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zoom RSS IS<インフィニット・ストラトス>二次小説 第57話 正月はパラダイス?

<<   作成日時 : 2013/06/29 17:55   >>

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「よし。これで終わり。」
「すまんな。」
 俺は、千冬姉の着物の着付けを、していた。
 何しろ、着物の着付けは慣れていないと、大変だからな。
 もうすぐ、初日の出。
 おせちは出来上がってるし、雑煮の準備も完了。

「「「「「「あけましておめでとう。一夏。」」」」」」
「あけましておめでとうございます。一夏さん。」
「あけましておめでとう。一夏君。」
 鈴、箒、シャルロット、ラウラ、玲子、簪、セシリア、楯無さんが、外で俺達を待っていた。
 そうだった。
 俺と千冬姉が、毎年初詣に行くのは、箒と鈴なら知ってて当然だ。
 今日は、ラウラと楯無さんは、護衛は休みか。
 まあ、あちこち護衛はいるけどな…。
 政府に、更識家のSPか。
 合計20人。
 しかも、よくもまあ、これだけ巧妙にあちこちに配置してるな。
 それだけ、俺が重要人物だってことか。
 さすがに、もう慣れたが、今更ながら溜息が出る。
 キ○ンデ○ーズじゃないけど、普通の男の子に戻りたくなる…。
 はあ…。

「にしても、着物似合うな。皆。」
 やたらに、俺の命の危機を引き起こすが、全員、文句なしの美少女。
 しかも、モデルクラス。
 本当、機関銃やらグレネードランチャーを、無闇に人に向けたり、ISを訳の分からない理由で展開させなければなあ。
「そ、そうですか…。思い切って、選んだ甲斐がありましたわ…。」
 セシリアのは、絶対にかなりの高級品だ。
 何だかんだ言って、超がつくほどのお嬢様。
 けど、似合うよなあ。
「せっかく、日本でのお正月だし。着た甲斐はあったわ。目の保養になるでしょ。」
 顔、赤いな。
 鈴、風邪か?
 帰ったら、暖かい雑煮を食べて体を、暖めろよ。
「姉さんが、去年、紅椿のオーバーホールと改修に来た時に、貰った物だが、一夏が喜んだのなら、良い事だな。」
 へえ。そうか。
 いい事だな。
 少しずつでいいから。昔みたいになってくれると嬉しいよ。
 誕生日プレゼントに贈った、簪と櫛。
 こういったシチュエーションにも、合うのか。
 そりゃ、良かった。
 箒も、嬉しそうだ。
「一夏が喜んでくれるなら、着て来てよかった。」
 はにかみながら答えるシャルロットは、マジで可愛い。
 どうして、時々、行動が過激になるんだかなあ。
 キャノンボールファストの前のあれは、心臓が飛び出しそうになった。
「クラリッサが、着物の方が、お前は喜ぶと言ってな。今回は、シュヴァルツェハーゼの隊員から選び抜いた精鋭が、護衛に着く代わりに、私はこうしているわけだ。お前も嬉しそうだな。やはり、日本関係はクラリッサに聞くのが一番か。」
 オタク知識以外はな。
 それだけは、絶対に参考にするなよ。ラウラ。
「女の子の着物姿って、新鮮でいいでしょ。一夏。」
 ま、そうだな。
 なんだかんだ言って、男は女の子の浴衣や着物姿に弱いんだよな。
 見慣れないからとか、そういう理由抜きに。
 玲子も一段と、美人に見える。
「私は、いつもだけど。今年は特別かも…。」
 簪が、かすかに頬を染めながら、俺の方を見る。
 ああ。成程。
 なんだかんだで、簪もお嬢様だからな。
 正月は、着物が普通なわけか。
 でも、あまり、他の男とは、出かけた事が無いらしいな。
「ふふ。一夏君。お姉さんを意識してるでしょ。もう、可愛いんだから。」
 楯無さんが、意味ありげな笑顔になる。
 そりゃ、綺麗ですから意識しますけど。
 ここで、騒動はやめてくださいね。
 それにしても…。

「どうした。一夏?」
 今年の臨海学校でも思ったけど、やっぱ千冬姉って美人だよな。
 着物も、すごくよく似合うし。
 スタイルの良さは、着物の上からでもよく解る。
 その…、やっぱ…。意識するよな…。

