cogito,ergo sum

アクセスカウンタ

zoom RSS コードギアス二次小説 AFTER TURN27 激闘 の 空

<<   作成日時 : 2009/04/28 20:29   >>

面白い ブログ気持玉 8 / トラックバック 0 / コメント 4

「敵軍、接近してきます。」
「これは…、馬鹿な…。」
 エセックスの戦術パネルに映ったシュナイゼル軍の陣形を見て、コーネリア
は信じられないという表情をする。
「鶴翼の陣だと?」
 神虎に騎乗している星刻も、眉を顰める。
『何か、奇策があるのか…?それとも、只、こちらを混乱させる為か…。』
「全軍。みだりに動いて、陣形を乱すな!」
 スザクが命令を出す。
『今は、様子を見るしかない…。』
 本来、鶴翼の陣は、自軍が敵軍以上の兵力である場合に、敵を包囲、殲滅
する陣形である。
 敵軍より少ないにも拘らず陣を敷けば、逆に突破されるリスクが高くなる。
 シュナイゼルの布陣は、連合軍首脳を少なからず困惑させていた。

「敵軍、目立った動きを見せません。」
「ふむ。こちらが兵力において劣っているにも拘らず、鶴翼の陣を敷けば兵を進
めてくるかと思ったが、さすがに相手がスザクだ。思い通りに事は運ばないね。
まあ、いい。敵軍との距離を詰めつつ、陣を完全な物に。」
「イエス、ユア・マジェスティ。」
『さて、相手はどう出てくるかな?例え、我が軍が兵力において劣るとはいえ、
このままでは包囲される事は理解しているはず…。』
 シュナイゼルは、戦術パネルを見ながら、次の手を考える。

『整いきっていない陣形が、整いつつある。陣を整える為の時間稼ぎか。向こ
うは包囲したがっている。それを理解しつつ、更に進むのは危険が無いわけで
はないけど…。』
 スザクは迷いながらも、決断する。
「全軍、前進。後備えの一部を前に推し出せ!敵の両翼の先端に砲撃を。これ
以上羽ばたかせるな!」
 スザクの命令で、後備えの部隊からロヴェル等を中心にした遠距離砲撃戦に
優れた部隊が前進し、シュナイゼル軍の両翼の先端に、砲撃を集中させる。
「あれはロヴェル。やはり、そちらに渡っていたか…。それにあのヴィンセン
ト。コンクエスターユニットを装備している。決して、数は多くは無いが。」
「陛下。両翼の先端への敵の砲火の集中で、両翼に乱れが見え始めていま
す。」
「解っている。こちらにやることが多すぎた事が、ここで出始めるとはね。完
全に軍の再編成が終了していないぶん、向こうに比べて、浮き足立ちやすい。
砲撃戦仕様のドーチェスター隊を前に。」
 ミサイルランチャーとAKM低圧砲を装備し、あまり使用される事が無かったス
ナイパーライフルを手にした長距離砲撃戦仕様のドーチェスター隊が、砲撃を始
める。
 既に、ドーチェスターの射程に連合軍は入っていた。

「こんな形でドーチェスターの汎用性の高さを、思い知る事になるとはな。」
 戦術パネルに映る戦況を見ながら、コーネリアは苦い表情になる。
 既に、主力ナイトメアはヴィンセントやウォードになりつつある状況であっても、
ドーチェスターの性能が不足しているわけではない。
 豊富な追加武装を装備可能なドーチェスターは、まだまだ汎用性を活かして、
充分に戦力になる。
 皮肉にも、シュナイゼルはそれをフルに活用して、長距離専用のドーチェスタ
ーで、連合軍に攻撃を加えている。

「まさか、自分が設計したナイトメアの汎用性を敵に活かされるとはね…。」
 スザクの部隊の、後方に配置されたエリファレットは、苦い表情になる。
 ドーチェスターは、一からエリファレットが設計したナイトメアであり、設
計思想にグロースターを上回る格闘性能と汎用性を盛り込んで設計されてい
る。
 よもや、敵方に廻り機体特性を活かされるとは、つい2、3ヶ月前には、想像
もしていなかった。

「こちらの狙いを、さすがに読んでいるね。」
 もし凡庸な指揮官なら、両翼を押さえた上で兵力を集中し中央突破を図るだ
ろう。
 そうなれば、シュナイゼルにとって理想の展開だったが、スザクは凡庸な指
揮官ではない。
 空に羽ばたこうとするシュナイゼル軍という鶴の翼に、狙いを絞っていた。
「だが、肝心なのは頭だろう?ラウンズ達に連絡を。」
「イエス、ユア・マジェスティ。」

