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zoom RSS IS<インフィニット・ストラトス>二次小説 第69話 漆黒の襲撃者

<<   作成日時 : 2013/09/28 21:58   >>

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「ふん!一夏の留守を狙えば、事は楽に済むとでも思ったか。どうやら、認知症が進行していると見える。つくづく、不愉快な連中だ。あれを出す必要も、無いな。」
 舞桜を展開した千冬の周囲には、ゴーレムの残骸が転がっていた。
『人間の方も行ったようだな。そちらに備えていないとでも思ったか。馬鹿者共が!』

「ゴーレム。全シグナルロスト。全滅を確認。」
「落ち着け。所詮は囮だ。罠にはまったのは、向こう。予定通りに行くぞ。」
「了解。」
 グレイの本命は、特殊部隊によるIS学園の制圧だった。
 千冬達がいる限り、現段階では、ゴーレムでIS学園を制圧するのは不可能。
 それは、十分に理解している。
 故に、対人戦闘において、これを制する。
 特殊部隊クラスの戦闘力を持つのは、IS学園でも限られている。
 グレイは、そこをついて戦力を削ろうとしていた。
 が、その特殊部隊の1人が、いきなり倒れ深く眠った。
「狙撃か!」
 夜間の奇襲なので、当然のことながら高性能暗視スコープを装備していたが、狙撃者の姿を捉える事は出来なかった。

「命中。さすがだね。さあ、次に行こうか。」
「私の狙撃も、捨てた物ではないでしょう?一夏さんには遠く及びませんが。それでも、留守の間、この学園を好き勝手にさせては、会わせる顔がありませんわ。」
 ブッシュネル社製Elite 20−60×80mmスポッティングスコープで、シャルロットが観測手を務め。
 アーマサイト社製夜間狙撃用スコープDrone Pro 10X Gen.Digitalを装備した、.338ラプアマグナム弾を使用する、アキュラシー・インターナショナル社製ボルトアクション式狙撃銃AW300にサイレンサーを装備した上で、セシリアが狙撃する。
2人とも光学迷彩と赤外線遮断を兼ねた特殊スーツを着て、侵入してきた亡国企業の特殊部隊を、狙撃で仕留めていく。
 特殊スーツは一夏が開発した、どこの国にも配備されていない最先端装備で、亡国企業も開発には成功していなかった。
 こうして身を隠した2人は、麻酔弾を使用して無力化していく。

「プラン3に変更。各分隊、散開して制圧に入れ。」
 隊長の指示に従い、10人で構成される分隊毎に分散して、狙撃を避けつつ行動を続ける。

「向こうも一筋縄ではいきませんね。でも、こちらもそう簡単にはいきませんよ。パターンβで、侵入者を撃退します。」
 オペレーションルームで、真耶達はコンソールを操作する。
 空中投影ディスプレイには、学園の三次元マップと行動する亡国企業の部隊が映し出されていた。

「どうやら、狙撃だけのよう…。ぐわっ!!」
 クラス4のボディーアーマーを凌ぐ、亡国企業独自のボディーアーマーでも、防ぎきる事が出来ずに、分隊が一つ、一瞬で無力化された。
 そこにいたのは、まるで鎧を着こんだような兵士だった。
 だが、その兵士は最初からいたわけでは、なかった。
 まるで、ISが装備を呼び出すかのように、いきなり姿を現し、.300ウィンチェスターマグナムを使用するガトリング砲を斉射して、分隊を薙ぎ払った。
 そして、量子化するように姿を消した。
 他の分隊も同様に、制圧された。

「織斑先生。侵入者の掃討は終了。全員の拘束に、成功しました。30分で警視庁から、護送のヘリが来るとの連絡です。」
「解った。警戒は怠るな。第二陣が来ないとは言えん。」
「解っています。」
 30分後、千冬の監視の元、武装解除され、手当てを受けた亡国企業の奇襲部隊は全員が逮捕され、護送された。
「さすが、織斑君特製ですね。特殊スーツも、対人防衛システムも大したものです。」
「そうだな。亡国企業もとんだ無駄骨だ。奴らごときが、一夏の備えを突破できるわけがない。」
『この分だと、一夏の方にも行っている可能性が高いな。ボーデヴィッヒ達がいるから、問題ないとは思うが…。』
 それから少しして、マンハッタンに亡国企業が襲撃部隊を差し向けた旨の連絡を、受けることになる。

