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<<   作成日時 : 2008/11/23 23:54   >>

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サブプライムローンに端を発し、米大手証券会社リーマンブラザーズの破綻も
重なり、世界は同時株安になっています。
その影響は、言うまでもなく、景気に影響を与え、企業の倒産、派遣社員の契
約解除等、雇用にも影を落としています。

こういう状況でありながら、この国の失業者に対するセーフティーネットは、機
能していると言えるのでしょうか?
今までにも雇用対策として、若者に対する就業支援策等も講じられてきました
が、効果があったとはあまり言えないでしょう。

さらに、小泉改革の規制緩和によって、急速に派遣労働者が増えました。
しかし、その大部分が、働く貧困層。いわゆるワーキングプアと呼ばれる人た
ちです。
常に、仕事があるわけでもなく、必要がなければ簡単に切り捨てられてしまい
ます。
さらに、法律で派遣期間には制限があり、これを超えて雇用するには正社員と
して雇用しなければならないのにもかかわらず、正社員になる事は、まず無理
なのが現状です。

最初から派遣を選んだ事が悪いと言う方もいらっしゃいますが、現在の日本で
は、学校を卒業しても正社員になる事も困難で、卒業してすぐに、派遣等の非
正規雇用で働かざるを得ないケースが多いのもまた事実です。
そして、会社が倒産して、一旦失業してしまえば、再就職はおぼつかず、収入
を得るために、非正規雇用で職を得て働かざるを得ない。
「自己責任」と言う言葉が小泉改革以来飛び交っていますが、このような人た
ちの現状を自己責任の言葉で片付けてよいのでしょうか?
本来ならば、失業保険や雇用対策等のセーフティーネットは、ワーキングプア
にならない為にあるのではないでしょうか?
ですが、一旦ワーキングプアになってしまったら、そこから抜け出す事は困難
です。

最近、国会でも議題に上がった日雇い労働の質疑応答を見ても、非正規雇用か
ら、正規雇用に移る事を促す事に対する、政府の動きは活発とはいいがたいと
考えます。
実際、日雇い派遣は原則禁止になる事が決定しても、従来の登録型派遣は継
続されます。
にも、関わらず正規雇用を促進する政策に関しては言及されていません。
派遣法を企業が遵守しているかどうかのチェック機能の強化も、発表されてい
ません。
これでは、セーフティーネットが整備されているとは言えないでしょう。

いつ企業が倒産するかわからない。
いつリストラされるかわからない。
いつ非正規雇用で働くようになるか、解らない。
現在の日本で生まれた貧困は、今まで私達が考えていた貧困とは違い、誰にと
っても非常に身近な貧困です。

従来とは違う現在の日本の貧困。これを無くす為には、私達が問題に目を向け
て、改善を訴え続ける必要があると考えます。

テーマ:「セーフティネットなき社会に私たちは・・・」
講師:湯浅 誠さん
  (NPO法人もやい事務局長、反貧困ネットワーク事務局長)
日時:12月3日(水)
   午後6:30開場
場所:埼玉県桶川市文学館ホール(JR高崎線桶川駅から徒歩3分で
    す。)
問合せ先:主催している桶川・子育てと教育を語る会の方です。
永野さん:048−786−8220

今回の講演の講師の湯浅誠さんは、今の日本の貧困について、失業された方
や、ホームレス、ネットカフェ難民の方達の支援活動をなさっている、NPO法人
もやいの事務局長を務められており、貧困に関する本の執筆もなさっている方
です。
非常に興味深いお話をしていただけますので、興味のある方は是非いらっしゃ
ってください。

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