「今年は、互いに着物か。神無月さんが贈ってくれた着物は、お前に良く似合うな。髪を結い上げたから、少し心配だったが。さすがに、私の弟だ。」
 そうか。冬菊も喜ぶかな。
 いろいろ忙しい合間に時間を作って、縫ってくれたんだから。
 後で、聞いたんだが、睡眠時間も相当に削ったらしい。
 明後日、仕事の関係で招待されているけど、お礼を言っておかないとな。
 例の物も、届いてるし。

『何ですの!?あの雰囲気。』
『何よ!あの甘い雰囲気!』
『一夏め!まるで、恋人同士の様に!!』
『ひょっとして、一夏って、シスコン!?』
『おのれ、私の嫁だという事を忘れて…!教官も…!くっ!!』
『あれじゃ、姉弟なんて言えないじゃない!!』
『一夏…、やっぱり、織斑先生みたいな人が…!』
『一夏君…!そういうのは、肉親はNGだって、解ってないのね!!』
 セシリア、鈴、箒、シャルロット、ラウラ、玲子、簪、楯無は、心の中で今の一夏と千冬の雰囲気に、歯噛みをしていた。
 しかし、まだまだ、女性としての魅力では自分たちは千冬に及ばないのは、事実であることも認めていたので、何もできなかった。

 初日の出が見える。
 これを見ないと、織斑家の1年は始まらない。
 千冬姉もそうだが、俺もやはり日本人か。
 ちょっと、年寄りくさいかもしれないけどな。
「千冬姉。あけましておめでとう。今年もよろしく。」
「こちらこそな。家の事はお前に任せきりだが、その分、ブッフバルト先生と共に、存分に鍛えてやるぞ。」
 とうとう、千冬姉が本気で俺を鍛えてくれるか。
 嬉しいが、ちょっと怖い。
 いつもの懲罰トレーニングより、相当にハードになるしな。
 舞桜も、改修したし、こりゃ大変だ。
「お前たちも、みっちり鍛えてやる。騒動を、起こす気にもならんほどにな。首を洗って待っていろよ。」
 セシリア達を見て、千冬姉がにやりと笑う。
 青ざめてんな。
 考えてみたら、やたらにISを展開するし、楯無さんの家を襲撃するし、騒動起こしまくりだからな。
 少しは反省してくれ。
 死と隣り合わせの学園生活なんて、俺は御免だ。

 篠ノ之神社。
 箒や束さんが嘗て生活していて、俺が初めて剣を学んだ場所。
 小学生の頃から、ここに来て俺は腕を磨いていた。
 俺の原点とも、いえる場所。
 それだからか、初詣はいつもここだ。
 にしても、相変わらず凄い人だな。
「お前たち。はぐれるなよ。」
 皆にそう言いつつも、千冬姉は俺を最も注意してみている。
 俺が気づくぐらいだから、千冬姉も周囲に護衛がいることは知っているだろうが、それでも気にかかるのかな。
 誘拐されてから、千冬姉はどこかに出かけるたびに過保護ともいえるほどに、俺の事を気にかけていたし、家を空ける時も、周囲に俺の事を頼んでいた。
 少しずつ、鮮明に感じていたが、周囲は護衛だらけだったな。

「ねえ。あの人って、織斑一夏よね。」
「あ。本当だ。すごいハンサム。」
「なんとか。サイン貰えないかな?」
 げっ、ヤバイか?
 すると、セシリア達が、周囲をさりげなく取り囲む。
 千冬姉も、俺の傍に来る。
 それに、隠れていた護衛の人達もか。
 用意周到だな。
 それにしても、千冬姉はともかく、セシリア達は何だ。

『これ以上、ライバルが増えては溜まりませんわ!!』
『一夏は、あんたたちのじゃないわ!!』
『一夏に惚れるのは、学園内の生徒だけで十分だ!いや、よくはないが。』
『これ以上は、絶対ダメ!一夏は、僕だけの王子様なんだから。』
『人の嫁に、触れさせはせん!』
『これ以上は、絶対ダメ!!』
『一夏は、私の…。もし、それでも、手を出すなら…。』
『残念だけど、一夏君はお姉さんのお婿さんになるの。余所をあたってね。』
 セシリア、鈴、箒、シャルロット、ラウラ、玲子、簪、楯無は、それぞれの思惑で、一夏をガードしていた。
 無論、千冬はそれに気づいて、心の中で溜息をついていた。

