cogito,ergo sum

アクセスカウンタ

zoom RSS IS<インフィニット・ストラトス>二次小説 第89話 荒野の男達

<<   作成日時 : 2014/02/16 00:01   >>

面白い ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 0

「少し、階段が急だ。足元には注意してくれ。」
 俺がロバートに案内されたのは、ニューヨーク郊外の雑居ビルの地下。
 けど、どう見てもただの雑居ビルの地下じゃない。
 巧妙に偽装された、監視カメラ。
 相当に、警戒しているな。
 そして、どういうわけだか虫除け。
 これは、意味不明だな。
 ドアの鍵を開けるが、俺には見えないようにしている。
「さあ。どうぞ。中はあまり綺麗とは言えないが、我慢してくれ。」
 俺は、中に入った。
 中は、ビデオテープやDVDが納められた幾つもの棚。
 何十冊もの、ファイル。
 幾つものラックサーバーに、スーパーコンピューターまである。
 こんな雑居ビルの地下には、どう考えても似つかわしくない。
 完全に信用するのはまだ早いが、一つだけ言えることがある。
 よほど大きい何かを、突き止めようとしている。
 それだけは、確かだ。

「初めまして。会えるとは思わなかったな。ロナルド・ペティ。情報分析を担当しているよ。ロナルドでいい。」
 小柄な男性が、俺に手を差し出してくる。
「イチカ・オリムラ。一夏でいい。」
 見た目も中身も、人の良さそうな感じだな。
「おい。いつまでも、ディスプレイにかじりついていないで挨拶くらいしろよ。」
 ロバートが、長髪の男性に声を掛ける。
「ああ。済まない。昨日から取り掛かっていた件があったんだ。」
「知ってる。今日、来るかもしれないって言ってただろう。」
「信じてくれるか、半信半疑だったからな。ようこそ。俺は、フリッツ・ピエール・ベル。情報収集なら任せろ。ペンタゴンだろうが国務省だろうが、俺に入手できない情報は無い。」
 見た目はロッカーなのに、かなり凄腕のハッカーと見てよさそうだな。
 でも、悪人じゃない。
 それは、ここにいる3人に共通する。
 政財界でいろんな人間を見て、その辺は自信がある。
「お招きにあずかりありがとう。イチカ・オリムラだ。」

「じゃあ。用件を聞かせてもらおうかな。時間に余裕がないんでね。」
 見回りもあるし、のんびりしている暇は俺にはない。
 用件は、ぱっぱと済ませたいね。
「まずは、こいつを見てくれ。」
 ロバートが近くにあったノートパソコンを操作して、あるファイルを呼び出す。
 財務諸表関係の、データか。
 って、おいおい…。
 アメリカ財務省のデータだぞ。
「まさか、財務省のサーバーにハッキングを掛けたのか?バレたら、即、刑務所行きだぞ?」
「情報は、パズルに例えることができると僕は思っている。各企業のデータを分析してピースを集めて組み上げたパズルが、これさ。解るだろうが、光学機器メーカーに集中している。」
「秘密裏に、カメラの類でも発注していたのか?」
「これだよ。」
 ロバートが、蓋をされたシャーレをテーブルに置く。
「それ。ちょっと借りていいかな?」
「勿論。」
 俺は拡大鏡で、シャーレの中に入っているのを見る。
「ごく普通の、イエバエだな。ハエとしては、珍しくもない。ハエとしてはな。けど。」
「超小型カメラを搭載されたイエバエは、珍しいだろう?」
「珍しい以前に、用途は何だ?盗撮にでも使うのか?女性が見たら、熱湯を掛けられてハエはジ・エンドだぞ。カメラはデータを送れるけどな。」
 信じられない程、高度な防水処理が施されている。
 何に、使うんだ?
「それは、プロトタイプさ。間もなく、正式配備されるよ。」
「軍の偵察部隊か?それとも、CIA?にしても、そこまでよく突きとめたな。各国も、こんなのは知らないだろう?」
「CIAの最高機密だよ。今頃は、それと同じサイズで高性能な盗聴器を作ろうとしているだろうね。」
 そうか。ロバートは…。
「元CIAのエージェント。しかも、かなりレベルの高い機密にもアクセスできる。違うかい?ロバート。」
「正解だ。諜報員とはいえ、僕はこの国を愛していた。でも、僕が愛していたアメリカではない事を悟った時に、CIAを去った。そして、この穴倉に拠点を設けたのさ。ロナルドとフリッツを、加えてね。」
 正義感に燃えた、元エージェント。
 ドラマにでも、出てきそうだな。
 まさか、本当にいるとは思わなかったよ。

