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zoom RSS IS<インフィニット・ストラトス>二次小説 第127話 想いを力に<後篇>

<<   作成日時 : 2014/11/09 23:41   >>

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 青龍刀ははっきり言って前より物騒な武器になったが、弱点をカバーすることに関して鈴はまだ完全じゃない。
 そこに、隙が生まれる。
 俺は、そこを徹底的につく。
 セシリアの方が、かなり攻撃的になったので出来る限り早く鈴を戦闘不能にしないと、由香里が危険だ。
 何より、今のブルーティアーズにはワン・オフがある。
 あれとビットを併用されると、魂振が簡単に通用しなくなる。
 そうなれば、射撃戦になるがセシリアの射撃精度は由香里のそれを大きく上回る。
 とにかく、出来る限り早くこっちを済ませないと。
 一撃を更に加えた後、鈴が4門に増えた衝撃砲を発射する。
 既に気づいていたが、拡散した上にそれが偏向射撃のパターンになる。
 マジかよ…!
 崩山を取り込んでいると仮定すると、ホーミングの状態でも威力はかなりの物の筈だ。
 白式の機動性を活かせば十分に躱せるので、俺は瑠璃翼の重荷電粒子砲を一斉に発射すると鈴に接近する。
 必死に回避する鈴が、左腕で自分を庇いながら右腕にある衝撃砲とクロスボウを連射する。
 連射速度が速い。
 ガトリング砲より速いぞ。まったく。
 回避しつつ接近して一撃を加えた後、俺が見たのは地面を大きく穿った痕だった。
 衝撃砲か…。
 いや、違う。
 音の感じから、クロスボウ状の兵装からだ。
 けど、貫通力が高すぎる。
 待てよ。貫通力…。
 そうか…。あのクロスボウ状の兵装は、火剣が発展した物か…!
 HEAT弾頭を、自己鍛造弾でコーティングしたんだ。
 液体金属の超高速噴流でダメージを与える、HEAT弾。
 周囲から掛けられる凄まじい圧力で金属が弾丸の形状になり、その時に掛かる力で貫通力が数倍になる自己鍛造弾。
 自己鍛造弾で穴をぶち開けて、そこにHEAT弾をおみまいか。
 喰らったら、洒落どころじゃすまないな。
 柔な装甲のISじゃ自己鍛造弾の段階で装甲がアウトになる、そこにHEAT弾頭が襲い掛かるんだ。下手すりゃ、そのまま失神して病院直行。
 ISの軍事利用が、原則禁止でよかったぜ。
 今の甲龍なら、平原を驀進する世界トップクラスの戦車を纏めて破壊できる。
 そういう事態は起こらないだろうけど、各国首脳には徒に軍事力を行使するのは謹んで貰わないとな。
 にしても、これは面倒なことになったな。
 あんなのバカスカ喰らったら、いくら白式の装甲でも自己修復が追いつかなくなる。
 全部叩き落とす事は出来るが、稼働エネルギーがかなり減る。
 使わせる暇を無くす。
 結局の所、それしかないか。
 あの厄介な衝撃砲の他にも何かありそうなのは確実だけど、それしかない。
 そう考えていると、鈴は連装式の兵装を展開して俺を狙い撃つ。
 っと!
 初速は速いし、威力も高い。
 待てよ…。
 見たことあるぞ。
 インパルス砲か。
 火竜を有効な兵装と判断した甲龍が、自分の兵装としたな。
 けど、手数の多さならまだこっちの方が上だぜ。鈴。
 瑠璃翼の重荷電粒子砲の、偏向射撃。
 全ての軌道を別々にして、鈴の動きを止める。
 鈴はそれを読んだな。
 まあ、バレるよな。普通。
 でも、甲龍の弾幕じゃこいつは防ぎきれないぜ。
 一気に近接戦闘に持ち込む。
 セシリアがワン・オフを使って、さらに一気に勝負を決めに行ったから由香里が相当苦しくなってる。
 どうにか、持ち堪えているけどそんなに持たないだろう。
 流星と八竜でセシリアを牽制して、由香里に反撃のチャンスを与えつつ鈴との距離を詰める。
 さすがに、瑠璃翼の弾幕を防ぎきるのは不可能なので甲龍もかなりダメージを負ったが、鈴は戦う意志を捨てていない。
 元々、負けず嫌いの上に精神的にも鍛えられてるからな。
 そう簡単にはいかないか。
 こんどは、鉄蛇の発展型か。
 けど、所詮はまっすぐ進むだけだし、何よりスピードが遅い。
 躱すのは訳もな…。
 追尾してきた…。
 BT兵器の応用かよ。
 この分じゃ、電圧も相当に上がってるな。
 けど、これなら守扇で防げる。
 極端な事を言えば、ビームダガーの先端さえ止めてしまえば無力化できるからな。
 イグニッションブーストで、スピードの乗った一撃を浴びせる。
 よし。次で終わらせる。