 お賽銭を入れて、それぞれ願い事をする。
 俺の願いは、何とか今年中に亡国企業を潰す事だ。
 それに、可能な限り新入生を巻き込みたくない。
 虚さんとケイシー先輩が卒業するから、戦力的にかなり厳しくなるが、それはチームワークで補うしかないだろう。
 今学期中に、俺も自分を徹底的に鍛えぬく。
 千冬姉に頼んで、稽古の時間も増やしてもらうし、個人戦闘に関しても、皆と話し合って、プログラムを考え直す。
 とにかく、出来ることは全部やらないとな。

『少々、気負いすぎか…。』
 そばにいる千冬は、今の一夏が考えていることが、手に取るように解る。
 ケイシーと虚という、生徒の中でも指折りの実力者が卒業することによる戦力ダウンを補う為に、一夏は願を掛けながら、あらゆる知恵を絞っている。
 そして、自分をさらに鍛えぬくことを、考えている。
 それはいい。
 だが、生来の生真面目な性格ゆえに、明らかに気負いすぎている。
『オルコットたちは、予想以上に成長している。組織力で、埋め合わせることは、それなりに可能だろう。我々、武装教官も生徒を預かる身。学園をやつらの好きにする気はない。それに、束が連れていた、娘。本当にただの助手か?あれに助手が必要とは思えんが…。ふむ。成程。』
 去年、紅椿のフルオーバーホールと改修に来た時に、クロエとは面識がある。
 どういった存在なのかを、千冬は理解した気がした。

「「一夏さん…?」」
 うん?この声は。
 聞き覚えのある声だったので、そっちを向くと、そこにいたのは、冬菊と菫だった。
「来てたのか。あけまして、おめでとうございます。」
「「おめでとうございます。」」
 2人とも、良く似合うな。
 特に菫は、目が見えるようになり、歩けるようになってから、初めての新年。嬉しそうだな。
「2人とも良く似合ってるな。着物。」
 美人だしな。2人とも。
「そうだ。紹介するよ。菫。俺の姉さんだ。」
「織斑千冬です。弟から、話はよく聞いております。」
「飛鳥菫です。一度、両親共々ご挨拶とお礼に伺うつもりでおりましたが、こうしてお会いできて、とても嬉しく思います。こちらは、私の両親です。」
 菫のご両親が、千冬の所に来る。
「菫の両親でございます。弟君のおかげで、こうして目には光が灯り、自由に歩くこともできるようになりました。何とお礼を申し上げれば、よいのか。」
 今にも、泣き出しそうだな。
 生まれつき、光も自由に歩ける足も、持っていなかったんだ。
 辛かったはずだよな。
 頑張ってよかったよ。
「どうか、お顔をお上げください。あれは、お人よしでして。誰かが、喜んでくれたり、幸せになってくれれば、それでいい。そう考えているのですよ。御嬢さんが、ああして、嬉しそうにしてくれているのが、弟にとっては、何よりうれしい事なのでしょう。」
 嬉しそうにいろいろ話しかけて、一夏は優しい笑顔で聞いている。
 その光景を見ながら、千冬は言う。
 世間では、一夏を偽善者呼ばわりする人間も少なからずいるが、一夏は気にもしていない。
 自分がそう言われても、それ以上に幸福になってくれる人がいれば、一夏にとっては、幸福なのでどうでもいい事だった。
『もっとも、それで周囲が女だらけになるのは、問題だがな。』