「向こうの目的は、国民の監視か?」
「中古のノートパソコンからも、国家の最高機密にアクセスできる時代だ。監視もしたくなるさ。」
 フリッツが、答える。
「ロナルドとフリッツのサポートが無ければ、ここまでは出来なかった。さすがに金の流れの詳細な分析は、専門外だからね。ただ、こういった諜報や軍事に関することは得意中の得意だよ。」
 ロバートとフリッツが情報を収集して、金の流れ等の分析はロナルドが。その他の諜報・軍事関係はロバートが担当か。
 それぞれの分野での知識は、かなりの物だな。
 そうでないと、ここまでは無理だろう。
「そちらの、情報収集力や分析力の高さはよく解った。信頼もできる。けど、あまり深入りはしない方がいい。下手をすれば抹殺されるぞ。」
 現状から、アメリカ政府にも大統領が把握しきれない程、亡国企業の手が伸びていると見ていいだろう。
 俺も、全部は把握していないしな。
 となると、ある程度で歯止めを掛けた方がいい。
 でないと、末路は破滅だ。

「全員、腹は括っているさ。僕だって、諜報の世界にいた人間だ。そうなる覚悟はできているよ。とにかく、誰かが行動を起こさないといけない。世界が完全にクリーンになるとは思っていないけど、今の状態は何とかしないとな。そう思っている人間は、大勢いるよ。」
 とすると…。
「他にも、似たような行動をしている人間がいると?」
「そういう事だ。今回、一夏とコンタクトを試みたのは、イギリスにいる奴からの提案さ。君は収入に比して、生活ぶりは質素らしいじゃないか。それなのに、オークションで数十万ドル単位の金を使った。何かがあったと考えるのが、普通だね。詳細は喋れないだろうけどな。」
 フリッツが、確信に満ちた口調で言う。
 成程。
 欧州での一件で、その手のネットワークが俺を評価したわけか。
 ひょっとしたら、俺が内務省と連携しているとも考えているのかな?
 いずれにせよ。盲点だったな
 まあ。こういったネットワークが、俺にコンタクトを取ろうと試みたのも予想外だけどな。
 話を聞くと、世界中にネットワークが張り巡らされているみたいだな。
 確かに、繋がりを持っておくのはメリットになる。
 それは、否定しない。
 けど、あくまで民間人。
 巻き込みたくはない。
 でも、向こうは俺が止めても活動を続けるだろう。
 どうする…。

「心配しないでいい。僕たちは、逃げ方にも逃げ足にも自信はある。それに、僕と同じように元CIAのエージェントだったネットワークのメンバーもいる。向こうの動きは、監視してもらっているし。この部屋には、特注の錠前が何重にも掛けられているし、壁は特殊合金を仕込んでいる。備えはきちんとしているさ。」
 予想以上か…。
 この分だと、CIAの現役諜報員でも現状にうんざりしているのもいそうだな。
 とは言え、ケネディ大統領の暗殺にも一枚噛んでいる。
 CIAで内部抗争があると仮定しても、100%信じるのはリスクが高い。
 その点で言えば、FBIもだ。
 何しろ、初代長官は当時多くの政治家の弱みを握っていたフーヴァー。
 あの時ほどじゃないにしても、完全に信頼するには慎重に様子を見る必要がある。
 メン・オブ・ザ・ワイルダネスと彼らと関係があるネットワークと協力関係を築くにしても、それなりに慎重さが必要になるな。
 ロバートは切れ者と見ていいから、相手は選ぶだろうとは思う。
 それでも、あまり巻き込むのは躊躇するな。
 よし。

「一夏。君にも、いろいろと思う所があるのは解る。国際社会における立場は、とても微妙だし。世界でただ1人ISを動かせる男性というだけじゃなく、世界有数の科学者。考慮しなければならない点は、相当あるだろう。その様子だと、僕らの身も案じてくれているらしいね。けど、僕らは君との協力関係がなくとも活動を続ける。亡国企業と言ったかな。あの連中が、あちこちで好き放題やっている現状も何とかしたい。」
「そこまで、知っていたのか…。」
 まさか、ここまで情報を入手していたとはな…。
 バレたら、抹殺決定。
 もう、引き返せないところまで踏み込んでいたのか。
 それを考慮して、俺と協力関係を結ぼうとしている。
 いざとなれば、俺にも手が打てないでもないしな。
 正直、このままにはできないか…。

