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zoom RSS コードギアス−反撃の騎士− NORTH12 軍旗たなびかず

<<   作成日時 : 2013/01/31 23:56   >>

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「しまった!」
 胸部を熱線応用機構に掴まれた、キューエル・ソレーシーは脱出しようとするが、それが叶わず、高熱によって爆発する乗機と運命を共にする。
「キューエル卿!!」
 残りは、ヴィレッタのサザーランドのみとなっていた。
「よし、次の段階に移れ。ここは私の直属部隊で十分だ。」
「承知した。油断はするな。」
「解っている。すぐに追いつく。全ては、まだ、始まったばかりだからな。」

「来るな。」
「殿下。お下がりください。黒の騎士団ごとき、殿下がお相手するまでもございません。」
「ギルフォード。奴らは、私に挑んできたのだ。ならば、それを受けるが武人の礼儀という物。私の身を案じての事だろうが、ここで、お前の影に隠れれば、私は笑い者になるだろうよ。」
 コーネリアは、自分のグロースターを、ギルフォードのグロースターの隣に並べる。
「そなたがいれば、何の問題もない。どうやら、新型のナイトメアを擁しているようだが、それだけで、この私に勝てはしないことを、知らしめれば、後の掃除がやりやすくなるという物だ。」
 こうなれば、もう止められないことを、ギルフォードは良く知っていたので、親衛隊で円陣を組み、警戒する。

「見えたぞ。コーネリアと、親衛隊だ。我らが、親衛隊の相手をする。紅月、コーネリアを捕えろ。」
「はい!」
「よし、行くぞ。まずは、コーネリアへの道を開く。」
「「「「承知!」」」」

「殿下をお守りしろ!!」
 ギルフォードが、藤堂の駆る一文字を迎え撃つが、親衛隊の内、サザーランドは、四聖剣の一文字にいとも簡単に撃破され、カバーに入ろうとしたグロースターも、撃破されて、コーネリアへの道が開ける。

「どうやら。このナイトメアが、奴らの要か。よかろう。相手をしてやる。光栄に思えよ。」
「行くぞ!コーネリア!!」
 カレンは、迦楼羅を駆り、対機甲歩兵高熱短刀を持ち、アサルトカービンを撃ちながら、コーネリアのグロースターに突っ込む。
「そのような攻め方で、このコーネリアを討てると思ったか!!」
 大型ランスで、迎え撃つが、カレンはそれを軽く躱し、背後に回り込もうとする。
「何?」
 コーネリアも素早く態勢を立て直し、再び攻めかかるが、再び回避され、懐に飛び込んで短刀を突き立てられそうになると、全速で下がりつつ、アサルトライフルを撃つ。
『ブリタニアで、あのようなナイトメアが開発されたとは、聞いたことがない。北欧同盟の物とも違う。イレブンの作ったナイトメアというのは、本当らしいな。しかも、この性能…。』
 アサルトライフルの弾丸を、素早い身のこなしで軽々と躱し、再び迫ってくる。
「はあっ!!」
 大型ランスで、迦楼羅が飛び込んでくるタイミングに合わせて仕留めようとする。

『強い。これほどの者が、イレブンにいたのか…!』
 藤堂と四聖剣の隙のない連携に、親衛隊はじりじりと追いつめられていく。
 大型ランスで、一文字の近接戦闘用の主兵装、対機甲歩兵高熱長刀を受け止める。
『なんという、近接戦性能だ。グロースターと同等。あるいは、それ以上か。このままでは…。』
 側面モニターには、コーネリアのグロースターと、カレンの迦楼羅の戦いが映るが、コーネリアも今までにないほど、手こずっている。
 専属騎士として、常に傍らにあり、コーネリアの実力は良く知っている。
 それだけに、今の状況が、信じられなかった。
『ゼロだけで、これだけの状況が作れるとは思えん。戦略を完成させる、優れた前線指揮官が居なければ、どんな戦略も意味がない。優れた前線指揮官…。あの男か。騎士と将軍の器を持つという、イレブンの将校。確か、トウドウとかいったか。よもや、ゼロに与していたのか…。』
 どうにか事態を打開したいが、目の前の藤堂の攻勢を防ぐので、ギルフォードは手一杯だった。
 機甲部隊に歩兵部隊も、日本解放戦線に意識が向いている隙を突かれて、事実上の挟撃に合っているので、増援は見込めない。

『このナイトメア。手強い!』
 カレンと戦っている中、コーネリアも迦楼羅のハイスペックを認めざるを得ない状況にあった。
 純粋にナイトメア戦の技量で言えば、カレンはコーネリアに劣る。
 各地を転戦し、グラスゴー、サザーランド、グロースターと新たなナイトメアが開発される中で勝利を収め続けたコーネリアが培ってきた技術と、積み重ねた経験は、カレンとは違う。
 その差を、迦楼羅が埋めている。
 そして、ようやく日本独自のナイトメアを持つ事が出来たことで、カレンの士気も高い。
 それもまた、2人の差を埋めていた。
「はあっ!」
 高熱短刀で斬りかかるが、コーネリアは太刀筋を読んで最低限の動きで回避する。
『かかった!』
 カレンは熱線応用機構で、止めを刺そうとする。
「何だ!この異様な感覚は…。」
 コーネリアはグロースターを急速後退させつつスラッシュハーケンで、スピードを更に稼いで、間合いの外に出て、反射的に、熱線応用機構にアサルトライフルを発射して、破壊する。
「ただの、隠し腕の類ではない。あれが、奴の主兵装か。展開の様子から見ると、両腕にそれぞれ装備されているようだな。あちらも潰さねば。まずいか。ぬっ!」
 コックピットに警戒音が響いて、コーネリアは、後方に新たな部隊を確認する。アサルトカービンの弾丸が襲ってくるが、間一髪、コーネリアは回避する。

「これは、これは。麗しのコーネリア殿下。ご壮健で何より。我が黒の騎士団の贈り物、気に入っていただけましたかな?」
 鬼切のコックピットで、ルルーシュは意地の悪い笑みを浮かべながら、外部スピーカーを通して、コーネリアに呼びかける。
「やはり貴様か。ゼロ。今度は、あの時の様にはいかんぞ。」
 アサルトライフルを発射するが、ルルーシュたちは散開して回避する。
「既に、チェックメイトだ。後ろに下がろうとすれば、我々が。強行突破しようとすれば、その迦楼羅がお相手しよう。解っているだろうが、只のナイトメアではない。親衛隊も既に抑え込まれている。まもなく、奇跡の藤堂の二つ名に、また花を添えることに、なるだろう。」
『奇跡の藤堂。旧日本軍の中で、唯一人、我が軍に苦汁を飲ませたという、あの男か。』
 コーネリアは、自分たちがどれだけ不利な状況にいるか、理解した。
 親衛隊は、少しずつ、数を減らしている。
 ギルフォードが、どうにか藤堂を抑えているので、被害は最小限に済んでいるが、それもいつまで続くか、心許なかった。

「ふん!愚かなり。ゼロ。そのナイトメアが如何に高性能でも、乗り手が優れていなければ、性能は活かしきれん。青さが抜けぬ乗り手では、私には到底勝てんよ!!」
 その時、ブリタニア軍本陣が投入した、最後の予備兵力が到着して、黒の騎士団に攻撃を仕掛けてくる。

「ゼロ。ここは退き時だろう。初戦の勝利としては、十分な戦果だ。」
『コーネリアは、捕えられなかったか。まあ、いい。確かに勝利としては、十分か。』
 ルルーシュは、藤堂の言う事が正しいと考えた。
「全軍、撤退せよ!我々の勝利だ。」
 ルルーシュは、撤退命令を出す。

「ギルフォード。信号弾を撃て。後退し秩序を取り戻してから、我らもこの地を離れる。もう、日本解放戦線も、復活することもあるまい。当初の目的は達した。」
「イエス、ユア・ハイネス。」
 ギルフォードの復唱を聞いたコーネリアは、側面のモニターに拳を叩きつける。
「おのれ…!ゼロ…!」
 日本解放戦線を壊滅させる事は、成功した。
 後は、散り散りになった構成員を、捕縛すればいい。
 だが、協力者のリストは、黒の騎士団が起こした山崩れで、土砂の下に、埋まったままで、回収のしようがなかった。
 さらに、アレックス、ダールトン両将軍の部隊のみならず、親衛隊を含め、自分が率いる左翼部隊も甚大な被害が出て、戦死傷者は全軍の3割を大きく超える。
 黒の騎士団には、完全に敗北したのである。

「部隊ごとに点呼。負傷者の手当てを急げ。」
 一方、黒の騎士団も1割に達しなかったが、当然、戦死傷者は出たので、全軍を再集結させた後、機体の簡易整備に負傷者の手当てを行っていた。
『初戦は白星か。幸先のいいスタートだな。後は、この情報を、ブリタニアを含める、世界中のありとあらゆる地域に流す。どの程度の地震が起きるか、楽しみにしているがいい。コーネリア、そして、ブリタニア皇帝。』
 仮面の下のルルーシュは、凄味のある笑みを浮かべていた。
「ゼロ。出発の準備が整ったぞ。」
「うむ。では、我々も離れるとしよう。藤堂、暫くはコーネリアも、大規模な軍事行動を起こすことはないだろう。その間に、戦力を拡充すると共に、この地の膿を、日本人を含む、ブリタニア人にたっぷりと見せるのだ。今の治世の程度を知らしめるには、ちょうどいい材料だ。」
 ルルーシュは藤堂に、これからの予定を話し始める。
「拡充に関しては、前もって作っておいたリストで、日本解放戦線の残党から、有能な人材を合流させた。後は、日本各地のレジスタンスからも、行いたいところだな。」
「私は、六家に、勝利を伝えにいくことになっている。その際に、相談をしておこう。」
「頼む。それから訓練に関してだが…。」
 ルルーシュと藤堂は、それからも組織の拡大に関しての幾つかの問題について、話し合いながら、ナリタ連山を後にした。

 既に、日が暮れようとしている。
 ナリタ連山の戦いは、終わった。
 日本最大の抵抗組織、日本解放戦線は壊滅したが、コーネリアは黒の騎士団に手痛い敗北を喫し、その情報は、世界各国に流れ、日本でも今まで以上に厳しい情報管制が敷かれる前に、全国に伝わり、下火になった抵抗運動がさらに激しさを増す結果となった。

後書き
コーネリアは、日本解放戦線を壊滅させる事は出来ましたが、協力者のリストが手に入らなかったので、根は残ったまま。
戦略的な目標を、完全に達成することはできませんでした。
一方、ルルーシュはコーネリアを捕える事はできませんでしたが、日本解放戦線に所属していながら、濃緑を活かしきっていない人材の確保には成功していますので、達成率はルルーシュの方が上でしょう。
しかも、コーネリア軍より、少数で練度も低いにも関わらずです。
この事実は、純国産ナイトメアと合わせて、極めて大きい物。
結局、苦労が減らないという結果に終わった、コーネリア。
骨折り損ですね。
黒の騎士団も拡充され、さらに手強い相手になります。
苦労は絶えないでしょう。


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