「あ。そうだ。着物、改めてありがとうな。冬菊。」
「いえ、とてもよくお似合いですし。頑張った甲斐がありましたわ。」
 わりと俺達って、似たようなところがあるのかな?
 誰かが喜んでくれる。
 それは、とても嬉しい事だしな。
 まあ、どういうわけだか。おどろおどろしい“気”が感じられるが、とりあえず無視しよう。
 と、そろそろ戻らないとな。
 あれを、進めておきたいし。
「千冬姉。俺、そろそろ帰るけど、どうする?」
「ああ。例の件か。相変わらず、まめな奴だ。解った、オルコットたちは私が引率しておく。しっかりやっておけよ。」
「サンキュ。じゃあ、冬菊。明後日な。」
「はい。楽しみにしております。料理の方は私が調理を仕切りましたので、お口に合えば幸いです。」
「冬菊は料理上手だからな。期待している。じゃあ。」
「はい。それでは、私どもも、他に行くところがございますので、失礼いたします。」
 さすがに、忙しそうだな。
 俺も三が日明けは、忙しいけどな。
 それを差し引いても、白式各部の最適化にブラッシュアップ、新兵装の開発。
 芝崎インダストリーの装備は性能いいけど、これからの事を考えると各種兵装の開発は不可欠だ。
 亡国企業の動きも、気になる。
 向こうが、ゴーレムでデータ収集を図るなら、こっちは向こうの解析力を上回る兵装の開発が、必要になる。
 無論、それぞれのスキルアップも必要だけど、いざという時の改修は俺が中心にならざるを得ない。
 色々と言いたいことは無いわけじゃないが、今は仕方がないしな。

 うん。かなり進んでるな。
 1機は第3世代だけど、第4世代の量産型と言っていいくらいの高性能機。
 もう1機はバランスを重視した、第4世代IS。
 ただ、第3世代の方は、かなり野心的な設計だからな。実はこっちの方が、手間がかかったりする。
 いずれにせよ。
これで、各国が余計な欲を出さないように、釘を刺すこともできる。
 俺の周囲には、産業スパイが嫌になるほどいるし、ゴーレムシリーズの情報を得ようと、各国の諜報機関が動いている。
 産業スパイは、なんてことないけど、各国の諜報機関はちょっと厄介かな。
 そっちは、セキュリティをより堅固にしておこう。
 無人兵器を大量に導入しての戦争なんて、グロテスク極まりないからな。
 ハイテク兵器が導入されるにつれ、PTSDを発症する軍人が多いのは有名な話だ。
 これを無視する政治屋が多いから、とにかく腹が立つ。
 戦争は違法なんだから、やめろよな。
 まったく。
 まあ、ともかく明日には組み立てが終わるな。
 後は、最終調整をして終わりだ。
 思ったより、早く済んだな。
 後は、3学期になる前に、各国の専用機持ちを学園に迎え入れれば、お終いだ。
 亡国企業が手を出してくる可能性もあるだろうが、いろいろトラップを仕掛けてるからな。
 仕掛けてくるからには、覚悟するんだな。

 と、気持ちを新たにしたはいいが…。
 何だよ…?この刺々しい空気…。
「うむ。今年のおせちも絶品だな。」
 千冬姉は、満足そうに食べている。
「また。ですわね。」
「ホント。」
「ああ。まったく。」
「どうしてなのかな?」
「一体、どういうことだ?」
「本当に、どういうことなのかしら…。」
「やっぱり、もう…。」
「あとで、ゆっくり聞かせてもらおうかしら。」
 何、怒ってんだよ…?
 これだから、女の子はよく解らないんだよ。
 俺、何もしてないぞ。
「一夏。あちらこちらで、落とすのはやめろ。こちらも苦労するのだからな。」
 だから何がだよ?千冬姉。

「今年は、一夏さんにはくれぐれも自重していただかないと…。」
 何がだよ。セシリア。
「本当よ。これで、新入生まで落とされたら、堪らないわ。」
 意味わかんねえぞ。鈴。
「お前は、まるで変わらんな!人の気も知らず。」
 そりゃ、こっちのセリフだぞ。箒。
「本当に、困った人だよね。一夏は。」
 何、むくれてんだよ。シャルロット。
「今年こそは、身に染みさせねばな。覚悟しておけよ。」
 何、覚悟すんだよ。
 変なことしたら、千冬姉に殺されるぞ。ラウラ。
「自覚がないって、本当に困るわよね。」
 何の自覚だよ?玲子。
「やっぱり、このままじゃ…。」
 ストップ、簪。
 怖い!
「一夏君。今度、家に来た時は、うふふふ…。」
 何ですか?その怪しい笑いは。楯無さん。

「そこまでにしろ。せっかくのおせちの味が落ちる。それとも食う気がないのか?ないなら帰れ。」
 千冬姉の一言に、皆の動きが一瞬止まる。
「そんなこと言っていませんわ。おせちは美味しいのです。ただ…。」
「そうです。元はと言えば…。」
「いつもいつも、これだから…。」
「そうです。僕だって…。」
「教官も、ご理解なさっている筈です…。」
「このままだと、大変なんです…。」
「私なんて、特に…。」
「やっぱり、いざとなったら…。」
 うまそうに食べてくれるのは、嬉しい。
 けど、そのじと目は何だよ?
 俺、何もしてないって。
「身から出た錆だ。解ったな。馬鹿者。」
 だから、何でだよ!?

 まったく、とんだ元旦だったぜ。
 皆が帰った後、俺は溜息をついていた。
 なんで、あんな訳の分からない思いを、しなきゃならなかったんだ。
「一夏。ISの方はどうなってる?」
「明日が最終調整だな。思ったより、早く進んでるし。」
「なら。いいな。こっちに来て呑め。」
 まあ。いいけど。

「お前も、いちいち騒がしいやつだな。日頃の行いがそうさせるのだぞ。少しは、慎め。」
 だから、何もやってねえって。
 それとも千冬姉には、そう見えるのかよ?
「いずれにせよ。そう簡単に、おまえはやらんぞ。」
 はあ?何、言ってんだよ。
「それともあれか?山田先生が、好みか?」
 何で、そこで山田先生が出てくる?
「ほかにも、ナタルもいるな。同年代も年上も選びたい放題か。どうしようもない奴だ。」
 だから、何がだよ?
「でも、当分は、お前は私のだ。」
 何だよ?いきなり抱きついてきて。
「ふふふふ。照れているな。可愛い奴だ。」
 酔ってんのか?ひょっとして。
 いや。いつもの酒量から計算すると、完全に素面だ。

『今は、まだ、私の傍にいろ。その内、離れてしまうのだからな…。』
 イブのディナー。
 そして、飛鳥グループ夫妻と会って、いずれ自分の傍を離れていくことを、千冬は確信していた。
 それだけの才能を、一夏は持っている。
 一夏自身が、千冬の傍にいようとして、自分の人生をきちんと歩めるのなら、それもいい。
 ただ、自分のエゴで、一夏の道を閉ざすことはできない。
 そんな事をしたら、千冬は生涯自分を許さないだろう。
 今の内から、心の準備が必要だと、千冬は理解していた。
『だから、それまでは、私の弟で、最愛の存在として、私の傍にいろ。一夏。』
 何物にも代えがたい宝で、この世で唯一の家族の一夏に、そう語りかけた。

後書き
一夏たちの初詣です。
相変わらず、騒がしいのが一夏の周囲。
美少女達が、よりどりみどり。
とは言え、一夏は一夏で忙しいのは変わりません。
新型のISの、最後の仕上げです。
そんな一夏を、複雑な思いで見ているのが千冬。
様々な面で成長している一夏を見て、自分の元から巣立っていくのが、既に解っているのが現状です。
だからこそ、それまでは、傍らで守っていきたい。
一年の計は元旦にありといいますが、千冬は変わらず。
一夏の方も、皆を守るという誓いに、変わりはありません。
どんな1年に、なるのでしょうか?






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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
今回はニヤニヤしながら読ませてもらいました。
千冬×一夏エンドが無性に読みたくなります(笑)
千冬×一夏のいちゃらぶもですが(笑)
厚かましくリクエストします。
最近天気が悪いので体調に気をつけて更新頑張って下さい
ザクザク
2013/07/02 19:01
ザクザクさん。
遅くなりましたが、コメントありがとうござ
います。

>今回はニヤニヤしながら読ませてもらいま
>した。 千冬×一夏エンドが無性に読みた
>くなります(笑)
 人前では、一夏への愛情表現を、千冬は見
 せませんからね。
 千冬と一夏のいちゃらぶも、いいかもしれ
 ませんね。
 セシリア達に知られたら、殺されますけど。
CIC担当
2013/07/14 20:23

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