「協力の程度は、こっちで決めさせてもらう。それが条件だ。俺が関わっている事は、国家の要人でも知らない事が山ほどある。踏み入り過ぎると、危険が大きい。それはこっちで、考えながらにしたい。誰かを巻き込んで死なせるのは、御免だからな。」
 そう…。
 今、俺が始末を着けようとしている事は、俺が始まりだ。
 αなりΩなり。
 最初なり最後なり。
 始まりなり終わりなり。
 そうでなくちゃいけないんだ…。
 そうでなくちゃな…。
「解った。それは任せるよ。けど、こっちが掴んだ情報は逐一知らせる。密かに知らせる方法は、いくらでもあるしね。」
「くれぐれも、身の安全には気を配ってくれよな。この小型カメラを作った以上、搭載する極めて精密な昆虫型のロボットも作ると見ていいだろうからな。」
 このカメラを最大限活用するには、一つ条件がいる。
 それは、誰も気にも留めないが自由に操れるUAVの類。
 つまり、昆虫型のロボットだ。
「もう、かなり進んでいると見ているよ。イスラエルと並んでアメリカは多くのUAVを開発しているし、ISの技術も転用すれば不可能じゃない。」
「宇宙探査計画でも、この手の技術は引っ張りだこだろうな。人間じゃ過酷な環境でもロボットなら話は別だ。AIが高度になればなるほど、高度な判断が出来る。隠れ蓑にするにはピッタリだ。」
 フリッツとロバートの意見に、俺も賛成だ。
 にしても、世界最大の民主主義国家アメリカ合衆国が旧東側も真っ青の管理社会になるってのは、ぞっとしないな…。
「この情報、使わせてもらっていいかな?連中を牽制できるかもしれない。」
「勿論。これからもよろしく頼むよ。雑誌は定期的に送る。」
「定期購読用の振込口座を、教えてくれ。」
 俺は、皆と握手をした。
 いろいろ気をつける必要はあるが、頼りになる仲間ができたな。
 さて、そろそろ戻るか。

「あら。織斑君。見回りご苦労様です。」
 メン・オブ・ザ・ワイルダネスのアジトを出て、観光名所をあちこち回っていると、山田先生が声を掛けてくる。
「山田先生こそ、お疲れ様です。特に、怪しい点は見受けられませんね。いい事ですよ。このまま、無事に日本への帰途に着きたいですね。」
 実技試験前の安保理に出席した時に、連中攻めて来たからな。
 ああいうのは、本当に勘弁してほしい。
 こっちだって暇を持て余しているわけじゃないし、何より皆が楽しみにしていた修学旅行だ。
 台無しにされるのは、真っ平御免だからな。
「織斑。見回りも結構だが、きちんと楽しんでいるか?私服の修学旅行はよりリラックスして楽しめるようにという意図もある。ある意味、お前が率先してくれないと困るのだが?」
 いや、まあ。解らないでもないけどさ。
 ここの所、色々あり過ぎてそういう気になれないよ。

 さて、どうするかね…?
 自由行動のスケジュールなんて、立ててないよ。
 見回りの事しか、考えていないし。
 どこかのグループに頼んで入れて貰えたとしても、範囲が偏る。
 しょうがねえな。
 俺はプライベート用のノートパソコンを起動させて、ニューヨークの地図を呼び出し、回った地域と回っていない地域を分ける。
 よし、セントラルパークとタイムズスクウェアをもう一回回って、あそこに行くか。
 幸い、時間はあるし。
 許可は、取っておかないとな。

「そうか。解った。早めに帰ってこい。」
 千冬は携帯を切った。
「織斑君からですか?」
「ああ。思いもよらない場所に行くことに決めたそうだ。まあ、あいつからすれば、ぜひ行きたかったのかもしれんがな。」
 意味が解らず。真耶は首を傾げた。

 ニューヨーク市ブロンクス区。
 ニューヨーク市地下鉄4号線ウッドローン駅で降りて足を運んだ場所が、目的地だった。
 ウッドローン墓地。
 多くの著名人が埋葬され、その中には俺がどうしても墓参りをしたかった偉大な先達がいる。
 野口英世。
 高峰譲吉。