「敵中央から、一部の部隊が更に前進してきます。艦形照合、浮遊航空艦サラ
セン。ルキアーノ・ブランドリーの部隊です。」
「さらに、専用ナイトメアパーシヴァルと親衛隊グラウサム・ヴァルキュリエ隊を
確認!」
『誘いに乗らなかったから、直属部隊を動かしたか。』
 ルキアーノの部隊は、真っ直ぐスザクの部隊に向かっていた。
「殿下、ルキアーノは私にお任せ下さい。」
「ヴァインベルグ卿…。」
 ランスロットに通信を入れたジノは、トリスタンの起動準備を終えてユリエンス
のレールガンの射出準備も完了していた。
「私に、ナイチンゲール卿、エニアグラム卿が遊撃部隊になっているのも、ラウ
ンズやジェレミアへの備え。今こそ、その時でございます。」
「そうだな。任せる。ルキアーノ・ブランドリーを討て!」
「イエス、ユア・ハイネス!全軍、続け!!」
 ユリエンスから射出され、フォートレスモードへ変形したトリスタンは、麾下の
ナイトメア部隊を率いて、ルキアーノの部隊を目指す。

「ほお。誰かと思えば、貴族のお坊ちゃまか…。まさか、俺に勝つつもりか?」
 パーシヴァルの大腿部にあるハドロン砲が、トリスタン向けて発射される。
「そんなに安いのかよ。ラウンズの地位は!」
 かわしながら、メギドハーケンからビームを発射する。
「奴の相手は、俺がする。邪魔は許さん。」
「イエス、マイ・ロード。」
 白兵戦用の主兵装を槍から2本の長剣に変えたトリスタンは、ナイトメアモー
ドに変形して、一太刀でパーシヴァルを斬り捨てようと、襲い掛かる。
 ルキアーノも、パーシヴァルの右上の鈎爪にブレイズルミナスを纏わせて迎
え撃つ。

「ブランドリー卿。ジノ・ヴァインベルグ隊との戦闘に入りました。」
「戦況は?」
「今の所、互角であります。陛下。」
 オペレーターの報告に頷きながら、シュナイゼルは戦術パネルに視線を移す。
「この事態、向こうは予測済みだね。」
 連合軍は、先陣にスザクの直属部隊と黒の騎士団。その後に遊撃隊として、
ジノ、エリファレット、ノネットの部隊が布陣。第2陣に中華連邦軍。
 本陣はコーネリアの直属部隊を中心に、隙無く守りを固めている。
 遊撃隊として、右翼にアーニャを。左翼に、クローディアが布陣。
 現在、後備えの部隊の一部が、鶴翼の陣を敷いたシュナイゼル軍の両翼が伸
びる先に集中的に放火を浴びせ、それに対抗してシュナイゼルも長距離戦使用
のドーチェスターを前に出して対抗している。

「ジェレミアとブリガンティアナイツは?」
「いつでも、出撃は可能でございます。」
「少し、出番が早くなるかもしれない。そう伝えておいてくれ。カノン。」
「イエス、ユア・マジェスティ。」

「ほお、やるじゃないか。」
 パーシヴァルの頭部のスラッシュハーケンがトリスタンを襲うが、ジノは軽くか
わす。
「これでも、ラウンズ第3席。そこらの騎士と一緒にされては困る!」
 左の長剣で、襲い掛かるパーシヴァルの右の鈎爪の攻撃を弾き返す。
 矢継ぎ早に、左の長剣でパーシヴァルに斬りかかるが、ルキアーノは僅かに
機体を後退させてかわす。
「なるほど。存分に楽しませてもらおうか!!」
 パーシヴァルの右腕の鈎爪が、トリスタンを襲う。
「この世の名残に、楽しんでおくがいい…。」
 トリスタンも、左右の長剣を構えなおす。

『兵の練度は、ほぼ互角。後は指揮官次第か…。ジノならそう遅れは取らない
はず…。』
 戦況は、スザクの指示で前に出た後備えの一部がシュナイゼル軍の両翼の
前進を阻んで、膠着状態になっている。
『このまま、シュナイゼルが手をこまねいているはずは無い。状況を打開する為
に動くだろう。だが、軍の指揮系統の再編が完璧でない以上、緻密な連携が
出来るはずも無い。とすれば…。』
 戦術パネルを見ながら、スザクは現在の戦況とシュナイゼルの打開策につい
て考えていた。
『ジェレミアを中心とした部隊。これが通常戦力における切り札にして、最も思
い通りに動かせる部隊。だからこそ、僕は先陣となった。これをシュナイゼルが
見逃すはずも無い。』
 スザクは、シュナイゼルの策をほぼ読みきっていた。通常ならば、スザクは本
陣で全軍の総指揮を取っていただろう。それでも、シュナイゼルの策を成功させ
ない為に、あえて、自分が先陣に立った。