「掛かったわね!一夏!!」
 皮膚で感じる大気が、暖まってる。
 いや、むしろ熱い。
 気が付くと、周囲を針状のプラズマブレードが無数に取り囲んでいた。
 これって、全部フレシェット弾か!
 1980年代、オーストリアのステアー社で開発された、小さな矢のような弾頭だ。
 小銃では採用されたかったが、西側では戦車砲のM494や榴弾砲用のM546が開発されている。
 東側でも、開発されたはずだ。
 1発の砲弾に、M494は5000本。M546なら8000本の鉄の矢が内蔵されていて、有効距離こそ300mと短い物の直径100mの範囲に矢が降り注ぐ。
 それなりの装甲車両なら大丈夫だが、生身の人間は一堪りも無い。
 建物に隠れていても、同じ。
 えげつないワン・オフ、考えやがって…
 袋の鼠ってのは、この事だな。
 けど、勝てるとは限らないぜ。
 俺は、阿頼耶識を展開する。
「終わりよ。一夏!」
 大量の、フレシェット状のプラズマブレードが降り注ぐ。
 同時に俺は式神のプラズマブレードを発生させて、片っ端から無効化し、守扇で防ぎ、瑠璃翼の重荷電粒子砲で薙ぎ払うと同時に、イグニッションブーストで鈴に迫る。

「負けない!」
 鈴も第二形態移行でスピードがアップしたイグニッションブレードで、俺を迎え撃つ。
 普通の、イグニッションブーストじゃないぜ。
 セシリアはグウィバーで、由香里を攻めたてている。
 由香里もよく持ち堪えているけど、限界は目に見えている。
 ナノマシンの群体であるグウィバーには、普通の攻撃じゃあまり意味がない。
 大量に集まったやぶ蚊の群れに、アサルトライフルを撃ちまくったってたいして効果はないのと同じだ。
 火炎放射器や広範囲に噴霧できる殺虫剤で一斉に片付けるのが、一番手っ取り早い。
 つまり強大な面制圧力を持つ、兵装。
 瑞鳳には、この場合有効だとしたら魂振を密集させて爆発の威力を大きくしてそれに巻き込むぐらいか。
 娑伽羅の兵装にも、強力な面制圧力を持つ兵装はない。
 流星みたいな、高出力のホーミングレーザーでもあれば話は別だけど無い物ねだりだ。
 残るはただ一つ。
 親。つまりは、セシリアを叩く。
 その前に、まずは鈴を戦闘不能にする。
 さて、行くか。

「おおっと。織斑君。さらに加速。リボルバー・イグニッションブーストでしょうか。いえ、違います。再び加速。短時間での連続しての加速は、リボルバー・イグニッションブーストではありえません。新しい、機動スキルの様です!」
 さすがに、こいつには驚くか。
 いくら甲龍が第二形態移行してイグニッションブーストの速度がアップしても、まだまだ白式には勝てないぜ。
 すれ違いざまに零落白夜を発動した末那識と阿頼耶識の連撃で、鈴を戦闘不能にする。

 よし。後は、セシリアだ。
 瑠璃翼の重荷電粒子砲の偏向射撃でセシリアにかなりのダメージを与えた後に、グウィバーの各部にある程度ポイントを絞って瑠璃翼の攻撃を加えて、流星の攻撃を繋げる。
「なっ!こんな短時間で、鈴さんを!!」
「隙あり!」
 阿頼耶識でブルーティアーズのシールドエネルギーを削ると、由香里は娑伽羅の全兵装を一斉に射撃してセシリアにダメージを与えて、九尾狐の連撃でセシリアを戦闘不能にして、決着がつく。