 野口英世を知らない日本人は、まずいないだろう。
 もしいたとしたら、よほど無教養な人間だ。
 貧しい農家に生まれ、幼い時に手に大火傷を負って不自由な思いをしながらも必死に勉強して、顕微鏡を武器に蛇毒や梅毒の研究に全力を費やしアフリカで大流行していた黄熱病の治療研究をしている際に、自らも感染しアフリカで亡くなった。
 高峰譲吉は、麹菌から今でも消化薬として販売されている消化酵素「タカジアスターゼ」を発明して、家畜の内臓からアドレナリンの結晶抽出に成功。
 止血剤として使用されて、医学の発展に大きく貢献した。
 明治維新から間もない頃、列強に追いつこうと必死だった中、2人は世界最先端の研究をやってのけた。
 それだけでも本当にすごいが、尊敬すべきはその情熱だ。
 特に、野口英世はロックフェラー研究所に所属しておりそのままいけば、相当の社会的地位を得られたのは明白だ。
 それでも、黄熱病に倒れるリスクを承知の上でアフリカに渡った。
 普通の人間にすれば「どうして、そんな事を。」と、思うだろう。
 でも、俺には何となく解る。
 野口英世は、根っからの医師だったんじゃないだろうか?
 生まれは、本当に貧しかった。
 そして、父親は札付きのろくでなし。
 そんな境遇でも、ふてくされることなく努力を惜しまず医者となった。
 梅毒の研究では、5ケタ単位の標本を観察したっていう話も聞いている。
 高峰譲吉にしても、努力は並大抵じゃない。苦労も尋常じゃなかった。
 ウィスキーの醸造で、麹を使った方法を特許出願中だった際にアメリカの酒造会社から使用したいとの申し出が来て、渡米して研究に打ち込み成功したのだが、地元の醸造家に殺されかけて研究所を焼き払われたこともある。
 それから、タカジアスターゼの発明に成功したわけだけど、もし殺されていたらタカジアスターゼは発明されなかったし、アドレナリンの結晶抽出も遅れていただろう。
 普通なら心が折れるような経験をしても、それに負けずに業績を残した。
 この精神の強さに、俺は心から敬意を持っている。
 
 俺も日々の努力は惜しんでいるつもりはないけど、ここまでのレベルにあるんだろうか?
 花を供えながら、考えた。
 どうして、そんなに頑張れたんだろうか…?
 野口英世は不自由な手と貧しい暮らしから、「てんぼう」と学校でいじめられた。
 高峰譲吉は、失意で帰国してもおかしくなかったはず。
 医師や研究者としての心の芯ができるまで、どうして頑張れたのか?
 話を聞けるのならば、俺は聞きたい。
 けど、それは無理な話だ。
 なら、俺はあの時から厳しい鍛錬に耐える事が出来たのか。それを考えよう。
 今できるのは、それだけだし。
 それで、いいとも思う。
 野口博士。高峰博士。
 私は、お二人には遠く及ばぬ身です。
 ですが、少しでも近づけるように医師として精いっぱい努力することを、誓約します。
 他にも、各国で先達の志を継いだ多くの医師や研究者たちがいます。
 どうか、見守っていて下さい。
 2人にそうお願いして、ウッドローン墓地を去った。

「何です?これ。」
 ホテルに戻って寛いだ後、夕食の時間になってきてみるとやたらに豪華な夕食に俺は驚いた。
「その…。ニューヨークの精肉業者さんとか魚介類を扱う業者さんとかが、いろいろお礼でって…。」
「あの…。言っている事が、全然解らないんですけど…。もう少し、丁寧に説明してくれませんか?山田先生。」
 肉屋さんとか魚屋とかに、お礼を言われるようなことはしていないぞ。
「以前に安保理に出席した時に、織斑君はニューヨークを守りましたよね。そういう事です。」
「お言葉ですが、専用機持ちとして。それ以前に、一個の人間としてあんなのにこの街を蹂躪させるわけにはいきません。当然の事をしただけです。」
 ISを動かせるような先天的な資質を持つようになったのは、神のきまぐれかどうかは解らない。
 けれども、誰かを守る為の権限や手段があるのなら、俺はそれを最大限に活用して出来るだけの人を守りたい。
 今まで俺を守ってくれた人たちや世界への、俺にできる恩返しとして。
 その為に、俺は鍛錬を重ねて来た。
 そして、これからも鍛錬を重ね続ける。
「それでも、お前がこの街を守ったのは確かだ。それに対して、感謝をする人間もいる。好意は、素直に受けておけ。」
 こうまで言われると、断れないよな。
 後で、お礼の手紙を書いておこう。
 そして、異例だがディナーにはワインも付いた。
 完全に予想外だな。
 別に、見返りを求めた記憶なんてないんだけど。
 そうだ。お礼の手紙を書くついでに、プラスアルファをしておくか。