「グレイは、物の見事に失敗したわ。プランは悪くなかったのだけれど。」
「あの男の考えることなど、織斑一夏が想定していないわけがない。貴重な手駒を、浪費してくれたものだ。だが、特殊部隊でもどうにもならんとはな…。ここまで用意周到だと、さすがにどうにもならんぞ。織斑千冬、織斑一夏、ヘンリエッテ・ブッフバルト。この3人がIS学園では最強だが、それぞれ1個小隊は、軽く潰す。中隊どころか、大隊規模でも、制圧できるか怪しいな。」
 スコールとエムが、深い溜息をつく。
「マンハッタン次第ね。どこまで織斑一夏を、手こずらせることができるかしら?それによって、今後の方針が決まるわ。」

 ニューヨークが、割と海に近いのは救いだな。
 マンハッタンのど真ん中で、派手にドンパチは、願い下げだからな。
 それに、反応がゴーレムとは明らかに違う。
 ナタルとイーリがいれば話は別だけど、他のISパイロットじゃ、こいつは荷が重い気がする。
 何より、第三世代が実戦配備されていない。
 ゴーレムなら対応できるが、今回のは勝手が違う。
 俺達で、食い止める必要が出る。

「ゴーレムとは明らかに違うな。全身装甲ではないし、外見上は、ほぼISといっていいだろう。」
 ラウラが、周囲を囲むフルフェイスの漆黒の機動兵器に関して、自分の意見を言う。
 何よりの違いは、有人機である事だ。
 明らかに、パイロットが動かしている。
 兵装は、内蔵型もあるから全ては解らないが、ミサイルポッドかホーミングレーザー。肩部には衝撃砲。背部には大出力の荷電粒子砲。腰部にはレールキャノンと言った所か。
 白兵戦用の兵装も内蔵されている可能性、大だな。
 ゴーレムとは別系統の兵器とはいえ、機動力も高いだろう。
『結構、きつそうだな。千冬姉とやり合うよりはマシだけど。』
 一夏は、気を引き締めた。

「あまり気負わないでね。一夏。今回は、私だっているんだから。」
 春香が展開しているISは、震電ではなく、一夏がIS委員会直属のISとして開発した、第四世代IS「キャメロット」である。
 長剣、カービン、狙撃銃に形態変更が可能な、変形型多目的攻撃デバイス「エクスカリバー」、背部超高収束荷電粒子ビーム砲「ガラティーン」2門、両肩部高出力電磁衝撃砲「フェイルノート」、多機能ビット「ペンドラゴン」を8基装備。
技術の蓄積により、燃費は第2世代と第3世代の中間程度に改善され、各種兵装を使用しつつ、展開装甲も存分に使用できる、高性能なISである。
春香は、一夏にISの戦闘技術を教えた人間でもあり、その技量は折り紙つきである。
 ラウラのシュヴァルツェア・レーゲンは、既に2回の改修が一夏によって行われ、大幅に性能が向上している。
 さらに、学園での訓練で、ラウラの技量も著しく向上している。

 う〜ん。
 俺の悪癖かな。
 だったら、直さないとな。
 ほったらかしは、よくない。
 いずれにしても、手強いだろう。
 スペックは、おそらくゴーレムと同クラスか、それ以上。
 それに、パイロットがいる。
 戦術の柔軟性や連携精度は、ゴーレムを明らかに上回る。
 ただ、俺達だって遊んでたわけじゃない。
 それぞれ、訓練を積んできた。
 そう簡単に、やられる物かよ。

「一尉、ラウラ。援護お願いします。」
 末那識を手に、一夏は機動兵器に突っ込む。
 猪突猛進のように見えるが、一夏にはある意図があった。
 散開した、機動兵器は全方位から肩部と脚部に内蔵されたミサイルを、一斉に発射する。
『ゴーレムとは違うな。発射するタイミングに、ミサイルの軌道がずっと複雑だ。』
 式神を射出して全て迎撃に成功するが、後方に下がった一部が、背部の大出力荷電粒子砲を発射する。
 全て一夏は回避するが、狙い澄ましたようにレールガンと衝撃砲が襲い掛かる。

 攻撃のバリエーションや柔軟性が、ゴーレムとは段違いだな。
 こりゃ、ちょっと手こずるか。
 展開装甲を使わずにいるつもりだったが、使う必要があるかもしれないな。
 そう考えていると、腕部と脚部に内蔵された超高速震動ブレードで、近接戦闘を仕掛けてくる。
 嫌になるくらい、緻密な連携だな。
 けど、いつも地獄のシゴキを受けているのが、俺だ。
 そう簡単に、後れは取らないぜ。
 近接戦闘能力もゴーレム以上だが、それでもまだまだだな。
 ただ、ハイパーセンサーの分析から、ゴーレムともISとも違うから、封月も神札も鳳笙も意味がない。
 零落白夜でいくしかないか。
 学年別対抗戦のテンペスタUの時と同じ轍を踏まないように、鍛錬も積んできた。
 さあ、かかってこいよ。

「成程。ゴーレムの様にはいかんな。」
 シャープ・ファングとシュベルト・プファイル・ツヴァイで牽制しつつ、ベスティエでダメージを与えようとしていたラウラだが、高い機動性が原因で思ったほど、ダメージは与えられなかった。
「だがな…。」
 少しすると、攻撃が命中していく。
「いつまでも、ヴォーダンオージェに頼る私ではないぞ。それ位なら、少しすれば目で追う事は、不可能ではない!」
 目の前の機動兵器の高機動性は脅威ではあるが、一夏との訓練に比べればまだ遅い。
 やがて、ラウラの目がスピードに慣れて、確実に攻撃を命中させる。
 ラウラに攻撃を集中しようとするが、先手を打って、ラウラがAICで複数の機動兵器の動きを止めて、攻撃を集中し稼働停止にしていく。
「海に落ちたのは、委員会に回収を要請してある。できる限り、戦闘不能にしてくれ。」
「任せておけ。」
 一夏も次々と、零落白夜で稼働不能にしていく。
 1年生の専用機持ちの中では、一夏とラウラはトップクラスの技量の持ち主なので、目の前の機動兵器にも十分対応できた。
『問題は、他の皆か。箒は絢爛舞踏と紅椿のスペックで対抗できる。シャルロットは、素早くて的確な判断力を活かせばいけるだろうな。クリスは、エクソルツィストを使いこなせれば、大丈夫だろう。とは言え、3人とも苦戦はする。他の皆は、さらに苦戦するな。のほほんさんは大丈夫だと思うが。』
 戦いながら、機動兵器と1年生の専用機持ちの技量を天秤にかけた一夏は、現段階で十分に対応できるのは、1年生では、自分とラウラに本音。苦戦はするが一対一で戦えるのは、箒とシャルロット、クリスと判断した。
 他の専用機持ちの技量も日々向上しているが、コンビを組まないと苦戦すると判断した。
『ゴーレムは問題ないけど、これがわんさか出られると不味いな…。何か考えないと。』
 1機を稼働不能にしながら、一夏は今後の事を考えていた。

『さすがは一夏ね。ま、当然か。ボーデヴィッヒ少佐もかなりの物ね。さすがに、他の専用機持ちの教官役を務めただけあるか。私も、いい所を見せないと。折角の、一夏お手製の最新鋭第四世代IS。醜態をさらしたら、末代までの恥だわ。』
 春香は、キャメロットを自在に駆りながら、機動兵器を寄せ付けなかった。
 受領してから猛訓練を積んで、短期間で機体特性は理解している。
 ペンドラゴンを巧みに使い、遠距離ではガラティーンとフェイルノート、狙撃銃型に形態を変更させたエクスカリバーで、確実にシールドエネルギーを削り、時には、カービン形態で一撃離脱をして、近距離戦では長剣型で、斥ける。
 一夏の教育を任されただけあって、習志野でも随一の技量を持つのが春香だ。
 蓄積した様々なノウハウを各所に取り入れて、高い性能とバランスを兼ね備えたキャメロットを駆れば、凄まじい強さを発揮する。
『でも、一夏には勝てないのよねえ…。なんだか、まさかこんなに早く抜かれるとは、思ってもいなかったわ…。』
 機動兵器を撃破しながら、自分とラウラを上回るスペースで数を減らしていく一夏を見て、技量の差を認識していた。