「勝者、織斑一夏・霧島由香里組!」

 瑞鳳の残りのシールドエネルギー3割切ってるな。
 もう少し遅れてたら、どうなってたか…。
 とにかく、勝ちは勝ちだな。
「由香里。お疲れ。よく持ってくれたな。」
「パートナーとして、いつまでも一夏におんぶにだっこはみっともない物。がんばらないとね。」
 スポーツドリンクを飲んで、由香里が笑顔を見せる。

「さすがは、一夏ね。第二形態移行した甲龍でも、歯が立たなかったか。」
「ま。当然だな。」
 アメリカ海軍の軍服を着たナタルとイーリが、ピットに来た。
「結構、苦労したけどな。そもそも、甲龍の兵装が物騒なんだよ。まったく。」
 えげつない物ばかり、考えやがって。
 千冬姉が使っていたらと思うと、ぞっとするぜ。
「で、あれは何だ?」
 イーリが顔を寄せてくる。
「何だよ?いきなり。」
「あれ、何だ?」
 は?あれって言われても、解らないぞ。
「あの、イグニッションブーストは何だって、聞いてるんだよ。あんな短時間に連続でブーストするなんて、聞いた事ないぞ。」
 ああ。それか。
 もっと、はっきり言ってもらわないと解らないって。
「俺が考えた、オリジナルの機動スキルだよ。名前は、バースト・イグニッションブースト。今回は2段階だから、ダブルバースト・イグニッションブーストだな。」
 バースト・イグニッションブースト。
 スラスターから放出したエネルギーを再度取り込んで、さらに圧縮したエネルギーを放出するイグニッションブーストを俺なりにアレンジした機動スキルだ。
 こいつの利点は、タイミングを計って一気に加速できるので相手の虚を突き大きなダメージを与えられる。
 応用すれば、素早く緊急離脱できる。
 使い慣れれば、今までより格段に迅速なヒットエンドランも十分に可能だ。
 ちょっと、コツがいるけどな。
「どうやるんだ?教えてくれるくらいいいだろう?」
 まあ、いいけどな。
「圧縮を調整するんだよ。そうだな。普通の圧縮を10とするなら、9ぐらいで圧縮して放出してすぐに取り込んで今度は10で圧縮する。こうすると最初にスラスターから放出した推力を従来より、大きく増幅する事が出来る。さらに言えば、圧縮率を段階的にすることによりエネルギーを節約しつつ微妙な差をつけてさらに相手の虚を突ける。をトリプルは、これを3段階に分ける。もちろん、訓練がいるけどな。ちなみに名前の元ネタは、サブマシンガンとかアサルトライフルのバースト射撃からだ。」
 おや?皆さん、何を呆然としているのかな?
 いつの間にか来ていた、鈴とセシリアまで呆然としている。

「お前な…。そんな難しい事、そう簡単にできるかっての!」
「いや。考え方としては、リボルバー・イグニッションを短時間でやるのと大して変わらない。訓練すれば、できるぞ。特にイーリなら。」
「無理だっつの!イグニッションブーストにしても、出来るようになるまで結構時間かかるだろうが!」
 イーリが、叫ぶ。
 静かにしようぜ。
「そうよね。あれって、結構高度な機動スキルに分類されるし。」
 ナタルが、イーリに同意する。
 まあ。楽なスキルじゃないけど、ISの機動スキルで楽なのってないぞ。
 比較的楽なのは、あるけど。
「それ以前に、あんな急加速に体が耐えられないわよ!1回使ったらヘトヘトになるわよ。普通。」
 その為に、基礎体力をつけるんだぞ。鈴。
「それ以前に、あんな短時間での連続のスラスターエネルギーのコントロール自体至難の業ですわ。スラスターの耐久性も、計算に入れないといけませんし。」
 それ位は解っていないと、パイロットはやってられないぞ。セシリア。

「まあ。それはそれとして。流石は一夏よね。第二形態移行して、えげつない装備満載の甲龍を戦闘不能にして、すぐさまブルーティアーズに奇襲を掛けてチェックメイトのチャンスを作るなんて。」
「考えた戦術の中にあったしな。いろいろ手は考えるさ。セシリアにしろ鈴にしろ、入学した時とは実力が違う。きっちり作戦立てないとな。」
 やっぱり、ペアで勝ちたい。
 だから、俺と由香里で勝てる戦術を考案してきた。
 勝てばよかろうだったらそれこそ徹底的な力押しでいったけど、そういうのは趣味じゃないしな。

「一夏、聞きたいことがあるの。いい?」
「ん?ああ。何だ?」
 鈴が呼吸を整える。
 何だ?
「一夏はさ。その、お嫁さんになる人は、料理が得意な方がいい?」
「まあ、そっちの方がいいよな。普通。」
 いきなり、妙な事聞くよな。
 おまけに、嬉しそうだし。
「じゃあ、その…。料理が出来て、その上でスタイルいい人とそうじゃない人とどっちがいい?」
 は?
 何が、言いたいんだよ?
 でも、鈴は真剣だな。
 じゃあ、こっちも真剣に答えないとな。
「俺は相手のスタイルを好きになるんじゃなくて、相手の人柄。ハートを好きになるんだぜ。スタイルがいいだのどうだのなんて、気にもしないよ。」
 そんな基準で選ぶかよ。
 スタイルが良くても、性格最悪なら願い下げだぜ。
「じゃあ。私でも大丈夫だよね。良かった…。」
 ほっとした鈴はそう言って、俺の手を取って自分の胸に触れさせる。
 小さいけれど、柔らかいふくらみ。
 伝わってくる、心臓の音…。
 じゃなくて、何するんだよ。お前は…。
「私、料理前よりずっと上手になったよ。それに女の子らしくもなったよ。スタイルはそんなによくない。胸も小さいし。でも、ちゃんと女の子の体だよ。だから、資格あるよね?一夏のお嫁さんになる資格あるよね?そうだよね?」
「あ、あのな。ちょっと、落ち着け。それを言うなら、誰だってあるよ。問題は、両想いになる事だろ?だから、俺は誰が好きなのかを自分に問いかけてるんだぞ。冬菊に、プロポーズされた時から。」
 只でさえ、解らないのにさらに難解な問いにするのだけはやめてくれよ…。
 今までで、一番難しい問いなんだからな。

「それ以前に、自分の方に想いを向かせるのも大切でしょう。その点、私は遠慮せずにいくわよ。あの時は、一夏の優しさにつけこむ卑怯な事をしたけど、これからは、そうじゃない。互いに想いを通じ合わせて、肌を重ねて互いの愛を確認し合う。そういう仲に、なって見せる。」
 ナタルは一夏にバードキスをして、手を首に絡ませる。
「一夏は誰にも渡さないわ。誰にもね。」
 ナタルは、挑戦的な視線で鈴達を見る。

「やっぱり、そうだったんだ…。」
 鈴が静かに呟く。
「気づいていたの?」
「ええ。あなたの今日の香水。在日米軍の上層部との会食があって一夏が向こうに泊まった後帰ってきた時と同じ匂いだもの。つまりそういうことよね?」
「どうした?鈴。」
「何があった。」
 一夏を訪ねてきた箒たちが、ただならぬ雰囲気の鈴とナタルを見る。
「ええ…。そうよ。あの夜、私は一夏の腕の中で…、“女”になったの。一夏は私の初めてのそしてただ1人知っている男性よ…。そして、私は結婚する気も無い男の腕に抱かれるほど、安い女じゃないわ…。」
 箒、シャルロット、玲子は瞳を大きく見開いた。
 ラウラはある程度予想していたのか、さほど驚きはしなかった。