 帰りの飛行機の中で、俺はある記事に目を通していた。
 財務省とCIAのある一派が、独断で予算を着服していたという記事だ。
 記事の内容は、諜報活動の為の資金確保となっている。
 無論、真相は違う。
 昨日の夜、ロバート達からの情報をもとに調べを進めて、ハエ型のロボットの開発計画も突き止めて纏めてホワイトハウスに送ってやった。
 俺が直接処理しても良かったが、それだとアメリカの自浄作用が改善しない。
 それじゃ、何の意味もないからな。
 だから、政府に花を持たせるやり方にした。
 これで、今まで以上に国内の大掃除が進むだろう。
 というより、元々、アメリカ政府の仕事だからな。
 きちんとやってもらわないと、困るよ。
 こっちも、暇じゃないんだからな。

 一夏が日本への帰途に着いた頃、メン・オブ・ザ・ワイルダネスのアジトでロバート達は新聞を読んでいた。
「一夏も、にくい真似をするな。相手を叩きつつパワーバランスを崩し、連中の力を弱めていくか。」
 ロバートが、面白そうに笑う。
「大統領も必死だろうな。このままじゃ、一学生にアメリカの積もり積もった埃を全部掃除される。事が公になったら、選挙がどうなるやら。」
「だから、そうならないように一夏は手を考えた。綺麗な顔してとんだ狐だな。」
 フリッツは肩をすくめ、ロナルドは笑う。
「さて、次に取り掛かろう。アメリカの面子を立てつつ事を処理してくれたんだ。情報面で、きちんとサポートしないとな。」
 ロバートの声で、荒野の男たちはそれぞれの分野でさらに情報収集及び分析を開始した。

後書き
修学旅行編第2話です。
さて、一夏にコンタクトを求めてきた民間人の集まり「メン・オブ・ザ・ワイルダネス」。
元ネタは、Xファイルの主人公モルダーの友人達「ローン・ガンメン」です。
アメリカの政府機関と協力関係になる事に慎重な一夏のアメリカにおける協力者を考えている時に、目についたのは部屋にあった昔録画したXファイルのビデオ。
懐かしくなってそれを見たら、一気に組み上がりました。
今回のハエに載せた小型カメラは、セカンドシーズンに登場しています。
しかし、ハエがこちらの思う通りのルートに行くとは限りませんので、ロボットの設定を付け加えました。
もう一つの見せ場が、野口英世と高峰譲吉両博士の墓参り。
実は、これは一夏が抱える物と大きく関係してきます。
それもまた、今まで小出しにしてきたネタと関係ありますので、想像なさるのも面白いかと。






X-ファイル シーズン1 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2010-05-28

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by X-ファイル シーズン1 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



X-ファイル外伝 ローンガンメン 【日本語吹替版】 [VHS]
20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
2002-02-08

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by X-ファイル外伝 ローンガンメン 【日本語吹替版】 [VHS] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



野口英世―21世紀に生きる
日本経済評論社

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 野口英世―21世紀に生きる の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



サムライ化学者、高峰博士 (時鐘舎新書)
北國新聞社出版局

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by サムライ化学者、高峰博士 (時鐘舎新書) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



ブログ村のランキングに参加しております。
来てくださった方は、よろしければクリックをお願いいたします。
励みになりますので。

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ

相互リンクはいつでも大歓迎です。
リンクをしてくださる方は、コメント欄にお書き下さい。
リンクの設定をした後に、お知らせします。

目次へ戻る。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 3
面白い 面白い 面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ブログランキング・にほんブログ村へ
IS<インフィニット・ストラトス>二次小説 第89話 荒野の男達 cogito,ergo sum/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる