僚の皆様。マテア海軍司令官も揃っての出迎えていただき歓喜の極みです。)」
 こういう時の挨拶は、相手国の公用語でするのが何よりいいだろう。
 今までの勉強の成果が、役に立つ。
 ポーランド語は、全く問題ないしな。

 その後、俺達を乗せたリムジンは各国海軍との交流を考慮して建てられた迎賓館に厳重な警備の元向かった。
 通された部屋は最高級の家具ばかりで、ベッドもふかふかと来ている。
 俺は別に普通のホテルでもいいんだが、そういうわけにもいかないか。
 一休みした後、カモミールティーを飲みながら公務の事を考える。
 アヴァロンを見せるのが、今回の遠征の目的じゃない。
 IS委員会が東欧を決して見捨てないという保証を、信じてもらうためだ。

 これは、IS及びコアを保有する国家の位置が関係する。
 中東欧でISを保有する国は、ロシアだけ。
 それ以外の国には1機もない。
 5大国に名を連ねるイギリス、フランスを除けば、北欧、西欧にヨーロッパのIS保有国が集中する。
 ロシアと他の東欧諸国はいろいろあったし、嘗ての旧共産圏の国家はワルシャワ条約機構が無くなった後はNATOに加わっているので敵同士とは言わなくても関係は微妙。
 さらに周辺国の都合に振り回されて国家を分断された国土が移動したりと、波瀾万丈どころじゃないポーランドは中東欧最強の軍事力を持つロシアにNATOでもイギリスに次ぐIS保有国への不信感が強い。
 ロシアやドイツの都市と姉妹都市提携をしている所もあるけど、国防となると話は別だ。
 他にも、歴史、宗教、民族等が原因で、他のIS保有国とは関係が微妙な国もある。
 そう言った国々は、国連でISとコアを大量に保有する国々にコアの譲渡を要求したが当然応じるわけがない。
 結果、IS委員会にも不信感がある。
 「中東欧のことなど、どうでもいいと考えているのではないか?」と言う不信感だ。
 もちろん、そんなことは無い。
 IS保有国は、事があれば救援に向かう事を国連安保理で宣言している。
 それでも、不信感は消えない。
 そこで、IS委員会の最強の戦力であるアヴァロンをポーランドに派遣することが決定した。
 IS委員会は、中東欧を守るためならばいつでも持てる戦力を派遣するというメッセージを伝えるためだ。
 事実、ちょっと電子新聞を見てみるとアヴァロンがポーランドに来た事は、大きく報じられている。
 うん。好意的に見られているな。
 まずは、上々。
 後は、これからだな。

 スケジュールの中には、軍の訓練風景の見学が入っている。
 ここまで来ると、思惑はすぐに理解できた。
 やれやれ。

後書き
とうとうと言いましょうか、遂にと言いましょうか、1年生の全クラスに専用機持ちがいる事態に。
しかも、自由国籍でスウェーデン国家代表。そしてEUのエージェント。
さらに、日本各地の忍者の末裔がずらり。
しかも、今回編入してきた専用機持ちが、伊賀流忍者の祖と言われる百地丹波の末裔。
ちなみにこの人物は、実在の人物です。
その後の歴史は、私独自の設定です。
他の忍者の歴史もそうです。
後北条氏の繁栄を陰で支えた、風魔忍者は風魔小太郎を家康が処刑して途絶えています。
それにいろいろと肉付けをして、設定を作りました。
他のも、似た様な物です。
その一夏をガードする為に、それぞれの一族が忍びを一夏の守りに派遣。
早速、十重二重の備えを敷きます。
只でさえ厳重だった一夏のガードは、さらに厳重に。
亡国企業の特殊部隊もおいそれとは、手出しができませんね。
さて、今回一夏はポーランドを訪問。
中東欧というのは、際立って国力の強い国と言うのがないので歴史的に大国に振り回されてきました。
ポーランドはその中でも、最も振り回された国の一つと言えると考えます。
分割されて歴史の舞台から消えて、独立したと思えば独ソの密約で分断。
その後も、第二次大戦の戦勝国の思惑に振り回されてしまいました。
それ故に、ドイツとロシアに対する不信感がぬぐえないというのも事実です。
一夏が訪問する目的は、東欧自体の国力、軍事力は強力でなくても、IS委員会等の国際組織は見捨てないという強いメッセージを送る目的。
それに最適なのが、アヴァロンとその司令官であり世界でも屈強のISパイロットでもある一夏の訪問。
他にも、理由があるのですが解る人は解ると思います。
それは、後のお楽しみと言う事で。










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