『やはり一筋縄ではいかないな。ここまで成長しているとは…。』
 カムランの艦橋で、シュナイゼルは戦術パネルを見ながら、膠着した状況を
打開する為の策を考えていた。
『両翼は完全に押さえられている。羽ばたけなければ、こちらが地に堕ちるの
は必定。』
 第2陣の中華連邦軍も、左右に展開して両翼部隊を牽制し始めていた。
 このまま、強引に攻撃を仕掛けても、指揮系統が確立されていない両翼部隊
は、戦力を生かせぬまま乱戦の中で兵力を消耗するだけだと、シュナイゼルは
判断した。
『本陣にいるのは、コーネリア。だが、全軍の要はスザク。彼を討ち取れば、戦
況はこちらに有利になる。しかし…。』
 切り札の一つであるルキアーノはジノの部隊に完全に押さえ込まれていた。
『だが、こちらがラウンズを投入すれば、向こうもラウンズで迎え撃たねばなる
まい。ならば、ラウンズ達の戦いでスザクの麾下からラウンズを引き離す。後
に、彼を討つとするか。その間は、向こうの本陣を抑える。』
「エクトルとメレアガンスに連絡を。先陣を攻め立てよと。それと、ジェレミアに連
絡。準備をしておくように。」
「イエス、ユア・マジェスティ。」
 指示を出しながら、シュナイゼルはある人物に連絡を入れる。
「ニーナ君。準備は?」
「はい。いつでも使用できます。陛下。」
『かなり危険な賭けになるが、このままでは兵力が劣り、指揮系統も完璧でな
い我が軍の敗北は時間が経つにつれ必然となるだろう。その前に敵の要を叩
く。本当はこちらに有利な体制でそうするつもりだったが、やむをえまい…。』
 スザクの沈着冷静な指揮に、シュナイゼルはリスクの高い戦術を取らざるを
えなくなっていた。

「仰角72℃。天頂方向より、敵軍が接近。艦形照合、浮遊航空艦エクトル。ア
ンジェリーヌ・ベルリオーズの部隊です。」
「さらに左翼より、敵軍来ます。艦形照合、浮遊航空艦メレアガンス。モニカ・ク
ルシェフスキーの部隊です。」
『勝負に出たか…。』
 シュナイゼルの意図を理解し、操縦桿を強く握り締める。
「殿下。アンジェリーヌ・ベルリオーズは私にお任せ下さい!」
「エニアグラム卿…。」
 スザクは少し考えた。
「解った。任せよう。後輩の仇、見事討ち果たせ!」
「イエス、ユア・ハイネス!」
 アヴァロン級浮遊航空艦ロットを旗艦とする、ノネットの部隊がアンジェリーヌ
の部隊の迎撃に向かう。
「さて、改修の成果、実ってくれよ。パロミデス、出るぞ!!」
 ロットからパロミデスと、親衛隊シュトルツ・ヴァルキュリエ隊が発進し、他の
部隊も続く。
 上空のユーウェインが、長射程ハドロンランチャーで砲撃を始める。
「全軍、散開!的にされるぞ!!」
 命令を出しつつ、パロミデスの背中の機構を展開する。
「長距離砲撃でいつまでも、主導権を取れると思うな!」
 ノネットは以前から長距離砲撃用ユニットの開発を命じており、1週間前に完
成していた。
 射程距離及び精度はユーウェインに匹敵する。
 当然ながら、機動性は落ちるが補助フロートシステムで補っている。
 ユーウェインの長射程ハドロンランチャーの砲撃をかわして、パロミデスのハ
ドロンキャノンが発射される。

「この距離から!」
 ユーウェインのブレイズルミナスでは、ハドロン砲クラスの攻撃を防ぐ事は不
可能なので、回避する。
 その隙に、パロミデスが接近する。
「くっ!」
 ヴァリスで牽制しようとするが、悉くかわされる。
「この距離では、ユーウェイン自慢の長射程砲も意味を成さなくなる!」
 ショットランサーが、ユーウェインを狙う。
「それで、勝てると思わないで欲しいですね!」
 ユーウェインにはナイトメアとの白兵戦を想定して、MVSも装備されている。
「もちろん、簡単に勝てるなんて思っていないよ。でも、可愛い後輩の仇は討た
なきゃ、先輩としての面子が立たないんでね!」
 ショットランサーを、ユーウェインのMVSが受け止める。
「意外ですね。ベアトリスに好意を持っている者がいたとは。」
「いつもの冷たいベアトリスは、好きじゃなかったよ。でも、後輩に戻った時は、
士官学校にいた時と変わっていなかった。私は先帝陛下の首席秘書官ベアトリ
ス・ファランクスの仇を討つんじゃなく、後輩としてのベアトリスの仇を討つんだ。
勘違いはしないで欲しいね!!」
 打撃武器としても使用可能なショットランサーの特性を生かして、ユーウェイン
の態勢を崩そうとするが、アンジェリーヌも巧みに機体を駆って回避する。

「エニアグラム卿の部隊、敵部隊と交戦中。戦況は互角。」
「頭を抑えられるのは、回避できましたな。」
「そう喜んではいられないぞ。これでラウンズは、後備えのアールストレイム卿
とガーシュイン卿のみ。本格的に我が部隊を潰しに来る。おそらく、ジェレミアが
な。」
「確かに…。」
 ゲレヒティカイト・ヴァルキュリエ隊を率いるヴァレンティーネは、彼女に合わせ
て調整されたランスロット・コンクエスターを与えられ、乗機としている。
「何があろうと、必ず殿下はお守りいたします。」
「期待させてもらおう。だが、ジェレミアの相手は、私がしなければなるまい。」
 操縦桿を握りなおしながら、軽く深呼吸する。
「敵部隊。接近してきます。ナイトギガフォートレスを確認!」
 アヴァロンのセシルから、通信が入る。
「ロヴェルとアティラリー隊は前に。全艦砲撃戦用意!!艦砲射撃20秒後に、
突撃する。」
「イエス、ユア・ハイネス!」
 スザクの部隊の全面に、ロヴェルとアティラリー隊が展開し、浮遊航空艦は
発射管にミサイルを装填し、砲撃の用意を進める。