「あの時は、一夏の優しさにつけこんだ…。どうしようもなく最低のやり方で、一夏に抱いてもらった…。でも…、これからは違うわ。一夏を私の物にして、私は一夏の物になって、そして抱かれるの。人生のパートナーとして。アメリカなら、一夏の才能はいくらでも活かせる。研究環境、サポートするスタッフ、研究資金。政府だろうが民間だろうが、惜しむことは無いわ。それだけの人材だもの。知っているかしら?ある大病院なんか、メジャーリーグのスタープレイヤー並みの年俸にボーナス。そして、病院の近くの一等地にプール付の家を用意するつもりだそうよ。ペンタゴンは、軍事技術の研究所の長の椅子と多額の年俸に莫大な研究資金。そして優秀なスタッフ。民間だと、ロッキード・マーティン、ノースロップ・グラマン、ボーイング。各社が先進技術開発部門のトップの椅子。年間1000万ドル以上の年俸。そして契約金にプラスして、豪邸を用意する事をついさっき表明したわよ。当然よね。一夏の技術は群を抜いている。国家機関にしろ、民間企業にしろ、一夏を得れば、アメリカは莫大な利益を手にする。私の両親も、一夏を気に入っている。ネイビーも、中将の階級としかるべき地位を用意するつもりうよ。ネイビーだけじゃないわ。アーミー、エアフォース、マリーン。世界でも最強クラスの兵士で優れた指揮官を欲しがらない軍は、世界の何処にもない。技術者としては、さっき説明した通り。現にブラジルは、最新鋭の高性能艦に高性能戦車、装甲戦闘車を含む軍用車両、F−35には劣るけれど、スーパーホーネットやストライクイーグルより遥かに高性能のステルス戦闘機に攻撃ヘリを含む各種軍用機の導入が進んでいる。他の南米諸国から見れば、垂涎の的。注文をする国が多くて、造船所やメーカーの工場は猫の手も借りたいほど忙しくて、雇用問題は一気に解決。それに軍関係の仕事が無くても、メーカーの経営は問題ない様に商品の種類も考えられている。国家レベルの経済を切り盛りできる一夏は、向こうだって何とかして自国の人間にしたがっているわ。ま、そんなの私には関係ないけど。それこそ、国を捨ててでも私は一夏についていく。そう決めているの。じゃあね。一夏。また後で。あなたなら、優勝間違いなしだものね。」
 再びバードキスをして、ナタルはイーリと共に戻る。

「いいのか?あんなに露骨に言って。」
「構わないわ。宣戦布告は、きちんとしておきたいもの。去年にも一応しているような物だけど、これからの戦いに際してもきちんとね。」
 少し心配するようなイーリに、ナタルはさらりと言う。
「以前なら、ここまで誰かを強く愛する事もなかったし、宣戦布告もしなかったわ。こう見えても、私、恋愛にはちょっと臆病なところがあるのよね。よく解らないけれど。でも、そんな私を変えてくれたのは一夏よ。一夏への想いが私に力を与えてくれる。だから負けないわ。一夏の卒業後は、できれば夫婦でネイビーに所属していたいわ。」
 そうイーリに話すナタルの笑顔は、今までにない程美しかった。
 少なくとも、イーリにはそう見えた。

 雰囲気が気まずい…。
 あの時の判断がベストだとは思っていない、が、ベターであったことは確かだから後悔はしていないんだが…。
「負けない…。」
 箒…?
「私は負けないぞ!一夏!ファイルス中尉にも、誰にも負けない!絶対にだ!」
 背伸びをして俺にキスをすると、切なげな眼で俺を見る。
「愛している…。世界の誰よりも、愛しているんだ…。一夏の事を…。最初に一夏に心魅かれたのは、私なんだぞ…。忘れないでくれ…。」
 そう俺の耳元で言うと、その場を去った。
 



















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後書き
鈴の本格的な反撃開始です。
強化された武装は、えげつない物ばかり。
自己鍛造弾とHEAT弾は、実際にはありませんがあったら冗談抜きに怖いでしょうね。
戦車の装甲を研究している技術者は、頭を抱えそうです。
そしてワンオフアビリティは、極悪極まるフレシェット弾を応用した物。
被害範囲にいる者には、容赦なく鉄の矢の雨を降らせる恐怖の兵器。
信管が作動しての有効射程が短いですが、薄い装甲車両やジープに隠れても意味がないので堪りませんな。
様々な兵装とイグニッションブーストで振り切って、新しい機動スキルバースト・イグニッションブーストで鈴を撃破。
そして、セシリアを挟撃して準決勝に駒を進めますが、楽な戦いでなかった事は事実です。
ぼちぼち、手加減の度合いを緩めないと下手をすれば負けます。
そちらも問題ですが、それ以上の問題発生!
ナタルが、一夏との一夜の事を話し、改めての宣戦布告。
そっち方面の関係は誰ともないので、これは後々揉めるかも…。
そして、箒も負けないと宣言。
切ない瞳で、一夏に想いを告げます。
まだまだ、波乱続きのタッグマッチになりそうです。
誰ですかね?この話考えたの(笑)。
私です(笑)。

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