 やっぱり、有人機と無人機じゃ違うな。
 しかも、機動性においても新型の方が勝る。
 パイロットの保護機能を、相当に充実させているんだろう。
 そこに、有人機の強みである運用の柔軟性が加わるんだから、面倒だ。
 片付けたら、データをレポートにして送って、千冬姉たちに対抗策を考えてもらわないとな。
 まあ、やる事といっても、結局は技量を高める事なんだが。
 楯無さん、サファイア先輩、ケイシー先輩、虚さんなら問題ないが、一年は箒とシャルロット、クリス、のほほんさん以外は、間違いなく厳しい。

「逃がすか!」
 ヤークトフントで動きを封じた機動兵器に、砲身を最大に伸ばして、出力を最大にしたツヴィリング・ツヴァイを、ラウラは叩き込み、あちこちを損傷した機動兵器に、シャープ・ファングとベスティエで止めを刺す。

 やれやれ。
 追い散らしたか。
 あ、そうだ。
 シュヴァルツェア・レーゲンとキャメロットのエネルギーは、どうなってるかな?
 正直言って、白式はさすがに厳しい。
 改修して、燃費は向上したけど、向こうがとにかく俺に攻撃を集中させるから、落とした数も俺がダントツ。
 頼むから、来ないで…。
 来るし…。

「一夏。白式のエネルギーは?」
 再び現れた漆黒の機動兵器を見て、ラウラは白式のエネルギー残量を気にする。
「厳しいな。一気に叩かないと、途中でガス欠だ。」
 性能を抑えながら戦っていたのも、裏目に出たな。

 大丈夫。
 あなたなら、やれるわ。

 え?この声…。
 声が聞こえたと後、ハイパーセンサーが情報を表示する。
 
BYAKUSHIKI EMERGENSY GURD SYSTEM “HAKURYUU”
SYSTEM CONSTRUCTION COMPLETION.
ALL SYSTEMS,ALL GREEN.

 駁竜のシステムの構築が、終了したのか。
 それにしても、変わった兵装だな。
 俺向きだけど。
 って、また髪伸びてるし。
 太腿にまで、かかってるぞ。
 日本に帰ったら、元の長さに切るか。
 さすがに、長すぎるし。

『あれは、一体…。平安時代の文官の正装である束帯。あれは確か、当時、礼服を着た時に被る礼冠と呼ばれる冠。ハイパーセンサー?それに、各部には鎧みたいな物が。物理装甲かしら…?』
 駁竜を初めて見る春子は、予想をしながらも戸惑っていた。
 このような物を、ISが構築したなどと聞いたことがない。
 考えているうちに、一夏の手に、刃渡り6尺(約182cm)、柄の長さは2尺(約60cm)、全長8尺(約2m42cm)の大太刀が実体化する。
 さらに、各部の物理装甲がパージされ、大太刀と一体化して刀身の長さは、9尺(2m72cm)にもなる。
 さらに一体化した物理装甲の各部が展開し、零落白夜が展開される。

 こりゃ、凄い…。
 太平記の世界だな。
 俺は、長山遠江守か?
 それとも、福間三郎か?
 まあ、鎌倉時代後期から南北朝時代の間、相当に長い大太刀が実際に使われていたのは確からしいけど、自分が使うとは思わなかったぜ。
 ま。とにかく、片づけよう。
 俺は、向かってくる機動兵器にのみ、意識を集中させる。
 一太刀で決める。
 緊急モードだから、そんなに長くは持たないだろう。
 それに、マンハッタンも心配だからな。
 意識を研ぎ澄ませ続けている内に、一刀の元に、相手を纏めて斬り伏せる事の出来る太刀筋が、頭に浮かぶ。
 そして、その通りに、大太刀を振るう。
 特殊量子空間プラント「神域」で生成された大太刀と、アーマー型多機能デバイス「十種神宝」が一つになってできた大太刀は零落白夜のエネルギーで、向かってくる機動兵器のシールドエネルギーを一気にゼロにする。
 お終いっと。
 十種神宝は再び物理装甲に戻り、大太刀は消える。
 システムが完成したのは嬉しいが、帰っても忙しい日が続くな。
 やれやれ…。

「新型の機動兵器…。」
「そうだ。織斑、ボーデヴィッヒ、それに、嘗て一夏を指導し、今回は護衛を務めている、岩本一等陸尉からレポートが届けられている。目を通してくれ。」
 千冬に言われて真耶が目を通すが、表情が険しくなる。
 生徒会のメンバーに、蘭達を除く全ての専用機持ち達の表情も、厳しい物になる。
 今や、IS開発の世界では、束に次ぐ技術者である一夏が記したスペックの部分を見ると、今までとは性能に大きな差があると、嫌でも理解できる。

「1年で一対一ができるのは、篠ノ之とデュノアぐらいか。それでも、苦戦は免れないな。虚の妹は、たぶん大丈夫だろう。他は、コンビを組まないとヤバイな。」
「冷静に考えれば、そうね。」
 3年生最強の技量を持つダリルと、整備科主席の虚はそれぞれの視点で客観的に、評価を下す。
「そうですね…。それは事実ですね。」
 真耶も、賛同せざるを得なかった。

「今回は、織斑たちが撃退に成功したが、これで終わりではないだろう。学園を襲撃する可能性も、十分にある。それに対応するために、訓練はハードにならざるを得ないだろう。覚悟して欲しい。」
「「「「「「はい!」」」」」」
 今の状況の厳しさを、セシリア達も十分に理解していた。
「ケイシー、楯無、サファイア。お前たちに関しては、織斑にも私が話しておく。それから、これからは、ブッフバルト先生との模擬戦も訓練に入れる。各々、今まで以上に、腕を磨け。布仏虚。お前は整備科だが、この学園でも指折りの実力者。朝と放課後の訓練に、加わってもらう。」
「「「「はい!」」」」
『一夏の帰国を、2日延ばすか。本当はきちんとリフレッシュさせてやりたいが、そうも言ってはいられない。例の新型に関しても、解析をしてもらわねばならん。パイロットを拘束しようにも、これではな…。』
 委員会直属の専用機持ちが、新型機動兵器のパイロットの拘束に向かったが、不可能だった。
 何故なら、既にいなかったのだから…。
『潜水艦か?しかし、それなら米軍が見逃すはずもない…。』
 様々な可能性を検討したが、千冬は解答を見いだせなかった。

 終わった。終わった。
 久しぶりに、ちょっと大変だったな。
 クラス代表対抗戦を、思い出すな。
 ゴーレムと初めて闘った時には、あのありえない機動性に手を焼いたからな。
 今回のは、つくばでの会議から戻る時に戦った奴以上だ。
 対策を、早めに練らないとな。
 何しろ、相手は人間。
 ゴーレムとは比較にならない、思考能力を持つ。
 これが、有人機が面倒な点だ。

「織斑君。現実に戻ってきてね。」
 ある人の声で、一旦思考を中断する。
 俺は、千冬姉にレポートを送ってから、学園が襲撃された際の状況を聞いたんだが、休養を兼ねて2日ほど、マンハッタンにいる事になった。
 そこで、まあ、いろいろあるわけなんだが…。
 これについては、別の機会にしたい。
 ホテルに戻った時から、とにかく色々あり過ぎて、疲れたから。

「ディースでも駄目か…。」
「ええ。多少は手こずらせることはできたけど…。」
 エムとスコールは、今回投入した新型機動兵器「ディース」について、話していた。
「だが、1年の専用機持ちの大部分の技量は。凌いでいる。それだけで、満足しておこう。幸い、データはこっちに来ている。」
「そうね。」
 2人が話していると、開発陣から戦闘データの解析作業の途中経過のレポートが届いたので、2人はそれに目を通し始めた。

後書き
ニューヨークとIS学園の、同時襲撃。
IS学園は、ゴーレムと特殊部隊員。
各国に対する怒りを発散するために、千冬は単機でゴーレムを殲滅。
しかし、それは陽動。
ですが、一夏が開発した対人システムを備えていたIS学園に侵入するのは、あまりに無謀。
案の定、全滅です。
それ以上に面倒なのが、ニューヨーク。
無人機のゴーレムに対し、有人機の新型機動兵器が襲来。
一夏達なら問題ありませんが、箒、シャルロット、クリス、のほほんさん。
他は、ツーマンセルでないと対抗するのは、無理の様です。
無人機特有の弱点を解消した上に、性能も高いので後々面倒そうですね。
次は、箸休めのお話になります。






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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
毎回楽しみにしています。ありがとうございます。
ヴァルバジア
2013/09/28 22:23
ヴァルバジアさん。
遅くなりましたが、コメントありがとうござ
います。

楽しんでいただけて幸いです。
これからもそうであるように、執筆をつづけ
ていきたいと思います。
CIC担当
2013/10/05 17:52

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