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zoom RSS 機動戦士Zガンダム〜ネオ・ジオン戦役〜 第17話 熱き青

<<   作成日時 : 2012/02/24 20:57   >>

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「アッシマー隊は、一旦下がれ。ネモU第2中隊、援護せよ。」
 クワトロが、命令を出す
損害が無視できない、アッシマー隊を補修の為、一旦後退させて、長距離援護仕様の武装を装備している、ネモUの中隊が、撤退を援護する。
前線では、近中距離仕様のネモUの中隊とアーガマのMS部隊が、ジオン残党のMS部隊と交戦しているが、新型と精鋭ぞろいのアーガマのMS部隊とネモUの中隊が押している。
「この!」
 カミーユは、トリガーを2連射して、2機のマラサイを堕とす。
「こっちは、押してるけど、このままで済むかしら?」
 ビームサーベルで、バウを両断しながら、フォウがカミーユに通信を入れる。
「多分、済まないね。旧式のドムタイプは、もう、在庫切れだろうけど、届けられた新型がいる。あいつが出てくると面倒だね。」
「中尉。クワトロ大尉と相談して、地上部隊に対応する隊の編成をしてはいかがでしょうか?」
 ビームキャノンで、緑のジオンカラーに塗装されたアッシマーを堕としたエレオノーラから、通信が入る。
「私も、賛成です。空の戦力は大分削りましたし、多少、戦力を振り分けても、問題ないと考えます。」
 エカテリーナも、エレオノーラの意見に、賛成する。

「そうだな。俺もその意見に賛成だ。」
「アムロ大尉。え?」
 アムロからの通信が入ると同時に、次々とジオン残党のMSの反応が、消えていく。
「専用機が届いたから、俺もそれなりに埋め合わせは出来る。アーガマ隊は地上部隊が現れた際には、そっちに行ってくれても、大丈夫だろう。」
 専用機と聞いて、カミーユはコンソールを操作すると、専用武装であるコンポジットソードと専用ライフルで、MSを撃墜していく、ηガンダムの姿が、サブウィンドウに映る。
『これが、アムロ大尉の専用機。』
「単独で大気圏内の飛行が、可能?しかも、速い。」
 ηガンダムはサイコミュを搭載されている事が特徴の一つだが、何より、大気圏内での飛行も視野に入れられて、設計されており、長くは無いが、大気圏内での飛行が可能である。
 無論、地上戦、宇宙戦も、十二分に考慮されている。
「そういう事だ。敵の数も大分削ったし、一旦、補給に戻るぞ。」
「「「「了解!」」」」
「と、いうわけだ。アムロ大尉、後は頼む。」
「了解した。任せろ。」
 ダカールの基地に戻る、百式やZを横目で見ながら、正面に映る、ラカンのザクVを見据える。
「敵の指揮官は、俺が堕とす。ここで一気に、勝負を付けるぞ!」
 戦況が有利で士気が上がっていた、ネモU隊を率い、アムロはηガンダムで、敵陣に突っ込む。

「新型か。良かろう。俺を仕留める気なら、相手になってやる。各機、手を出すなよ。」
 ラカンは、ηガンダムに向う。
「敢闘精神旺盛で、助かる。行くぞ。」
 アムロは、ペダルを踏み込む。
 ライフルの射程距離に入り、ラカン、アムロ、双方が射撃を開始するが、ザクVのライフルから発射されたビームは、ηガンダムの空を舞うような回避運動で、虚しく空を裂き、逆にηガンダムのライフルから発射されたビームは、正確無比にザクVを狙う。
「避けられん!」
 右腕のシールドで、何とか防ぐが、シールド厚さの半分までビームは達していた。
『次で、持ってくれるか…。それにしても、あの反応速度に、この正確無比の射撃…。』
 ラカンの頭の中で、一つの解答が出る。
「アムロ・レイか…。」
 一年戦争を戦い抜いた猛者でもあるラカンだからこそ、アムロが、如何にジオンにとって脅威であるかが、解る。
 どのような不利な状況でも、ホワイトベースが切り抜けた原動力がアムロであるし、ソロモン、ア・バオア・クーと続く、一年戦争後期の戦いでも、ガンダムの戦果は突出していると言ってもいい。

「だが、俺とて、あの戦争をくぐり抜けてきた男だ!」
 腰部スカートアーマーのビームキャノンを兼ねる、右のビームサーベルを抜き放ちながら、顎部メガ粒子砲と左のビームキャノンを発射しながら、ηガンダムに斬りかかる。
 しかし、ηガンダムにはかすりもせず、逆に、コンポジットサーベルのビームサーベルに、右腕部が両断され、周辺部にもダメージが及ぶ。
「くっ!化け物め。」
 ザクVでは勝負にならないと判断したラカンは、やむを得ず、後方に下がる。
『猪武者ではないか。腕も判断力も、たいしたものだ。』
 後退するザクVを見ながら、アムロはラカンを称賛する。
「よし!勢いはこちらにある。蹴散らせ!!」
 アムロは、命令を出すと、自らも戦線に加わる。

「ラカン様。御無事ですか?」
 右腕を失い、周辺部にも少なからぬダメージを受けた、ザクVを見て、整備員たちは、言葉を失う。
 一年戦争を戦い抜いた猛者であり、ネオジオンでも、屈強のパイロットとして知られる、ラカンがここまで手ひどくやられるとは、思っていなかったのである。
「ドライセンの、予備はあるか?」
「はっ。」
「作戦を変更する。各部隊の指揮官を集めろ。」

「アムロ大尉。敵部隊、撤退していきます。」
 アーガマのMS部隊に減らされた上に、ηガンダムの猛攻と、ネモU部隊の連携で、損害が予想を大きく上回った、
「深追いを、する必要は無い。基地に戻って、補修と整備を受ける、それと休息だ。」
「了解。」
 アムロ達も、基地に帰還する。

「補修と整備、急いでくれ。十中八九、第二弾が来る。むこうは、既に、出撃しているはずだ。」
 レーションを受け取りながら、アムロは整備員たちに、指示を出す。

「クワトロ大尉か。出撃準備は整っているかな?」
「ああ。休みもしっかりとれた。いつでも出れる。それにしても、君の専用機はたいした性能だな。」
 整備中のηガンダムを見て、クワトロは感嘆する。
 まさか、大気圏内の飛行が可能とは、思ってもいなかった。
 加えて、サイコミュを導入した結果の、反応速度、レスポンスの速さ。
 アムロの専用機に相応しいと、クワトロは心から思った。
「整備に手間がかかるのが、偶に傷だがね。こればかりは仕方ない。アーガマのMSにしても、そういうのが目白押しだろ?」
「まあ、そうだな。さて、敵はどう来るかな。」
 地図を見ながら、クワトロは顎を撫でる。
「おそらく、こちらの補給路の遮断も考えるはずだ。とすると、その行動を封じる必要があるから、部隊の一部を割く必要がある。」
 補給路に近い、2つの場所を、アムロは指差す。
「ここに陣地を作り、後方を脅かされるのは勘弁願いたいな。そうでなくても、ダカール攻略の足場にも、充分使える。どうするつもりだ?」
「ここのところの戦闘で、数の差は大分縮まった。全面攻勢に出る。俺の直属部隊で敵の中央部隊を叩く。そして、左右両翼部隊で、一気に包囲する。包囲を引き受けては貰えないか?こちらの部隊を編成に加えても構わない。」
「了解した。編成は、我々を主力として考える。ネモUを全機投入したいが、構わないだろうか?」
「そう言ったつもりだ。頼んだぞ。」
「そちらも、気をつけてくれ。」
「ああ。」
 その後、部隊編成が話し合われた。
 右翼はクワトロが直接率い、左翼はヤザンが指揮する事が決められた。
 それぞれに、ネモUが加わる。

「よし、屈辱を晴らす。行くぞ!!」
 ラカンは、残る戦力の全てを投入して、攻略を決定。
 自ら、ドライセンに搭乗し、中央部隊を指揮する旨を、残存部隊の指揮官に伝えた。
 ドライセンの他に麾下にあるのは、性能は決して高くないものの信頼性が高い、AMX−101 ガルスJ、さらにズサを改修して変形機構は撤去されたが、ホバー機能が追加されたタイプである。
 さらに、ゲルググキャノンやデザートゲルググ等、旧式機を擁する、ジオンの残党も加わる。
 前日の戦闘で、少なからぬ損害を被ったラカンにとっては、死力を尽くした有無の一戦だった。

「敵MS隊接近、繰り返す。敵MS接近。」
 基地内に、放送が伝わる。
 だが、全員が落ち着いていた。
 既に、食事も済ませ、全員がコックピットで待機しており、各MSの補修と整備も終了していた。

「見事に読みが当たったか。クワトロ大尉。両翼は、任せた。」
「了解した。正面部隊を頼む。」
 考慮した結果、右翼部隊はクワトロの他にエレノアに、Gアーチャー隊、ファで編成。
 左翼部隊は、ヤザンを隊長とし、カミーユ、フォウ、ラオプフォーゲル隊、エカテリーナで編成。
 それぞれに、ネモUを加える。
 中央は、アムロの直属部隊である。
 基本的には、短期決戦。
 アムロが、中央部隊を短時間で殲滅。
 指揮系統が混乱した隙を突いて、敵の両翼を殲滅する。
 これが作戦である。

「よし。全軍、所定の計画通りに行動。」
 アムロは、ηガンダムの強力なスラスター推進力を利用して、ホバー装甲を始めると、他の機体は、アーガマが積んできた地上走行ユニットを使用して、アムロと共に、ラカン率いる、中央部隊に突撃を開始する。

「ラカン様。敵部隊が急速接近してきます。アムロ・レイの専用機を確認しました。」
「こちらの作戦を、読んだか。ならば、戦うのみ!続け!!」

「アムロ大尉。敵が、ジムVのミサイルレンジに、入りました。」
 部下から、通信が入る。
「各機、射程距離に入った機体から、攻撃開始。撃ち惜しみはするな、俺達がどれだけ早く敵を叩けるかどうかで、戦局は変わるからな。撃て!!」
 ジムVのミサイルが、発射される。
「各機、弾幕を張りつつ、散開。白兵戦の距離に何としても辿りつけ。」
 ラカンの部隊は、ドライセンを中心に編成されている。
 射撃兵装も装備されているが、本領を発揮するのは、白兵戦である。
 ラカンは、白兵戦に持ち込んで、勝利の糸口を掴もうとしていた。

「この感じ…。昨日の男か。」
「行くぞ!アムロ・レイ!!」

後書き
アムロ専用のNT専用機を登場させるのは、前から決めていましたνガンダムは、納期を繰り上げる等の突貫工事で開発されたMSで、今ひとつ、各分の設計の吟味が足りていないなあと感じていないのが、理由です。
イメージを固める為に、久方ぶりにプラモデルの改造をしました。
ちなみに素材はアルケーガンダムです。
故に、異形のMSとなったわけです。
ただ、腕の鈍りようは、酷かったですね。
ダカールを巡る戦いは、ラカンが乾坤一擲の勝負に出ましたが、さて、どうなるでしょうね。


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