 襲い掛かるミサイルを、エリファレットはエクターを駆り全てかわし、ハドロンキ
ャノンを発射する。
「機動性は、やはり向こうが上か…!」
 専用の重武装ナイトメアラモラックを駆るモニカは、重武装を活かしながら戦お
うとするが、エクターの機動性とエリファレットの操縦技術の前に、思うように戦
えないでいた。
「くっ!」
 胸部のバルカン砲を発射するが、エクターにはかすりもせず、MVPの一撃を
ブレイズルミナスで防ぐ。
 ハドロンライフルを持ち直し左手にMVSを手にして、ラモラックが突進してい
く。
「さすがに、これは防げない。」
 ハドロンライフルをかわしつつ、VARIS−CBでラモラックを牽制しようとする
が、全てかわされる。
「相手もラウンズだからね…。」
 MVPを構えて、ラモラックを迎え撃つ。
「モニカ。何故、シュナイゼルに寝返った?」
「先帝シャルルの治世では、ブリタニアに未来は無い。それが答え!」
 切り結んで、互いに態勢を整える。
「逆に貴方に問いたい!先帝シャルルの跡を継いだナナリー皇帝の夢物語が、
それ程、魅力的なのですか!?」
 モニカも帝国の名門、クルシェフスキー伯爵家の一族。
 国際政治にも明るい。
 弱肉強食が根本的な原理である国際政治で、強者が自制して平和を模索す
るというナナリーの考え方が現実的だとは考えられなかった。
 絶対的な強者が頂点に立ってこそ、平和が訪れる。
 それがモニカの出した結論である。
 だからこそ、シャルルの覇権主義に賛同していた。が、シュナイゼルからシ
ャルルが人の世の理から外れようとしている事を示され、悩みながらもシュナ
イゼルにつく事を選んだ。
「力ある者が、世界の調和の為に力を使う事を選べば、争いは減っていく!ゼ
ロにする事が不可能であっても、その道を歩む価値は充分にある!だから、私
はこの戦が終わった後は、その為に出来る事をする!阻むのならば、容赦はし
ない!」
『日本は独立した。叶わぬと思っていた夢が実現した。ならば、その先を見るこ
とも出来るはず。』
 極東事変前、EU戦線においてエリファレットは、日本とブリタニアの戦争が起
きない事を、心から願っていた。
 それから数年、ナイトオブラウンズの一員となり、日本が連邦エリアとなってか
らは、やがて独立する事を夢見るようになっていた。
 それが叶い、ナナリーのこれからの政策を聞いてからは、その為に全力を尽
くそうと誓っていた。
『だからこそ、この戦い、負けるわけにはいかない!』
 MVPを構え、エクターは突進する。

「砲撃開始!」
 スザクの命令が下り、砲撃が開始される。
 ロヴェルのハドロン砲にミサイル。アティラリー部隊の榴弾砲。各艦の艦砲が
一斉に発射される。
「応戦せよ。両翼部隊は計画通りに。」
 シュナイゼルが指示を出すと、カムランを中心とする部隊は、スザクの部隊へ
の砲撃を開始し、両翼の部隊は逆に前進し始めた。
「何!?」
 スーパーヴァリスをハドロンモードにして砲撃しながら、スザクは戦術パネル
に映ったシュナイゼル軍の動きを見て目を疑った。
「これは、我等を包囲するつもりか!?」
 星刻も軍を指揮しながら、シュナイゼル軍の動きを見て驚いていた。
 シュナイゼルの直属軍の一部が、中華連邦軍の動きを一時封じて、両翼部
隊は行動の自由を得ていた。
「狙いは本陣か!?」
 藤堂が、シュナイゼルの狙いを予測する。
「指揮系統が完全でない事を、逆手に取ったか。おそらく、両翼部隊には細か
な指示は与えられていないはず。簡単な指示を徹底させて本陣をつくのが狙い
か!」
 しかし、スザクは目前の部隊の迎撃の為に、動く事ができない状態だった。
「エセックスに緊急に打電しろ。コーネリアに指揮は任せる、とにかく持ちこたえ
るようにと。命令あるまで決して攻勢に出ないようにと。」
「イエス、ユア・ハイネス!」
 スザクは、アヴァロンのセシルに命令を出す。
「枢木スザク!!」
 ジェレミアの駆るジークフリートがニミュエ隊と共に、弾幕を張るロヴェルやア
ティラリーを撃破しながらランスロットを目指す。

「くっ!」
 ジークフリートに狙いを定めて、ハドロン砲を撃つが巨体に似合わぬ機動性
で全てかわされる。
「ナイトギガフォートレスに、砲撃を集中しろ!」
 ヴァレーリアが麾下のロヴェルとアティラリー部隊に、砲撃を指示する。
 砲火がジークフリートに集中し、爆散するかと思われた。
「馬鹿な!!無傷だと!?」
 巨体を独楽のように回転させた、ジークフリートには傷一つ無かった。

