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zoom RSS 緋弾のアリア二次創作−Another DA− Bullet01 ツェルベロス

<<   作成日時 : 2012/10/14 23:57   >>

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 朝。
 通勤中のサラリーマンや、高校生、大学生等が乗っているバスの中に、その少年はいた。
 紺の制服に、十字架の、左右に、翼。その下に、交差した剣で構成される中世の紋章を思わせる校章が、胸のポケットに刺繍されている。
 極上の絹糸を、純金で染め上げたような髪。
 どこか、冷たさを感じさせるような、青い瞳。
 だが、外国人ではなく、彼はれっきとした、日本人だった。
 彼もまた、通学中の学生の、1人である。
 目的地に近付いた時、それは起こった。

「全員、動くんじゃねえ!!」
 トカレフを見せつけた、まともな仕事についているとは思えない男が叫ぶ。
「たった今から、このバスは終点が変更された。降りられるのは、俺が金を受け取った時だ。それまで、大人しくてりゃあ何もしねえ。但し、妙な真似しやがったら、ぶっ殺す!覚えとけ!!」

 一瞬のうちに、バス内はパニックになる。
 いつも、通勤や通学の手段で使っているバスが、バスジャックに遭遇するなど、大抵は想像しない。
 しかし、その中で1人だけ、そういう事がある事。
 そして、飽きるほど遭遇し、犯人を叩きのめしてきた者がいた。
 どうみても、日本人には見えない少年である。

 バスジャック犯に気づかれぬように、銃のマガジンを交換して、薬室に弾丸を送る。
 H&K HK45T。
 ドイツの名門銃器制作メーカーである、H&K社製の拳銃で、大口径の45口径弾を使用する、アメリカ市場を意識した拳銃で、性能は折り紙つきである。
 準備を終えた少年は、不機嫌そうな表情でバスジャック犯を見る。

「そんな粗悪品のトカレフ振り回して、何、いい気になってんだ?迷惑だから、とっとと降りて、交番に行って、バスジャックしようとしちゃいましたって、言うんだな。少しは罪が軽くなるぜ。」
 いらついた口調で、バスジャック犯に降りて自首しろと言う。

「何!?このガキ!!死にてえのか!?手前!!」
 額に、幾つも血管が浮き上がった、バスジャック犯は、トカレフを少年に向けて撃とうとするが。
 その前に、少年が3発連続で撃っていた。
 
「ぐあ!ああああっ!!痛え!!」
 一発はトカレフを持った右腕の手首に命中し、骨を負っていた。
 普通ならば、弾丸の強烈な威力で重傷を負っていたはずだが、装填されているのは、訓練用のプラスチック弾頭だった。
 しかし、特殊なプラスチックで非常に硬い為に、命中した時の痛みは並大抵ではない。
 残り2発は、鳩尾に命中していた。
「ご安心ください。武偵です。」
 生徒手帳を、周囲に見せる。
 
 武偵。
 犯罪の凶悪化に伴い新設された、国家資格である。
 班荷を逮捕する権利を持つ事から、警察官と同様に見えるが、賞金が掛かっており、その額によって、動く動かないを決めるので、賞金稼ぎに近いと言えるだろう。
 各国の武偵局に登録され、スキルと実績からE〜Aまでランク付けされ、極めて優秀な、ごく限られた者は、Sランクに、ランク付けされる。超能力を有する武偵は超偵と呼ばれる。

 周囲が安心したのを確認すると、少年は犯人の前に立つ。
「ベルリン武偵局所属、鈴木・F・ゲオルクだ。人質強要処罰法違反で、逮捕する。」
 逮捕する旨を通告した直後、バスジャック犯は再び立ち上がり、バタフライナイフを取り出す。
「手前みてえなガキに、捕まってたまるかよ。悪いが、痛い目、見て貰うぜ。」
『この野郎…。そういう事か…。』
「大人しく逮捕された方が、身の為だってのが、解んねえのかよ?手前は?頭の中身は、ゴリラか?手前。」
「うるせえ!」
「威勢だけは、いいな。いいぜ。痛い目、見せてやるよ!」

 振り下ろされる、バタフライナイフを銃で受け止め、胸に肘打ちを喰らわす。
「ぐあっ!」
 バスジャック犯は、苦悶の表情を浮かべるが、ゲオルクはさらに攻撃に移る。
「普通なら、今ので終りだが、今のお前は終わらないな。やれやれだよ!!」
 左胸の下部に、膝蹴りを喰らわす。
 さらに、数発、パンチやキックが命中し、ハイジャック犯は、痣だらけになる。
「もう、動くのは、さすがに無理だろ?けど、一応、保険は、かけておくぜ。ついでに言うとな。こいつは45口径じゃない。」
 胃がある箇所に、3発立て続けに、撃ちこむ。
 ハイジャック犯は、胃の中にあった物と、胃液を吐いて、白目を剥いて気絶する。
「10mmオートなんだよ。さすがに、堪えたろ?もっとも、気絶してたんじゃ、解らんだろうがな。」
 通学する学校の前のバス停が近づいたので、ボタンを押す。
「人質強要処罰法違反及び大麻取締法違反で、逮捕する。ベッドの上と、塀の中で、反省してろ。」
 気絶したバスジャック犯に、そう言って、携帯で、警察に連絡を入れる
 バスが止まると、駆けつけた警察が、犯人を連行しようとするが、バスの床に、吐瀉物と胃液をぶちまけて、白目を剥いて気絶している、バスジャック犯を見て、言葉を失う。

「打撲多数。小菱形骨、有頭骨、左第7〜第9肋骨、胸骨を骨折。おまけに、胃壁の一部が裂けて、手術室に直行。派手にやりましたね。ツェルベロスの二つ名は、伊達ではないと言う事ですか。」
 ツェルベロス。
 ギリシア神話で、地獄の番犬とされるケルベロスの、ドイツ語読みである。
「狂犬、ベルリンの番犬、ドイツの魔犬。他にも、物騒な二つ名を持つのが、納得できますね。」
 ゲオルクは、武偵として活動している際、非常に性格が荒っぽくなり、犯人には容赦はかけずに、鍛え抜いたテクニックで、狩る。
「武偵としての実力は、文句なしのSランク。そして、超貞ですからな。」
 どれだけ、優秀な武偵か、ゲオルクが入学した学校。
 ADIS。
 正式な校名は、Armed Detective International Schoolの教師達は、よく理解できる。
 こうして、世界各国の武偵が集まる、インターナショナルスクールで、今年入学してきた、若き武偵達の日々が始まる。

後書き
以外に無いかもしれない、緋弾のアリアの二次創作です。
と言っても、アリアたちが通う東京武偵校とは違う武偵校が、主な舞台になります。
キンジの周囲は、一癖も二癖もあるキャラばかりですが、今回の主人公と周囲のキャラもかなり個性的な面々になります。
今回はプロローグのようなもので、次回から学園生活が始まります。
基本的には、武偵たちが事件を解決する話を淡々と書くつもりです。
興味をお持ちになった方は、読んでくださると嬉しいです。


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