「そんな…。ハドロン砲が通用しないなんて…。」
「電磁装甲だね。部分的だけど…。」
 驚くセシルに対し、ロイドは眼鏡を外し静かに解答を導き出している。
「ですが、あれはまだ…。」
「そう。まだ実験室レベルを出ていないはず…。トモロだね…。あそこは前々か
ら何をしているか解らない所だったけど、ああいう事をしていたわけか…。」
 装甲の表面に電磁場を形成して、発生したローレンツ力で攻撃を防ぐ電磁装
甲は、ナイトメアの装甲として研究が進められていたが、膨大なエナジーを必要
とするなど難題が山積みで未だ日の目を見ていなかった。
「しかし、あれだけの機体を飛行させるフロートシステムを装備して、何故!?」
「そう。そこが解らない所だね…。」
 目を細めて、ロイドは考え始める。
「セシル君。ちょっと調べてくれないかな?」

「両翼部隊。予定通りでございます。」
「よし、しばらくはこれでいい。」
 右翼部隊を率いるアンドレフ、左翼部隊を率いるデニーキンには、直進して連
合軍本陣をひたすら攻め立てるように指示を出している。他に何も指示していな
かった。
 指揮系統の面で不安を抱えている事は、シュナイゼルも承知している。
 複雑な指示を出しては、部隊間の連携に問題が生じる。ならば、単純な指示
で動かす状況を作り出す。
 これが、シュナイゼルの策だった。
 おそらく先陣になるスザクを、ジェレミアを中心とした部隊で押さえ込み、その
隙に本陣を包囲する。
 現在はどうにか、シュナイゼルの思惑通りに事は運んでいた。
『どうにかなったな。後は、フレイヤでチェックを掛けるだけだ。』
「フレイヤ発射準備。」
「イエス、ユア・マジェスティ。」

「枢木スザク!ルルーシュ様の仇、ここで討たせてもらう!!」
 スラッシュハーケンが紅く染まる。
 ペンドラゴンを占領した後、ジークフリードは改装されてスラッシュハーケンは
MVSに換装されていた。
 襲い掛かる巨大なスラッシュハーケンを、ランスロットの刀身が青い長剣が斬
り裂く。
 アロンダイト。
 ロイドが、太陽炉を搭載するランスロット・アルビオン専用に開発したMVSの
発展型で、斬れ味はMVSのそれを大きく上回る。
「おのれ!!」
 ジークフリートのシュタルケハドロン砲が発射される。
「全軍、散開!!巻き込まれるぞ!」
 スザクの指示で部隊が散開する。
「よし。散開した部隊に砲撃を加えろ。」
 シュナイゼルの指示で砲撃が加えられる。
「スザク殿。敵本隊の足止めはこちらで引き受ける。ジークフリートを一刻も早
く。」
「星刻殿。頼みます。直属部隊で敵の攻撃に対処します。側面から攻撃をお願
いいたします。」
「承知した。」
 通信が切れると同時に、ニミュエ隊がハドロン砲を撃ちながら突撃してきた。
「こいつら。」
 紅蓮の輻射波動弾がニミュエを捉えるかと思ったが、回避された。
「気をつけろ。今までの敵とは、訳が違う。さすがにシュナイゼルの直属部隊。」
 藤堂が斬月を駆り、一騎を斬る。
「3機一組で当たれ、単騎で戦おうとするな!」
 カレンが零番隊に指示を出す。
「本陣は…。」
 スザクは戦術パネルで、本陣の戦況を確認する。

「うろたえるな!数においてはわが方が有利だ。落ち着け!!」
 エセックスで、コーネリアは本陣の指揮を執っていた。
『何というしぶとさだ…。』
 連合軍の陣形は雲龍の陣だが、本陣の守りはより堅固になっている。
 堅固な円陣を敷いている連合軍本陣を襲ったシュナイゼル軍は、本陣の両翼
に配置されていた、アーニャとクローディアの部隊の攻撃を受けながら、幾度も
態勢を立て直し、本陣に突撃してくる。
「右翼に、再び敵が突撃してきます!」
「エルガー隊を救援に出せ!アールストレイム卿は?」
「逐次攻撃を加えていますが、敵は攻撃の手を緩めません。」
『ただ、遮二無二突撃することだけを、命じているか…。兵の練度は同様なだけ
に、死兵になられると始末が悪い。』
 本音を言えば、自らも専用ナイトメアイゾルデを駆り、戦場に出たい所では
あるが、ナナリーの傍にいなければならないのが、今のコーネリアである。
「陛下。大丈夫でございますか?」
 戦場に出るのは初めてで、奇跡的に開いたその目で戦場の有様を見続けるナ
ナリーを、コーネリアは案じていた。
「私は大丈夫です。気にせずとも構いません。」
 少し笑いながら答えると、厳しい視線で戦術パネルを見続ける。
『さすがは、マリアンヌ様の血を引いているだけある…。』
 15歳の少女とは思えぬ振る舞いに、コーネリアはマリアンヌの面影を見て
いた。

「本陣の指揮を執っているのは、コーネリアか。粘り強い…。」
「両翼には、ラウンズもいます。攻めあぐねているようです。」
 戦術パネルを見ながら、シュナイゼルとカノンは言葉を交わす。
「いずれにせよ。スザクの部隊を潰せば、敵は要を失う。それで終わりにすると
しよう。」
「それがよろしいかと、存じます。」

『敵陣に、細いが道が作られ始めている?』
 戦術パネルを見ていたスザクは、カムランの前面に細い道が出来始めている
事を、見抜いた。
 浮遊航空艦一隻を、仕留めた星刻も気づいていた。
『できれば、通信を入れたいが…。』
 傍受された場合、フレイヤに対するカードを失いかねない。
 それを考慮して、星刻はスザクに通信を入れなかった。
『スザク殿なら、解っていよう…。』
 すれ違い様に、シュナイゼル軍のウォードを斬りながら星刻はそう考えて、自
軍の指揮に専念することにした。

「ランスロットから緊急暗号通信。「準備せよ」以上です。」
「アレクサンドルに、暗号通信を。」
「イエス、マイ・ロード。」
「これで、大丈夫だね〜。」
 眼鏡をつけ、ロイドはいつもの口調に戻る。
「ロイドさん。まだ、成功したわけじゃありませんよ。」
「この手の作戦で、僕、失敗したの見たこと無いからね〜。持つべきは奇策が
得意な上官だね〜。」

「準備完了いたしました。」
「そのまま待機。アレクサンドルは浮上用意。」
「イエス、マイ・ロード。」
『後は、スザクの命令が何時出るか…。』
「まるで、成功を確信しているようだな。まだ戦いに勝利したわけではないし、
相手はあのシュナイゼルだぞ。なるほど、お前達が組めばできない事は無いと
いうことか…。」
 ガヘリスのコックピットで、C.C.はルルーシュと会話をしながら微笑んでい
た。

「ルルーシュの罪には触れないのか!?ユフィを殺し、多くの日本人を殺したル
ルーシュの罪には!?」
「全ては、ギアスの罪!!ルルーシュ様も、亡きユーフェミア殿下も、ギアスに
よって殺された!そのギアスの元凶は先帝シャルル!!先帝を打倒したシュ
ナイゼル陛下に歯向かう者は、一人残らず、我が敵!!」
「ギアスを己が意志で使ったのはルルーシュ!!何故、それが解らない!?」
『どういう事だ!?ジェレミアはこんな人間だったか?』
 今、戦っているジェレミアの言動に、スザクは疑問を抱いていた。
『まるで盲信。いや、狂信と言ったほうが適切…。そういう事か…。』
 今のジェレミアの状態を、スザクはある程度理解した。

「ランスロットとあそこまでやりあうとはね〜。フロートユニットの出力もかなりの
物だね〜。セシル君。どう?」
「ロイドさんの予想通りです。」
「ニーナ君だね。」
 ジークフリートを調べ続けているうちに、小規模だが核分裂らしきエネルギー
反応を確認していた。
「フレイヤの理論を応用して、核分裂でエネルギーを発生させてコンデンサー
に蓄積。エナジーフィラー代わりにするか。まさか当たるとはね。」
 大学で核物理学を学びながら、ニーナは幾つかの論文を発表していた。
 ロイドも太陽炉を開発する傍らそれを目にしており、そこからジークフリー
トの動力源を予想した。
「大丈夫でしょうか…?」
「持久戦になれば、ランスロットの方が有利だよ。第一、あの理論じゃそんなに
長続きしないからね。」
 そう言って、ランスロットとジークフリートの戦いに視線を戻した。

「私は今度こそ、皇室への忠義を尽くす!!それが、マリアンヌ様をお守りでき
なかった私の贖罪!!故に、死ぬがいい!!」
 大量に発射されるミサイルを全てかわし、エナジーウイングからエネルギー
の矢を発射する。
「効かぬわ!!」
 ジークフリートは独楽のように回転し、ランスロットの攻撃を全て防ぐ。
『そろそろか…。』
 戦術パネルを見ながら、シュナイゼルの本陣と前線の間に細い道が出来た
のを確認していた。
「クープラン中佐。作戦開始の暗号通信です。」
「始めろ…。」
「イエス、マイ・ロード。作戦開始。」

「これは…。」
「どうした?」
 驚きの表情を見せるオペレーターに、カノンが尋ねる。
「高エネルギー反応を確認!!」
「位置は、真下です!!来ます!!」
 海面から巨大な水柱が立ち、カムランと周辺の艦を揺さぶる。
「うろたえるな。態勢を立て直せ!!」
 カムランの艦長、マクシミリアン・ローレンス大佐が操艦指示を出す。
「陛下。お怪我は?」
「余は大丈夫だ。向こうも勝負に出てきたらしい。フレイヤ発射だ。急いでく
れ。」
「イエス、ユア・マジェスティ。」
「さらに、浮上してくる艦があります!!敵です!」
「焦るな。たかが1艦、どうという事は無い。」
 カノンがオペレーターを叱責する。
 そして、艦首を上げて浮上してくる、アレクサンドルがモニターに映る。

「カムランに開放された発射口を確認。フレイヤの発射口と思われます。」
「カムランのブレイズルミナス解析終了。カタログスペックよりさらに強化されて
いますが、問題ありません。」
「ガヘリスへのエナジー供給ライン。問題ありません。」
「では、仕上げといこうか。」
 現在、C.C.が指揮しているカールレオン級浮遊航空艦アレクサンドルは、こ
の戦いの為に改装されて、ガヘリスへのエナジーを供給する特殊な艦になって
いる。
 さらにドルイドシステムを応用した解析装置が搭載されて、ブレイズルミナスの
出力解析も可能である。
「前方の艦より高エネルギー反応。ナイトメアがハドロン砲を発射する模様。」
「あれは、ガヘリス…。」
 モニターにガヘリスが映った瞬間、エナジーの供給を受けたガヘリスのハド
ロン砲が発射された。
「緊急回避!」
「駄目です!間に合いません!!」
 ローレンスが指示を出すがハドロン砲はカムランを捉える。

「博士。ここをお離れ下さい!急いで!!」
 フレイアの調整を担当する技術士官が、ニーナに避難を促す。
「何でよ!もう少しで、もう少しでユーフェミア様の仇が討てるのよ!何で逃げな
ければならないの!?」
 半ば狂乱した表情でニーナが叫ぶ。
「この場を離れなければ、仇を討つ事もできま…。」
 言葉の途中でガヘリスのハドロン砲が、フレイヤの発射機構及び周辺部を薙
ぎ払った。
『嘘…。どうして、何で…。』
 ハドロン砲の奔流の中で、ニーナは自分が死ぬ事を理解しながらも、何故こ
のようになったのかを理解できないでいた。
「ユーフェミア様…。」
 それが、ニーナのこの世で最後の言葉だった。

「フレイヤ発射機構部及び、周辺区画大破!!フレイヤ使用不能!!」
「消火は不可能です!!」
「ブロックを切り離せ!これ以上被害を広げるな!!」
 フレイヤ発射機構はユニット式になっている為、艦体から切り離す事が可能だ
った。

「老朽化した潜水艦に、廃棄予定のナイトメアから取り出したサクラダイトを積み
込めるだけ積み込んで、敵の真下で自爆させて態勢を崩すと同時に、フレイヤ
を撃たせる状況を作って、アレクサンドルからエネルギーを供給されるガヘリス
のハドロン砲で撃破。いや〜、うまくいったね〜。」
「ナイトメアの主戦場が、空に移った事を逆手に取った策。しかも探知されない
ように、全艦にバッフルズ用のポリマーで艦体を覆わせる。言葉にすれば簡単
ですけど、ここまで大規模で入念な準備をして実行に移す人間はそういないで
しょうね。」
 ロイドは喜んで、セシルはスザクの作戦立案能力の高さを改めて思い知った。

「やってくれたね…。」
 シュナイゼルが険しい表情になる。
 フロートユニットの普及でナイトメアの空中が主戦場になっていくにつれて、ブ
リタニア軍も海軍は縮小傾向にあり、水中用ナイトメアや海上艦等の運用は忘
れ去られつつあった。
 シュナイゼルも、空中でのナイトメア戦に思考が集中しがちで、海上戦力の活
用はほとんど考えていなかった。
 そこをスザクは突いた。
「時として、正攻法が奇襲になるか…。油断だな…。」
 苦々しい口調で、シュナイゼルは自嘲した。
「陛下、カムランのその他の区画には損害はありません。」
『敵本陣を抑える事に成功している。その間に、彼を討つ。通常戦闘でこうなる
のは避けたかったが、是非もあるまい。』
 ローレンスの報告に頷きながら、シュナイゼルは戦術を決める。
「クリムトとツェムリンスキーに打電。中華連邦軍を何としても抑えよ。アンダー
ソンは予備部隊を全て率いて、ジェレミアに加勢。アンドレフとデニーキンは現
状を一秒でも維持せよ。メルヴィルとモンゴメリーは別命あるまで待機。」
「しかし、それでは本陣が手薄になります。」
「もう、そんな事を言っている場合ではないよ。」
 カノンにそう言い、シュナイゼルは額に僅かに汗を滲ませていた。

『さらに部隊を投入してきたか。だが、後方に控えている部隊がある。という事
は…。』
 ジークフリートと戦いながら、スザクはシュナイゼルの戦術を考えていた。
『そういう事か…。こちらへの圧力を強めて乱戦状態になれば、斑鳩のハドロ
ン砲もそう簡単には使えない。相も変わらず抜け目が無い。切り札のフレイヤ
を潰したとは言え、やはりそれでは勝負がつかないか…。』
 アンダーソンの部隊がジェレミアに加勢したことで、スザクの直属部隊に対
する圧力は更に強まり、自由な行動を封じられつつあった。
 少しして、ランスロットに暗号通信が送られる。
『成る程、そういう事か…。これならば、ジークフリートを何とかできる。』
 スザクは戦術を組み立て始めた。
『少々きついが、やむを得ない…。』
 スザクは、戦術を暗号通信でアヴァロンに送る。
 それを、アヴァロンでさらに複雑な暗号通信に変換されて、第一陣と第二陣、
そしてエセックスに送られる。
『そろそろ、決めさせてもらおう。』
 スザクは、ジークフリートに向かう。

後書き
いよいよ、シュナイゼルとスザクの直接対決です。
戦況の推移の元ネタは、戦国大名の島津家の釣野伏せに、大阪夏の陣の最
終局面での真田幸村の戦術を参考にしています。
この戦いでは、始めからシュナイゼルは思惑を崩される形になっています。
正攻法でスザクが攻めるなら、一気に敵陣を突き破るのが普通です。
例えるならば、三方が原の戦いです。
武田軍より兵力が劣るのにも関わらず、鶴翼の陣を敷いた家康は命からがら
逃げ延びるという、大惨敗を喫しています。
シュナイゼルはそれを逆手に取り、スザクを討ち戦いを楽に進めるつもりでした
が、それは失敗に終わっています。
フレイヤを使おうとしても、海上戦力を活用しての奇策にそれも阻まれてしまい
ました。
ジークフリートの動力源については、ギアスの世界では一般化していない内燃
機関の原理とフレイヤを混ぜ合わせて考えました。

次回AFTER TURN28 黄昏 へ
いよいよ決着がつく両軍の戦い。
しかし、それで終幕とはいきません。

ブログ村のランキングに参加しております。
来てくださった方は、よろしければクリックをお願いいたします。
励みになりますので。
にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ

相互リンクはいつでも大歓迎です。
リンクをしてくださる方は、コメント欄にお書き下さい。
リンクの設定をした後に、お知らせします。

目次へ戻る。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 8
面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんわ凪です。
モニカにもエクターにもジノにもそれぞれの正義がある。
人間の底を知る者として、ナナリーの正義が通るとは思えない。敗れた正義はすなわち悪。
ならば勝たなければ、なんとしても。
混戦の中、スザクの判断力を信じてあえて通信を送らない星刻。
おそらく、そのことで将来スザクが星刻を攻めることは無い。
ロシアの将校が出張ってきていないようですけど今回は様子見ですか。
それではいづれの楽しみにか、更新をゆっくりお待ちいたしております。

2009/04/30 22:18
凪さん。
コメントありがとうございます。

>敗れた正義はすなわち悪
 国際社会の非情な現実ですよね。
 正しいから勝つのではなく。
 勝つから正しい。
 だからこそ、負けられない。

>スザクの判断力を信じてあえて通信を送らない
 星刻。
 名将は名将を知る。
 戦況を注視しているのは、スザクもまた同じ。
 そして、連絡する事のデメリットも、知ってい
 る。
 この判断がある意味戦局を変える事に、多大に
 貢献したかなと、書きながら考えていました。

>今回は様子見ですか
 こちらはこちらで、やることがありますので動
 いていません。
CIC担当
2009/05/03 14:06
初めまして
[もしかすると二度目かもしれませんが]
火消しと申します


コードギアスの二次創作
読ませていただきました


この話でのニーナを見て
[マオとニーナは同種の想いを抱いて
 行動していた]
と考えました


C.C.に対する純粋な愛
ユフィに対する崇拝

前者はマオを後者はニーナを
狂気・妄執へ誘った
そうしてマオは
C.C.を独占するために行動
果てはC.C.自らの手によって死亡
ニーナは
ユフィの仇を討とうと
フレイアを産み出した


二人の想いは純粋
故に自らが愛する者を
穢す全てを拒絶した


二人が何をしたんでしょう?
唯々…自らの愛に忠実であっただけ…
それでも世界は彼らを弾き出します


[CIC担当]様は
どうお考えでしょうか?
よろしければこちらのコメントに
お返事をお願いします




失礼しました
火消し
2009/11/08 14:20
火消しさん。
コメントありがとうございます。

>二人の想いは純粋
 故に自らが愛する者を
 穢す全てを拒絶した

 二人が何をしたんでしょう?
 唯々…自らの愛に忠実であっただけ…
 それでも世界は彼らを弾き出します

 マオとニーナがした事についての私の考え
 ですが。
 世界が2人を弾いたというより、2人が世
 界を拒絶したと考えています。

 孤独だったマオにとって自分の世界とは、
 C.C.が傍らにいる世界。
 しかし、C.C.はるルーシュといる事を
 選んだ。
 ニーナが望んだ世界は、ユフィという暖か
 い光を地上に降り注ぐ太陽が、存在する世
 界。
 しかし、ユフィは天に召されてしまいまし
 た。
 
 それでも、2人は生きているわけです。
 たとえ、自分が望んだのとは違う世界であ
 ろうとも。
 しかし、2人はその世界に価値を見出さな
 かったように思えます。

 そして、マオは死に。
 私の二次小説のニーナも、戦いの中で一生
 を終えます。
 2人とも、他に生き方があったはず。

 しかし、純粋な想い故にそれを選ぶことが
 できなかった。
 そう考えています。
CIC担当
2009/11/09 22:58

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
ブログランキング・にほんブログ村へ
コードギアス二次小説 AFTER TURN27 激闘 の 空 cogito,ergo sum/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる